人外花境

暇人の何でも自然観察日記

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内地と外地、では北海道は?

2008年04月05日 | 今日の雑感雑記

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 横津岳から函館湾を見る、遠くに霞むのは下北半島、いわゆる「内地」である。北海道人は、本州・四国・九州を 総称して「内地」と呼ぶ。広辞苑で「内地」を引けば①一国の領土内、国内。②新領土または島地以外の地。③北 海道や沖縄からみて、本州を指して言った語。④海岸から遠ざかった内部の土地、とある。 では「外地」はと言え ば①国外の地。②朝鮮・台湾・樺太などの総称、となる。

 この定義からすれば、少なくとも北海道は「外地」には該当しないし、上記の「内地」の定義には矛盾を多く含 む。 「国内」と定義しながら「島地以外の地」および「・・・本州を指して・・・」、これでは「本州は大陸か!」または「四 国・九州はどうなるんじゃ!」と突っ込みを入れたくなる。したがって北海道は「国内」ではあるが「内地」ではない し、当然「外地」でもない。

 でも北海道人(アイヌ民族を除く)の意識下には、自分達の住んでいる所は「外地」との思いが有ったんじゃない かね。だって北海道人の祖先はみな、犯罪者・流れ者・食い詰め者・出稼ぎ労働者、良くて屯田兵だもんね。帰り たくても、二度と「内地」には帰れない人達ばかり。


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