中学時代「ろくな先生はいない」と勉強できたわけでもないのに退屈に過ごしてた。
けど好きな先生はいた。
理科担当のK先生は、どこかマッドサイエンティストを思わせるいつも疲れてるどこにでもいるようなオジサンだった。
卒業式の日、
「なぁオマエラ、このクラスで将来同窓会するだろ?
すると、100%の確率でこのメンバーは二度と揃わない
100パーセントだ」
頭のなかお花が咲いてる卒業生達は突如として100%やってくる死の恐怖と、
グロテスクな世界の仕組みを知る。
できる限り平静を保ってクラスを見渡す。
「かみさまほとけさま、死にたくないし大人にもなりたくないです
どうしたらいいですか?
もっと良い子になれたらいいのに 」