得さんのページ

喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・初公開・北山漆の薬師様。

2009-09-09 18:57:24 | Weblog
蔵のまち、喜多方から、

素晴らしい秋晴れです。村々の秋祭りが終わりを迎えます。
北塩原村の漆(うるし)地区の祭りを最後に秋祭りは終わり、これからは農繁期を迎えます。村のメーンストリートには露店が並び子供さん達で賑わってました。

その漆の村のすぐ先に北山漆の薬師様が在ります。
会津地方では二つ児参りの薬師様として有名です。9月8日が例祭ですが、本日まで、奥の院が開いてます。そして薬師如来像を拝顔できます。
行ってきました。里の薬師様・お寺・から山へ向かい2キロぐらい先です。そこから凄い急な山道を登ります。階段、木道、坂道を10分余り登りやっと奥の院に着きます。下で、「急な坂道だから杖ついてイガンショ」と声を掛けられました。入り口に数十本の竹の杖が準備してあります、一本お借りして登りました。

初めて漆の薬師如来像を拝顔しました。カメラOKですといわれましたが、お堂の奥の厨子の中です、ズームアップしてもこのぐらいでした。蓮華座が高くて本尊様があまり良く写りませんでした。来年にでも再度訪れて住職様にお許しを得て接写しましょうか。本尊様はまもなく里の薬師堂にお帰りになります。その奥の薬師堂の建造物が素晴らしい建物です。阿吽の仁王様が梁の上に居て屋根を支えていました。先日私たちが訪れた、勝福寺観音堂と同じ様な建物でした。あまり知られていないので皆さんは知らないのでしょうか、間違いなく国の重要文化財クラスです。

下の里の薬師様に由来の記があります。慶長年間。時の会津藩主蒲生秀行の嫡子、亀千代丸が病弱だったため、二歳の時に当薬師堂の子育ての霊石に身を触れさせ、薬師にその健やかな成長を祈願したところ、霊現あらたかで、帰りには険しい坂道を自分で下山されたといわれる、これが二つ児参りの起源であり、現在に及んでいる。・・本日も私が訪れた時に10組以上の親子、祖父、祖母に逢いました。子どもさんをおんぶして、抱っこして、手を繋いで、です。大きな霊石は奥の院の直ぐそばです。子どもさんをはじめ家族みんなで、腹を石にふれて、無病息災を祈願していました。 ハイ私も祈願してきました。
どうぞ、皆さんも訪れてみてください。