内海聡FBより転載
2023年06月30日
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では、情報はいかにして集めればよいのでしょう。
残念ながら、現状でましな媒体ということになると、インターネットしかないようです。
もちろん、本当は生の情報を仕入れるほうがよいのですが、一般の市民にはなかなかハードルが高いのは確かです。
ただ、すでにおわかりのように、インターネットの情報ほど玉石混淆なものはないため、情報の真偽を見定める力が求められます。
その力を養うためには、やはり「社会全体の構造」を理解することが必要です。
また、私がよく使っているSNSや、メールマガジンなどを活用するのもありでしょう。
書籍についても私は推奨しています。
なぜなら、テレビや新聞よりも自由に書きやすいということ、著者の思想が全体を通して伝わりやすいということ、映像のように受け身ではなく、自分で考えようとさせられることなどがその理由です。
もう少し大きなレベルでいえば、受信料を取りながらウソばかり流しているNHKは、一度解体してしまうのが理想です。
なぜ犬HKと揶揄されるのか考えないといけません。
また、メディアを監視する組織を、市民がつくってもよいでしょうね。
すでにBP0(放送倫理・番組向上機構)という組織もありますが、BP0の委員たちはそれぞれ上層部と癒着した人たちばかりです。
それでは意味がないので、委員は市民から公募し、オープンにしたほうがよいでしょう。
癒着を生まないために任期をもうけ、一期限りとし、給与も支払われるようにすれば、やりがいも保たれるでしょう。
いずれにせよ、国民の生の声が、国民に届いていないことが問題であるため、必ずしもこの方法でないといけないわけではないです。
また、メディアに関して絶対にやらないといけないのが、記者クラブの解体です。
現在のメディアを観察している限り、記者クラブに属していないフリージャーナリストのほうが事実に近い情報を提供しています。
記者クラブは結局のところ、五大新聞やその周辺の人たちの寄り合いであり、あらゆる情報は記者クラブで取捨選択され、改変されるため、本当の情報が流れることはまったくないといっていいでしょう。
日本の「報道自由度」が低い理由のひとつは、この記者クラブの横暴にあるといっても過言ではないです。
さらにいえば、そのような者だからこそ、テレビに出ることができるという視点を持つべきなのですが、多くの市民は「あの人はテレビに出ているから正しい」という洗脳から抜け出せないままです。
テレビに出ているジャーナリストや、キャスターや、評論家だからこそ、みじんたりとも信用できないというのに。
最終的には、よく聞く言葉である「メディアリテラシー」が重要になってくることには、私も同意します。
しかし、その言葉を吐くメディア人に限って、このシステムの根本的な問題については決して触れません。
そのメディア人自身がどっぷり癒着し、洗脳されているのだから、それも当然でしょう。
結局、市民ひとりひとりが、メディアは常にウソしかつかないことを前提とし、自分たちで情報を集める努力をしていくしか、日本を変える方法はないと考えます。
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