信州人が熊と闘っても食べたいタケノコ。
それは「根曲竹」
なんでも雪の重みで曲がってるから「根曲竹」というらしい。
熊の食料でもあるので、時々鉢合わせしてしまうこともあるとか。
大抵は山に入って自力で調達するのだけれど、そうも出来ない人はスーパーで買う。
野菜コーナーに根曲竹が並び、その横にはドーンと鯖の水煮の缶詰が山と積まれている。
信州人はこれで「鯖汁」を作るのだ。
タイトルには「鯖とタケノコの味噌汁」と書いたけれど、どうも「鯖汁」と言うらしい。
この間松本の市場の根曲竹には。確かに「鯖汁用」と書いてあった。
春が来るたびに「信州人御用達、根曲竹」「信州人の大好物、鯖とタケノコの味噌汁」と聞くので
数年前に私も作ってみた。
マジでうまい!!! いっぺんでとりこ
でも信州でも根曲竹をあまり食べない地方もあるので、食べたいと思いつつもその後なかなか食べられなかった。
夏になるたびに「あーー!食べ損ねた!」と地団太を踏む始末。
今年は先ほど書いたように市場で根曲竹を確保できた。
では「鯖とタケノコの味噌汁」クッキーーングタイム!
4人分
鯖の水煮缶一つ、安いヤツでいいです。
↑これ安いけど美味しかったです。(別のヤツはしょっぱくてダメだった)
根曲竹一掴み分くらい。皮を剥いて、食べやすいように斜めに切っていきます。
水300ccくらいを鍋に入れて準備した根曲竹を入れて中火で煮ます。
柔らかくなってきたら、鯖缶を汁ごとぶち込みます。
鍋の中でお玉を使って鯖を崩します。
一煮立ちしたら、味噌を溶いて出来上がり・・・なんですが、
これに太めのネギを斜め切りにして鯖と一緒に入れてもいいし、
薬味ネギを小口にして椀に入れて出来上がった汁を注いでもいいし、
細切りにした油揚げを入れてもいいし。(市場にはフキにも「鯖汁用」って付いてました)
鯖の出汁が効いているので味噌は少な目にね。やっぱり信州みそが一番合うと思います。
ウチの「鯖汁」
奥にはお義母さんが作ってくれたちまきも。
一回自分で採ったヤツで作りたいなぁ。
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