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逆賊‐民の英雄ホン・ギルドン- DVD-SET2 |
クリエーター情報なし | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
レビュー一覧は、こちらから。
怪力童子のギルドンは、傷の治りが早いのですが、やはりこの時の傷は相当な深手だったようで。
ガリョンの傍で意識を失っているのを、ギルヒョンが見つけ、手当てしました。
ホン僉知や香州牧の民も、相当な数の負傷者を出しました。
燕山君たちに置き去りにされたところを捕まったオンナンたちは、香州牧で人々の治療の手伝いをすることになりました。
宮中でびくびくしながら生きて行くより、ここの方がのびのびとできると、結局、オンナンはオリニと一緒に生きる事にしました。
でも、ウォラメだけは、宮中に戻りました。
ノクスを一人にする気にはならなかったのです。
戻ってきたウォラメを、ノクスは涙で迎えました。
香州牧での敗走を、世間に知られないようにしていたにもかかわらず、噂はあっという間に民の間に広まりました。
ホン僉知が民の後ろ盾となっていたらしい・・・とね。
そして、官軍が民に負ける等と言う信じられない光景を目の当たりにした重臣たちも、大きく動揺していました。
燕山君は、夜毎うなされていました。
民のあの雄たけびや歌声、響く足音が自分を追って来ました。
夢かと思いました。
でも、それが実際に起った事だと気付くと、彼の精神は一気に崩壊していったのです。
スハクとパク氏は、今回の責任をとらされ、にまで落とされてしまいました。
パク氏は、あまりにもショックで、倒れてしまいましたよ。
処刑されてしまった方が、まだプライドを守れたでしょうね。
そして、やっと、やっとガリョンの意識が戻りました。
手に、何かがぽとぽとと落ちたのに気付いたら、ガリョンの涙だったのです。
ギルドン、夢かと思いました。
でも、ガリョンの手が頬に触れ、自分の手でガリョンの頬に触れ、それが現実だと気付きました。
固く固く抱きしめ合いました。
モリは一人山小屋に潜んでいました。
見つけたのは薬草取りをしていたオンナン。
かなり負傷しているようです。オンナンは、誰にも話しませんでした。
燕山君は香州牧を焼き払ってしまえと命令しました。
香州牧の民は、また戦いが繰り返されるのかと、不安でたまりません。
王が、彼ら民は逆賊ではないと認めてくれる事だけが解決方法です。
「王の心を変える必要はない。王を替えればいい。」
ギルドンが言いました。
人々が思いもよらなかった事です。でも、彼らに残されているのは、それしかないと思ったようです。
ガリョンはそんなギルドンに、少々恐れを抱いたようです。
今までとは違う面を見た気になったのかもしれません。
ソン・ドファンは、言動が狂気じみていく燕山君を見て、それでもなお守らなければと最初は思ったようです。
で、平城君を動かして、ギルドンたちを退けようと考えました。
このままでは騒動は大きくなるばかりなので、誰か一人を差し出してくれれば、ギルドンたちを国外に出してやる・・・なんてね。
ギルドンたちからすると、そっちは負けたでしょって感じでしょうよ。
香州牧の民が立ち上がれば、国中の民がそれに続くだろう・・・と民は言っていると。
そして、そうなったら、王だけではなく、その周囲の者たちの責任も問われることになる・・・と。
「生き伸びる道を教えましょう。あなたたちの手で王をすげ替えるのです。」
重臣たちも動揺しはじめました。
燕山君に処罰された両班たちが、反対派勢力として動き始めたからです。
このまま手をこまねいていたら、自分たちも燕山君と共に責任を追及されてしまう・・・とね。
切羽詰まった彼らは、燕山君に危機を報告しようとしたのですが、当の燕山君は歌舞に明けくれ、政治の話など切りだせる状況じゃありません。
平城君は、呆れて立ち尽くしてしまいました。
もう終わりだと思ったでしょう。
ギルドンの言ったように、自分たちの手で王を替えるしかないのではと思ったでしょうね。
で、ソン・ドファンに相談に行きました。
ソン・ドファンは、成功するか否かは、ギルドンにかかっていると言いました。
民心を得られれば、王の廃位は成功するが、それはギルドンの動き次第だ・・・とね。
平城君はギルドンに協力を求めました。
最初、ギルドンが廃位を言いだした時は、声を荒げた平城君も、このままでは国が滅びると感じたのでしょう。
廃位しか方法は無いと思うようになっていました。
ギルドンは言いました。
「決行の日、民は力を貸すでしょう。でも、忘れないでください。我々が見ています。」
表だって自分たちは動かないと言う事ですよね。重臣たちの手で動け・・・そして、どう動くかを自分たちが見ていると。
事は一気に進みました。
燕山君の治世に皆が嫌気がさしていたのです。
味方をする者は、ノクスとウォラメ、内官のジャウォンのみ。
反乱を起こすぞという矢文が射かけられた途端、内官、女官、宮中に仕える者たちの殆どが我先に逃げ出してしまったのです。
平城君たちが玉璽を差し出すよう押しかけた時、彼らの前に立ちふさがったのは、ジャウォンだけ。
ノクスが開いた最後の宴席で、燕山君は呆然とその要求を聞きました。
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