2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 海老坂武著 『加藤周一 二十世紀を問う』(岩波新書)

2013-04-30 23:59:19 | 読書
本書の意図するところは、「(加藤周一さんの)歩みの全体を辿ること」(iページ)である。また、海老坂さんは「この本が、加藤周一を新しく読み始めることへ、あるいはもう一度読むことへの、多少の誘いとなれば幸い」(ivページ)という。本書は、確かに一度読んだことのある人にとっては、再度読み直しをしたくなるだろうが、加藤周一さんの文章を読んだことがない人にとっては、わからないことが多く厳しいのではないだろうか。
加藤周一さんの著作を読んだことがない人に対する私のオススメは、『夕陽妄語』の比較的短い文章を読み、興味を持ったら、本書を読むということです。
なお、海老坂さんは、加藤周一さんの文章を批判すべきところは批判されている。加藤さんの文章に対する批判を見たことがなかったので、新鮮さを感じた。
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