やはり此処へ帰ってくるのか...5回目の明神平
ヤマレコetcでも紅葉の見頃は既に終演を迎えているとの事...
ここ最近の忙しさでベストタイミングを逃してしまったのは悔しい限りだったが
まぁそれなりに(笑)秋の端っこを味わえた山歩きとなりました
レポ...
林道終点の気温7℃
膝下CW-Xを履いた上にモンベルのリッジラインパンツ
春夏用薄手だけに大腿が冷たくて、レインウェア下を重ね着
土日の混雑とは裏腹に車はたった1台のみ
ゲート6:44
9/23って1か月前やんっ!
なんだかなぁ...と”阿藤快”化しつつ、普段あまり付けないベルを括り付ける
林道 崩壊してますが通行には問題なし
渡渉、梯子と変化に富んだルートを辿り、明神滝ビュースポット7:56
唯一の危険箇所も丸田橋が設置されていました
有難いことです
終演なりの紅葉の美しさもそこかしこに残っています
自然の色ってやっぱり落ち着きますね
水場8:31
ちょろちょろですが流れているだけで安心します(笑)
明神平8:40着
てんきとくらしでは登山指数は10m程度の風でCとなっていた
雨のCなら間違いなく中止するのだが、晴れマーク!
逆に風が雲を飛ばしてくれてクリアな視界 期待できるんじゃないか...
...なんて能天気な予想も見事に覆され(笑)冷たい北風が吹き
空もクッキリしない
天理大学あしび山荘の陰で、風をやり過ごしつつ小休止
そんな空模様でも二張りのテン泊の方々も...
後方は薊岳
桧塚へ行く予定でしたが登山口の掲示板を見て弱音の虫が...
わざわざ熊のテリトリーに侵入するのもなんとなくリスキー
桧塚なんて特に風の通り道だし、ここは判断で以前から行きたかった薊岳へ変更
三ツ塚分岐9:09
前山ゲレンデから眺める水無山・国見山もどんより霞んでいた
気持ちの良いカエデやブナの尾根道を進みます
根っこを剥がして遊んでみたり(笑)...
さくさくと踏みしめる落ち葉が何とも言えず心地いい...
数㌔とは大袈裟かもしれないが四方数百メートルに自分一人しかいない状況に
不安が無いと言えば嘘になる
ただそんなシチュエーションを楽しんでいるのも事実...
「孤独」だけど「寂しさ」は一切無いと断言できるのである(笑)
さて本題に戻ろう(笑)
薊岳へはアップダウンはあるものの全体的に下り基調
テープもあれば踏み後もそこそこあり迷うことはない
でも初見のコースっておしなべて長く感じますね
三ツ塚分岐から1時間10分で漸く薊岳1406m 10:21
山頂はこじんまりとした岩峰で、眺望はすこぶる良く
北部台高山脈のほとんど大峰山、遠く金剛・葛城山系までも見渡せる...らしいです(笑)
はい...曇天なんでどこを切り取ってものっぺりなので
モノクロでお茶を濁すしかないのです(笑)
シャクナゲでしょうか...
4-5月頃かな 見頃は...
小休止の後 明神平へ踵を返す
登り返しに一汗二汗も掻かされたが
途中の二重山稜が、ことのほか素晴らしかった
鞍部にテントでも張りたいなぁと感じたエリアだった
11:49前山
晴れマークは一体何処へ行ったのだ(笑)
一つテントは撤収されていた
ポールが前室に転がっていたのでおそらくお休み中であろう...
再び北風を避けるべく小屋横で昼飯
食事中の先客ハイカーさんにご挨拶し、隣でラーメンとおにぎりで腹を満たす
聞けば生憎の天気だし、ここで撤退されるという
両膝にサポーター巻いて歩かれていましたが
なかなかお元気な熟年ご夫婦
”うちもああなりたいなぁ...”なんて感じながら眺めていました
さて下山するとしよう...
数時間で顕著に紅葉が進むとは考えにくいが
朝気づかなかった色づきが嘘のように目を楽しませてくれた
標高を下げるごとにグラデーションが淡くなるさまが愉しい...
明神滝13:33
5回来れば5回表情が違う
やはり僕はここが好きだ...
テント担いでまた帰ってくるよ... じゃぁ また...
奥深く、それでいて優しい・・・うまいこと云うね^^v
たおやかな山容に魅了されています。
北八ヶ岳の森歩きに何となく雰囲気が近くて、足繁く通っているんです^^
薊岳から引き返さず周回コースもあるようですよ。
いやほんと物思いに耽る山歩き・・・その通りです!
おかげで根っこに足を取られ2回コケました(笑)
冬のスノーシュートレッキングもお薦めですよ 是非^^v
幾層にも重なる落ち葉の下はどうなっているのだろうと
ミニスコップで剥がしてみると、養分たっぷりの黒々した土が現れちょっと感動しました。
え?何故落ち葉払ったかって?
雉撃ちですよ 雉撃ち(笑)
奥深く、それでいて優しい山という感じですね
登りと下りで同じ道を歩いていても、目に入ってくる景色が違うっていうのは よく分かります!
この時期の山は一人物想いに耽りながら山行するには最適だったのではないでしょうか?
落葉しつくした分、赤や黄色で一面敷き詰められた絨毯もなかなかいいもんですな~♪
イマイチな空模様、同じ山でもそれも表情を変えてくれる要因のひとつですね。