NHK教育テレビでの10回にわたる講義が話題となり、内容が政治哲学というかたいものであるが本書はベストセラーとなった。
かたいといっても、哲学理論が続くのではなく、過去に起きた事件を題材にして、その事件の当事者はどのようにすべきであったのかをある政治哲学から導かれる結論が紹介され、その結論の妥当性が検討されている。
著者は本書の目的として、読者が「正義に関する自分自身の見解を批判的に検討」(43頁)することをあげている。
本書は10代から20代の若い人に読んでもらいたい。
かたいといっても、哲学理論が続くのではなく、過去に起きた事件を題材にして、その事件の当事者はどのようにすべきであったのかをある政治哲学から導かれる結論が紹介され、その結論の妥当性が検討されている。
著者は本書の目的として、読者が「正義に関する自分自身の見解を批判的に検討」(43頁)することをあげている。
本書は10代から20代の若い人に読んでもらいたい。