【アミンさん労災闘争】裁判証人尋問の報告
アミンさんは真実を証言!会社はうそをつくな!
アミンさんは真実を証言!会社はうそをつくな!
全国一般東京東部労組の組合員でパキスタン人労働者のアミン・モハマッドさん(通名:山下亜民さん)が訴えた労災隠しの裁判の証人尋問が9月18日に東京地裁で開かれ、法廷には東部労組各支部や友好労組の仲間が多く支援の傍聴に駆けつけました。
この裁判は、アミンさんが2019年7月にゼネコンのピーエス・コンストラクション(ピーエス三菱から社名変更)が施工主をつとめる足立区内のマンション建設現場で働いていた際に労災でけがをしたにもかかわらず、同社と下請会社のナガシマ、直接の雇い主である孫請会社の彩が労災隠しを行ってきたため、この3社に安全配慮義務違反にもとづく損害賠償を求めたものです。
この日の法廷では、労災が起きた当日アミンさんと一緒に働いていた会社側証人2人と原告のアミンさん、被告会社のうち彩の社長への尋問が午前10時から昼休憩をはさみながら午後4時までの長時間実施されました。
アミンさんは尋問で労災が当日発生した状況や会社の安全対策の不備をくわしく説明したうえで、「けがをして痛いを思いをしたのに、なぜ社長は信用しないのか」と怒りをこめて訴えました。一方、会社側証人らや社長に対する組合側の玉木一成弁護士による反対尋問では、会社の対応や証言が矛盾だらけで労災隠しを組織的に企んでいたことがいっそう明らかになりました。
この日の尋問を通して、いかにアミンさんが一貫して真実を述べてきたか、いかに会社が虚偽を重ねているかがはっきりしました。アミンさんは支援の仲間に傍聴への御礼を述べた後、玉木弁護士とともに裁判所前でVサインを示して勝利への決意を表しました【写真】。
労災があったことをなかったことにはできません。それができると考えている会社側の対応は外国人労働者への差別にもとづくものです。日本の労働者・労働組合はよってたかってアミンさんの真実を明らかにする闘いを支え勝利させましょう!