内海聡FBより転載
2022.03.19
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現在の被爆状況は、尿検査やWBCや甲状腺の検査で知ることはできる。
しかしこれも安易に受けるのは禁物であり、なぜならすぐに医療誘導されてしまう可能性があるからだ。
私は「医学不要論」などという著書を書いているような人間でもあるので、たとえば甲状腺がんがあったとして安易に切除するのは大反対である。
それは転移性の末期がんでもこの世界では種々の治せる方法があるのともつながっているが、原因に対して完全に対応しない限り根治など求めようもないことともつながっている。
まず大事なことは内部被ばくであり低線量でもリスクは増えるのだから、汚染食材の摂取しないのが一番である。
食料基準の100Bq/Kgだがこれは高すぎて話にならない。
また保養なども意味があり、外部被ばくも内部被ばくもしないところに一時的に移動するだけでも、人体は放射能を排出するからその影響は軽減される。
ホットスポットを避ける努力をすることも重要だし、これは思わぬところがホットスポットのこともある。
よく言われているのが雨どいなどだが、掃除機や車のフィルターや冷房などはたまりやすいことがわかっている。
ガレキ拡散焼却も問題であり閉じ込め政策の真逆なので、これは止めねばならないが日本人は無関心の極みとなっている。
本来阪神淡路大震災の時のがれきが約2000万トンであり、その瓦礫焼却はすべて兵庫県でまかなうことができた。
一方東日本大震災のがれきは岩手、宮城、福島三県で約2500万トンといわれているが、これは徹底的に拡散され、地域政治家でも福島や東北だけに処理を委ねたほうが雇用も確保できるのに、それは達成できなかった旨発言する人も多い。
放射能を拡散することなく、安全な食材をほかで生産しながら被災地域は内部被ばく指導、解毒と真の除染、補償などを効率よく行うことこそ日本にとって重要なのだ。
都内の汚染状況については地図も出したが、たとえば2014年現在、日本国内は0.02〜0.05μSv/h程度、都内でも0.05~0.09μSv/h程度の線量が多い。
いくら垂れ流されているといっても2011年とは比べ物にならないので、線量自体は原発事故直後より間違いなく低下している。
それぞれの放射性物質の半減期などもあるし雨などを通して海に流れてしまっている面もある。
3年以上たって雨で流された部分も多く、放射性物質がたまって非常に高線量になっているところがある一方、全体としては薄くなってきているのが現状だ(17章も参考にされたい)。
土壌に沈降していくような放射性物質もあるし、微生物などに取り込まれて変換される核種もあるかもしれないということだろう。
だから情報も集めずテンパってだけいても問題は解決しないし、放射性物質だけ恐れすぎることは問題なのだ。
外部被ばくよりも内部被ばく、これが放射能について調べている人々にはほぼ共通しているコンセンサスである。
ホットパーティクルや気道侵入の問題を考えれば、比較的高線量地域であればマスクしたほうがよいかもしれない。
また降り始めの雨は特に線量が高いのは常識的に言われており、雨の降り始めは建物内にいて関東の人たちはきちんと傘を使ったほうがいい。
<放射能と原発の真実より抜粋>
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