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糖尿病 診断 はどうやって行われる 検査~診断まで

2024年12月12日 06時00分23秒 | マスコミが言わない健康情報
健康メモより転載
2024.07.26


ーーー転載開始ーーー

糖尿病 診断 は、「血糖検査」の結果をもとに行われます。
基本は、「空腹時血糖値」と「ブドウ糖負荷後2時間値」で糖尿病が疑われるかどうかを判定します。
「糖尿病型」と判定された場合は、医療機関で再検査を受け、その結果によって確定診断されます。

糖尿病 診断 血液検査で血糖値を調べる



「糖尿病」という病名のイメージから「尿に糖が混じる病気」だ思っている人も多いのかもしれません。
確かに、尿検査で尿中に漏れ出た糖である「尿糖」が認められれば、糖尿病が疑われます。

しかし、尿糖は、ある程度まで糖尿病が進行しないと現れません。
糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が過剰な状態が続く病気です。
そのため、糖尿病かどうかを調べるには、「血液検査」で血糖値を調べる「血糖検査」が行われます。

血液検査

血液を採取して、血糖値を調べます。
検査値には、次のようなものがあります。
  • 空腹時の血糖値10時間以上絶食し、空腹の状態で採血して血糖値を調べます。これを「空腹時血糖値」といいます。多くは、夜9時ごろから食べ物をとらず、翌日の午前中に検査を行います。健康診断などでは、空腹時血糖値の検査がよく行われています。
  • ブドウ糖負荷後2時間値一般に、1時問以上絶食したあと、75gのブドウ糖を溶かした液体を飲み、30分後、1時間後、2時間後の血糖値を調べます(75g経口ブドウ糖負荷試験)。ブドウ糖を食事と見立て、食後の血糖値の変動をみる検査です。
そのほか、空腹かどうかに関係なく血糖値を調べる「随時血糖値」もあります。

判定基準

糖尿病が疑われるかどうかは、空腹時血糖値とブドウ糖負荷後2時間値で判定されます。
検査値によって、次の3つに分類されます。
  • 正常値空腹時血糖値が110 mg/dl 未満、かつブドウ糖負荷後2時間値が 140 mg/dL 未満の場合、血糖値に問題がない「正常型」と判定されます。
  • 糖尿病型空腹時血糖値が126 mg/dl 以上、またはブドウ糖負荷後2時間値が 200 mg/dl 以上の場合、糖尿病が強く疑われる「糖尿病型」と判定されます。確定診断のために、医療機関で再検査を受ける必要があります。
  • 境界型正常型と糖尿病型の間は、「境界型」と呼ばれ、これがいわゆる「糖尿病予備軍」に当たります。まだ糖尿病型とはいえませんが、正常型の人と比べると将来糖尿病を発症する可能性が高いので、今後も定期的に検査を受けたほうがよいでしょう。
糖尿病型と判定されたら医療機関で再検査

健康診断などの血糖検査で糖尿病型と判定されたら、必ず医療機関で再検査を受けてください。再検査では、問診や2回目の血糖検査が行われます。

問診

血糖値は、糖尿病以外の病気でも高い値がでることがあります。
したがって、原因を見極めるためにも、問診が非常に大切です。
問診では、主に次のようなことが聞かれます。
  • 家庭型「血縁者に糖尿病にかかっている人がいるかどうか」、いる場合は「その人の発症年齢、治療内容」などが詳しく尋ねられます。糖尿痛を発症しやすい遺伝的素因があるかどうかを確かめます。
  • 肥満型20歳のころの体重や、今までいちばん太っていたときの体重などが尋ねられます。糖尿病は肥満とのかかわりが深いため、今までの体重歴を振り返ります。
  • 妊娠や出産の経験妊娠や出産の経験がある場合、「妊娠時の血糖値」「妊娠糖尿病を発症したかどうか」「巨大児の出産の有無」などです。
症状

「多飲多尿」「疲労感」「体重減少」などの糖尿病の自覚症状の有無のほか、「歩行時の脚の痛み」「足のしびれ」「視力低下」の有無などが聞かれ、糖尿病やその合併症があるかを確かめます。
これらのほか、糖尿病以外の病気があるかどうかについても聞かれます。

問診で聞かれることは、診断のために重要なことばかりですから、できるだけ正確に答えることが大切です。
あらかじめ、このような質問に対する答えを、わかる範囲でメモしてから受診したほうがいいでしょう。

診断までの流れ

血糖検査と問診の結果から「典型的な糖尿病の症状がある」などの4つの条件に1つでも当てはまれば、「糖尿病」と診断されます。
条件に当てはまらなくても、2回目の血糖検査の結果も糖尿病型であれば、やはり糖尿病と診断されます。

「糖尿病型」という判定では、〝糖尿病が強く疑われる″ という段階でしたが、ここで初めて糖尿病と確定診断されます。

新しい特定検診と特定保健指導

2008年4月から、「特定健診」と「特定保健指導」が義務化されます。
特定健診と特定保健指導は、生活習慣病やメタポリックシンドロームの患者さんの増加に対処するために、これらの発症を未然に防ぐ「1次予防」を重視したものです。
特定健診は、40歳以上の人を対象に、これまで以上に厳しい基準で健診を行い、生活改善の指導などが必要な人を見つけることが目的です。

糖尿病関連では、「空腹時血糖値100mg/dl以上」「HbA1C5.2%以上」が基準となる予定です。
指導の対象となった人は、検査値に応じた保健指導を受けることになります。
定期的に受診をすることで、生活習慣病などの発症予防を目指します。

合併症の有無を調べる検査

糖尿病は合併症が怖い病気です。
糖尿病と診断されたら、常に合併症に注意する必要があります。
「アキレス腱反射検査」などで神経の状態を、「眼底検査」で網膜の状態を、「尿検査」などで腎臓の状態を調べます。
「心電図検査」を行って、心筋梗塞などの兆候の有無も確かめます。



ーーー転載終了ーーー

 

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