江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

政治ポスターを自宅フェンスに掲示

2019-02-01 | 随想
2019年は選挙イヤーとも言われ、統一地方選挙と参議院選挙があります。

来年は古希を迎える私ですが、選挙での投票行動を始めてから未だ30数年です。
何故なら20代の頃は議会制民主主義という制度を根源的に批判し、積極的に不投票を貫き通したからです。

労働現場や地域の市民運動で徹底的に闘うのではなく、全てを選挙での一票を集めることに集約した運動をする自称革新政党の欺瞞性を見続けたことも背景にはありました。
これは、投票するようになった今でも変わりませんが、少しは柔軟に考えるようになったかもしれません。

話は少々ズレますが、現代の若者たちがあまり選挙に行かないのも一概に批判できないものがあるかもしれません。
自分の過去の姿と現象は同じものですから・・・。


しかし、今の自分は積極的に代議政治(間接民主主義)を認め、自分の意志を彼らに委ね社会状況の改革を図ろうとしています。
そのためには、まず自分の足もとから地域から運動を起こすことが肝要です。

仲間の政治ポスターを自宅の駐車場フェンスに貼り出しました。
目立ちます!
通行人の目が必ず行く場所です。

因みに、この辺りには政権2与党と某野党(既出)のポスターがあるだけで、私の掲げる様なものは見ることができません。
仲間は言ってました。
「この地域は過去数十年間、私のポスターは貼れなかった所です。」

この地に転居して8年目、ようやく私も外部に自己表現を開始したのです。
早速、隣に住む方から「この方は亡くなった夫の友人でした」という話があり、向こう隣の方からは「この人を応援して市政を良くするんですね・・・」と言われました。
また、共に自治会の役員を務める方々からは未だポスターに関する話は出ませんが、毎朝・毎夕に散歩をして我が家前を通る方々ばかりですから、きっと私を新たな認識を持って見るようになったと思います。

そう言えば、先日の自治会の役員会では、私の発言を今まで以上に真剣に受け止めていただいたような気がします。
今後、課題によっては全てが順調に進むとは限りませんが、ある意味で自分の立ち位置をはっきりさせたことで、話がしやすくなったように思います。

この静かな住宅地に見慣れないポスター1枚を貼っただけで、何かが変わるとしたならば、こんな愉快な話はありません。

(「郷土教育全国協議会ブログ」より転載)

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