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阪神タイガースの狩野選手を応援しています。キャッチャー&守備重視。楽天イーグルスが大好きで、日ハムも応援しています。

レフト、歓声、金本さん。

2010-04-21 08:09:40 | 狩野選手
 4/10の狩野選手のヒーローインタビューを何回も何回も見ました。
もともと涙腺の弱い私、どれだけ泣くかと思ったんですが、じんわりきつつも大丈夫でした。

 泣きそうなのは狩野選手の方でした。
ほとんど笑顔なんですが、時折見せるふとした表情は、こみ上げる気持ちを抑えているようにも見えました。

 そして見ている私の頭にも、色々な思いが浮かびました。

 キャッチャーではなく外野手として、レフトの守備位置でスタメン出場。
ずっと捕手で頑張ってきて、昨年はチームと共に苦しんで苦しんで戦い抜いて。
今シーズンは城島選手の入団で、さらに厳しい戦いに、シーズン前から挑んできた。
捕手での出番は到底見込めない、打力走力を活かす為にも外野手での起用を。
ファンからもそんな声が上がる中、それでも捕手として必死に練習して、結果も出してきた。

 皆さんもご存知だと思いますが、本当に本当に本当に頑張ってました。
キャンプでもオープン戦でも、試合前の練習でも。苦手のスローイングの練習も、コーチと一緒に
繰り返しやっていました。明らかな進歩は、驚くまでも無く当然の結果だと思っています。
先日見たファームの試合でも、回が進むにつれて、さすがのキャッチングを見せてくれました。

 それでもやっぱりキャッチャーはずっと城島選手で。
狩野選手と矢野選手は代打と控え捕手としてベンチで出番を待っていて。
キャッチボールや投手の球を受ける姿は見られても、マスクを被る姿は見られない。
切ない気持ちで見ていただけに、狩野選手が試合に出ている姿を見られるのは本当に嬉しいです。

 「8番。レフト 狩野。背番号99」
そうかレフトか。レフトなんだ。何度も何度も、自分に言い聞かせながら見ていました。
狩野選手は、本当の本当はどういう気持ちでそこにいたのかな?考えても仕方ないことを、
それでも考えてしまいました。


 ホームランを打った時も、試合終了後も。すごい声援でしたね。
甲子園で大きな声で、盛大な拍手でお祝いして下さった皆さん、本当にありがとうございます。
そこにいなかった私の分まで十分、ファンの応援の気持ちが届いたと思います。

 今季の厳しい境遇や、昨年の苦しい戦いや、もっとずっとずっと前から温かく見守って、応援
し続けてくれているファンがいること。狩野選手には何よりの励みだと思います。
ちょっと試合に出てなかったり、ファームに行っている間に、狩野選手はこの大声援の感覚が薄れて
いたかもしれませんが、昨日ので思い出してくれたみたいですね。
そして改めて嬉しくてありがたくて、それで本当に泣きそうだったんですよ、きっと。


 インタビュアーが金本さんの名前を出した時、この時は本当にもう泣くんじゃないか、
と思いました。言葉を探しながらも、ちゃんと答えてて、ほっとしました(笑)。

 2006年のオフが転機だった、と狩野選手がコラムで書いていました。広島のジム、アスリートまで
通って、金本選手にアドバイスを貰ったのがこの2006年のオフ。それからもずっと、時にはアドバイス
もいただいたでしょうし、何よりプレーから、その背中から、学ぶもの感じるものが沢山あったでしょう。
いつもチームの勝利を一番に考えてくれている金本さん。
憧れの、目指すべきその背中がいつも傍にあるからこそ、諦めないことの大切さ、努力し続ける強さ
を身につけることが出来たんだと私は思います。


 少しだけ複雑な気持ちと、嬉しさと、そして何より感謝の気持ち。
ヒーローインタビューを聞きながら、狩野選手の笑顔を見ながら、そんな気持ちを噛みしめていました。

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