ベートーヴェン
交響曲第5番「運命」
指揮…フリッチャイ
演奏…ベルリンフィル
好み度…4.5(5点満点)
冒頭の動機からして激しいというよりは重く敬虔である。
第1楽章はゆっくりと、一音一音が雰囲気をまとうような、聳えるようでいて清らかな響きで、激しさというよりは深みとスケール感を感じる。
続く第2楽章もゆっくりしっかりした響きがつくられるが個人的にはちょっとゆっくりすぎる感も受ける。
このゆっくりは第3楽章では重い雰囲気を与えてよい方向に作用しているように感じられ、中盤以降もリズミカルとか軽妙というよりはがっしりしたものである。
終楽章に入ると冒頭の力強く高らかな凱歌はやや停滞しそうになった空気を一気に解き放つかのようであり、
その後も重みのある力強い響きにフリッチャイらしい劇性を高めるようなアクセントも相まってその力感は印象的である。
フリッチャイらしい、実直で重みのある力強い響きで感情豊かな演奏のように思う。
交響曲第5番「運命」
指揮…フリッチャイ
演奏…ベルリンフィル
好み度…4.5(5点満点)
冒頭の動機からして激しいというよりは重く敬虔である。
第1楽章はゆっくりと、一音一音が雰囲気をまとうような、聳えるようでいて清らかな響きで、激しさというよりは深みとスケール感を感じる。
続く第2楽章もゆっくりしっかりした響きがつくられるが個人的にはちょっとゆっくりすぎる感も受ける。
このゆっくりは第3楽章では重い雰囲気を与えてよい方向に作用しているように感じられ、中盤以降もリズミカルとか軽妙というよりはがっしりしたものである。
終楽章に入ると冒頭の力強く高らかな凱歌はやや停滞しそうになった空気を一気に解き放つかのようであり、
その後も重みのある力強い響きにフリッチャイらしい劇性を高めるようなアクセントも相まってその力感は印象的である。
フリッチャイらしい、実直で重みのある力強い響きで感情豊かな演奏のように思う。
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