昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第13戦~第17戦(81新春ジャイアントS)

2013年01月12日 19時45分50秒 | '81全日本プロレス

第13戦 1月18日(日)東京・後楽園ホール 観衆3400人
G馬場・3000試合連続出場突破記念試合・第1弾
AWA世界ヘビー級&PWFヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャイアント馬場(1-1)バーン・ガニア
①ガニア(14分55秒スリーパーホールド)
ガニアは、ドロップキック2連発から馬場の背中に飛びつくようにしてスリーパーホールドを決め先制。
②馬場(3分58秒片エビ固め)
馬場は、ガニアのドロップキックを叩き落して河津落とし(カウント2)。続けてロープに振って16文キックを決めフォール。
③(5分25秒両者リングアウト)
ガニアがスリーパーを決めると馬場がロープへ逃げ、両者もつれてトップロープ越しに場外転落。場外カウントが進む中、先にリングに戻りかけた馬場のタイツを引っ張り場外に引き戻したガニアは、場外でもスリーパー。馬場がリングにガニアの腰を打ちつけて逃げたものの両者ダウンしてリングへ戻れずドロー。
※馬場がPWFタイトル6度目、ガニアがAWAタイトルの防衛に成功。
馬場のコメント
「ガニアとの戦いは世界統一の絶好機であり、私の体調もベストだったが残念です。ガニアには試合後再戦を申し込んだが、ガニアの返事はアメリカならとの事。今後は4000試合を目指して一生懸命ファイトするつもりです。」
ガニアのコメント
「馬場は巨体の割にスピードがあるし、第一バランスが非常に優れてる。2本目の16文キックが顔面に入り、気を失ってしまった。こんな事はプロ生活で初めての事だ。アメリカでもう一度馬場とやりたい。」

タッグマッチ45分1本勝負
鶴田&トンガ(1-0)ブッチャー&ミッチェル
①鶴田(7分3秒回転エビ固め)ミッチェル

G馬場・3000試合連続出場突破・表彰式
リング上でG馬場・3000試合連続出場突破の表彰式が行われ、百田家、日本テレビ、日本テレビ系列22社、長谷川淳三(日本プロレス)、国際プロレス吉原社長(鈴木営業本部長が代理)、新日本プロレス猪木社長(福永企画部長代理)、イーデス・ハンソンさんから花束、日本テレビより金一封と絵画、日本プロスポーツ会議より表彰状と記念品、読売巨人軍多摩川僚友会より記念品、東京スポーツより表彰状と大鷲像、ほかスポーツ新聞各社、プロレスマスコミ各社より記念品がジャイアント馬場に贈られた。

30分1本勝負
マーク・ルーイン(6分24秒体固め)ミスター桜田
石川隆士(15分3秒片エビ固め)ジム・デュラン
佐藤昭夫(12分29秒回転エビ固め)マッドドック・マーチン
グレート小鹿(4分3秒体固め)サンダーボルト・ウイリアム

タッグマッチ20分1本勝負
羽田&百田義浩(1-0)大熊&伊藤
①百田(16分42秒回転エビ固め)伊藤

20分1本勝負
百田光雄(14分1秒反則勝ち)ミスター林

(試合開始13時)「全日本プロレス中継」収録

全日本プロレスは後楽園ホール特別室で記者会見を行い、2月15日後楽園ホール大会で3000試合連続出場突破記念試合・第2弾としてハーリー・レイスのNWA世界ヘビー級王座に馬場が挑戦する事を発表した。
またダブルタイトルマッチの立会人として来日したロード・ブレアースPWF会長は、ジム・クロケット・ジュニアNWA会長からの要請として、現在大木金太郎が保持するインターナショナル王座について「はっきりしない管理体制のもとでの王座保持は認められない」という特別談話を発表した。

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第14戦 1月19日(月)大津市皇子が丘公園体育館 観衆2300人
タッグマッチ60分3本勝負
ブッチャー&ルーイン(2-1)ガニア&鶴田
①(9分6秒両軍リングアウト)
ルーインが場外に投げ落とした鶴田へブッチャーが襲い掛かかり、本部席に打ち付けて倒れたところを首絞め、一方ルーインとガニアも場外戦となり4選手リングへ戻れずドロー。
②ブッチャー(3分9秒体固め)鶴田
ブッチャーが鶴田を肩に担いだところへ、ルーインがコーナー最上段から鶴田の首へチョップを落とし、ブッチャーがバックフリップからジャンピング・エルボードロップを決めフォール。

45分1本勝負
ジャイアント馬場(7分39秒片エビ固め)ジム・デュラン

30分1本勝負
グレート小鹿(13分41秒両者リングアウト)ガイ・ミッチェル
ミスター桜田(15分53秒片エビ固め)マッドドック・マーチン

20分1本勝負
プリンス・トンガ(9分12秒片エビ固め)サンダーボルト・ウイリアム

タッグマッチ20分1本勝負
佐藤&石川(1-0)大熊&伊藤
①佐藤組(16分23秒反則勝ち)大熊組
場外乱闘の最中、伊藤が左足のすねを骨折。

20分1本勝負
ミスター林(14分49秒逆片エビ固め)百田義浩
百田光雄(12分35秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第15戦 1月20日(火)新宮市立総合体育館 観衆2800人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&桜田&小鹿(2-1)ブッチャー&ルーイン&マーチン
①ブッチャー(8分40秒体固め=バックフリップ)桜田
②日本組(3分34秒反則勝ち=チョーク攻撃)外人組
③桜田(4分25秒体固め=水平チョップ)マーチン

45分1本勝負
ジャンボ鶴田(14分48秒回転エビ固め)ジム・デュラン

30分1本勝負
プリンス・トンガ(14分21秒片エビ固め)ガイ・ミッチェル
佐藤昭夫(7分9秒体固め)サンダーボルト・ウイリアム

20分1本勝負
大熊元司(時間切れ)ロッキー羽田
ミスター林(12分29秒体固め)百田光雄
百田義浩(12分58秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時)

19日大津大会の試合中に左足のすねを骨折した伊藤正男は、新宮大会から欠場。

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第16戦 1月21日(水)美濃加茂市中濃体育館 観衆1000人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田&石川(2-0)ブッチャー&ルーイン&マーチン
①日本組(11分11秒リングアウト)外人組
②鶴田(4分20秒片エビ固め=ジャンピング・ニーパット)マーチン

45分1本勝負
ミスター桜田(12分48秒首固め)ガイ・ミッチェル

30分1本勝負
プリンス・トンガ(15分53秒片エビ固め)ジム・デュラン
グレート小鹿(13分21秒片エビ固め)サンダーボルト・ウイリアム

20分1本勝負
佐藤昭夫(時間切れ)大熊元司
ミスター林(12分18秒片エビ固め)百田義浩
百田光雄(13分32秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第17戦(最終戦) 1月22日(木)韮崎市体育館 観衆3500人
UNヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャンボ鶴田(2-1)アブドーラ・ザ・ブッチャー
①(7分47秒両者リングアウト)
ブッチャーが鶴田を場外に落とし、場外戦となりドロー。
②鶴田(3分33秒体固め)
鶴田は、ブッチャーのタックルをジャンプしてかわし、ロープの反動で戻ってきたところへフライング・ボディアタックを決めフォール。
※鶴田がタイトルを獲得。
鶴田のコメント
「ガニアから伝授されたスリーパーがブッチャーに有効だと思い狙っていった。あれのダメージが決勝のフォールに結びついたと思う。最後はジャンピング・ニーパット狙いからボディアタックに変えた。」
ブッチャーのコメント
「最後のカウントが早すぎる。それだけだ。」

タッグマッチ45分1本勝負
馬場&トンガ(1-0)ルーイン&マーチン
①馬場(10分39秒片エビ固め)マーチン

30分1本勝負
ミスター桜田(19分4秒片エビ固め)ジム・デュラン
石川隆士(11分5秒体固め)ガイ・ミッチェル
佐藤昭夫(8分26秒首固め)サンダーボルト・ウイリアム

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)羽田&百田義浩
①大熊(18分31秒片エビ固め)百田

20分1本勝負
ミスター林(13分4秒体固め)百田光雄

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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・ミスター桜田はシリーズ終了後、カナダ・カルガリーに向け出発。カルガリーからテキサスのダラス地区へ向う予定。

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