【西暦2021年3月2日 月面クラビウス基地機種転換センター】
ラウラ達候補生は教官らから実戦部隊で実務研修するように告げられた。
実戦部隊で実務研修するように言われたラウラ達は動揺した。
卒業する前に実戦部隊に行かされ、可変戦闘機パイロットとして働く・・・
まだ心の準備ができておらず、上手くやれそうか不安
いきなり実務研修しろと言われても困る・・・・・
バルリング中尉「ラウラ・ベルタリア曹長!」
ラウラ「はっはい」
バルリング中尉「第125月面防空飛行隊に一週間実務研修を命ずる」
ラウラ「りょ、了解しました」
戸惑っているラウラを他所に事態は次のステップに進んでいた。
第125月面防空飛行隊と呼ばれる部隊・・・
正式名称はオデュッセウス中隊と呼ばれる部隊にラウラが実務研修先と決まった
比較的にゼントラーディ人の隊員が多い部隊として知られ・・・
部隊全体の実力主義としては、平均値より少し高く・・・・
機体はVFー5000スターミラージュを装備と、環境も優れていた
ただ
メリル「ラウラいきなり決まったのか」
ラウラ「第125月面防空飛行隊・・・・」
メリル「オデュッセウス中隊・・・比較的に最前線に近いね.、話によると隊長はゼントラーディ人らしいけど」
月面や近海に出没するはぐれゼントラーディや反統合組織との戦闘が多く
隊員の入れ替えが激しい事で知られていた。
比較的に平和な海の月面圏だが、オデュッセウス中隊などの一部の部隊は・・・
月面に潜むはぐれゼントラーディや反統合組織との激闘を繰り広げている
稀にクラビウスシティー市内でも、反統合組織や不穏ゼントラーディ人が決起し
新統合宇宙軍陸戦隊や統合警察.特別機動隊が出動している
ようやく訓練生一人一人に実務研修先が伝えられ、いよいよ現場に向かうが
ラウラ「わ.私一人?」
カゴメ「そうなったみたい」
ラウラ「そんな馬鹿な事って」
第125月面防空飛行隊に行くのはラウラ一人であった
あまりにも理不尽な扱いにラウラはカゴメに泣きつくような表情を見せるが・・・
カゴメ自身上が決めた事なのでラウラに泣きつかれようがどうしようもできない
とは言え、ラウラにはきちんと巣立ってもらいたいので
カゴメ「大丈夫、ラウラならできるわ」
とラウラを優しく励ますように、送り出そうとしていた。
カゴメに励まされたラウラは照れながら、実務研修を頑張ろうと思い・・・
一人でもやり切りろうと意識を改めた
とは言え、まだ不安があるので今の所なんとも言えないが・・・・
桐原少佐「出発は明日の午前中、本日は特別休暇とする以上」
今日の授業は特別休暇となり、現時点を持って解散した
ラウラは明日に備えて、今日は久しぶりに出かけようかと思った・・・
常日頃可変戦闘機パイロットになるために娯楽を忘れる事が多く・・・・
娯楽と言えば自室で軍事研究本やスマホでミリタリーチャンネルを見るのが日課
そんなラウラに訪れた実務研修前の特別休暇・・・・
解散するとすぐに当日制の外出許可証をもらいにいった
ラウラ「時間は少ないけど、楽しめる分は楽しむか」
外出許可証をもらったラウラはクラビウス基地を出てクラビウスシティーに来た
今回の休暇は一日だけなので、基地周辺で済ませようと思っており・・・・
基地のPXで呼んだフードブックに書いてあったハンバーガー屋でも行こうと
考えていたが、魅力的な飲食店が多いため未定である
ラウラ「いよいよ明日なのか」
休暇を楽しく過ごそうと思ったラウラであったが・・・
明日の実務研修の事が頭にこびりついており・・・
純粋に趣味を満喫していいのかと考えてしまった
実務研修とは言え、現役の可変戦闘機パイロットの勤務する・・・
実戦部隊に配属される事と同じであり・・・・
戦闘が発生した場合、敵対勢力構成員の殺傷や・・・
自分自身の戦死傷の可能性もありえるリアルな現場
ゼントラーディ軍兵士として、新統合軍海兵隊として
様々な修羅場を潜り抜けてきた自分自身が底知れぬ恐怖に襲われてる
ここまで怯えるような事は初めてだ・・・・・・
ラウラはガタガタ震えながらクラビウス基地のゲートの外を出た
ラウラ「はぁ・・・・・・・」
基地の外へ出たラウラは適当なカフェで紅茶を飲んでいた。
お茶を飲んだ途端、気分が落ち着き・・・
今のラウラは基地を出る時よりかなり落ち着いている
これも可変戦闘機パイロットになるための試練
この試練を潜り抜けたら一人前の可変戦闘機パイロットに近づく
ラウラはお茶を飲みながら今後の事について考えてみた
ラウラ「さてと情報収集に・・・・・・・へっ」
情報収集しようと新聞を手に取ったラウラだが・・・・
新聞の一面を見て驚いた。
あのミリアがゼネラル・ギャラクシー社の最新鋭機・・・
VFーXー10のテストパイロットをやっている・・・
記事に書いてあった
ダンシング・スカルについては軍事機密のため
公開はされていないが・・・・・
最新鋭機の試作機のパイロットになる事が記載されている
ラウラ「なんだろう・・・・この気持ち・・・・負けた気が・・・・」
記事を見たラウラは底知れぬ敗北感に襲われた
授業で話を聞いてたが、ミリアは夫のマックスと共に・・
独立遊撃隊ラブバード(ダンシング・スカルの表向きの顔)として・・・
数々の戦線で多大な戦果をあげていると・・・・
チタニウム章やロイ・フォッカー章を受章し・・・・
新統合軍内での名声が高い・・・・
負けた・・・・・
新聞の記事を見たラウラの感情は負け一色であった
星村絵里「なるほど・・・・ミリアがテストパイロットと知って敗北感に襲われたか・・・ふ~ん」
ラウラ「わっ・・・・・なんでここにいる?」
星村絵里「任務だからだよ、偶然・・・ラウラ見かけたからさ・・・冷やかしに」
ラウラ「い・・・嫌な女だ」
そんなラウラに追い打ちをかけるように・・・
新統合軍の制服姿の絵里が副官であるミアンを引き連れ現れた。
クラビウス基地内に絵里が来てると思ってなかったラウラは驚いたが
任務のために訪れていると聞くと、一応の納得はした
半面、ご都合主義的なので・・・うまく出来すぎていると疑ったが・・・・
そんなラウラの事情は知らず・・絵里は席に座るなり・・・・
星村絵里「久しぶりだし、お喋りしようか・・・ここの食事おごるからさ」
ラウラ「いいよ、別に・・・・」
星村絵里「これは上官命令」
ラウラ「けっ」
お喋りしようかと言ってきた。
何を言っているんだこいつ?と思いながらラウラは絵里と副官を見るが・・
飯を奢ってくれると言ってたので、大人しく従う事にした
絵里は副官ミアンと共にハンバーガーとポテト.コーラを頼み・・・・
ラウラにはクラビウス月面ピザと月面ルナコーラを頼んだ。
ピザを食べるのは初めてなラウラはピザと言うのが分からず・・
疑心暗鬼な表情でピザを来るのを待っていた
しばらくして、ピザが運ばれてくると・・・・
星村絵里「召し上がれ、クラビウスのピザは美味しいから」
ラウラ「ありがとう、何でも知ってるんだな」
星村絵里「まぁね、仕事でよく来るし」
ラウラ「なるほど......美味しい」
美味しそうな匂いに惹かれ、ラウラの表情が和らいだ。
ピザの味はすぐラウラに受け入れられ、美味しそうに食べた。
コーラの相性もよく、ピザはラウラの中で合格点
1つ目のクラビウス月面ピザを食べ終えるともう一枚頼んだ
ラウラ「とても、美味しい明日の実務研修出来そう」
星村絵里「実務研修?」
ラウラ「明日から実務研修、実戦部隊に実務研修するんだ」
星村絵里「へぇクラビウス基地はそんな事をしているんだ」
ラウラ「ん?アポロ基地ではしないの?」
星村絵里「アポロ基地の機種転換センターはそんなプログラムはないって」
二枚目のピザを美味しく食べている中・・・・
ラウラは明日の実務研修を言及すると絵里とミアンは驚いた
月面アポロ基地の機種転換センターでは実務研修が行われておらず
卒業してから初めて可変戦闘機部隊に配属し現場を知るのが一般的だった
クラビウス基地の機種転換センターが可変戦闘機部隊に実務研修を行う・・・・
絵里とミアンからしたらありえない話だった
ミアン「ベルタリア曹長、何処の部隊で研修を行うのですか?」
ラウラ「第125月面防空飛行隊」
星村絵里「オデュッセウス中隊、あの部隊・・・今掃討任務中よ」
ラウラ「えっ!?」
星村絵里「これは・・・」
ミアン「悲惨ですね」
更にラウラが行く先の第125月面防空飛行隊に触れると
現在、はぐれゼントラーディや反統合勢力の掃討任務中であり
絵里とミアンから伝えられると、ラウラは驚いた・・・・
二人の反応を見るに、実務研修先の現場はかなり過酷なようだ
星村絵里「可哀想に後数日で宇宙のお星様に」
ラウラ「何それ喧嘩売ってるの?」
ミアン「まぁまぁオデュッセウス中隊の隊員はいい人ばかりなので」
星村絵里「そーゆーことだ」
過酷な現場に実務研修に行くラウラにミリアが冷やかし・・・
気に触ったラウラが少しキレ気味になった
オデュッセウス中隊はいい隊員ばかりだとミアンは場を和ませようとするが
ラウラと絵里の火花は収まるどころか、更に激しさを増すばかりだった
しばらく激しさを増していったが、絵里が少しふっと笑うと・・・
星村絵里「まぁ変わったラウラなら、なんとかなりそうね」
ラウラ「ん?」
星村絵里「頭のヘアピン、少しは地球流を覚えたらしいね」
ラウラ「は?」
星村絵里「生物兵器から人間になるなんてロマンチックなんでしょうね」
とラウラを励ます方向に転換した。
絵里はラウラがヘアピンをつけている事に気がついた。
ゼントラーディ人であり、つい最近マイクローン化し・・・・
可変戦闘機パイロット候補生になった、ラウラが何も理由もなくヘアピンをつけている・・
ヘアピンをつけている事はゼントラーディ軍時代のラウラと変わった
つまり、ラウラに大きな変化が出た証拠
そうした事から、実務研修に行く事になったラウラを励まし・・・
背中を押そうと考えた
ラウラ「なんの冗談ですかね?さっきまではからかってたのに」
星村絵里「どうしてかね〜、とりあえず大丈夫だから頑張れ」
ラウラ「何が大丈夫なんですか?」
星村絵里「教えな〜い」
ラウラ「何が教えないだ!コラッ!」
ラウラは絵里の態度の豹変に疑い、ジト目で見つめるが絵里は適当に対応した
適当に対応されてしまったラウラは不満げな表情を浮かべたが・・:
絵里の励ましの言葉は別に悪い気がしなかった。
むしろ、ありがたい
まず絵里に言われた宇宙の星には絶対ならない。
生き延びて可変戦闘機パイロットでもエースになってやる。
そう意気込んだラウラは、ピザとコーラを食べ飲み席を立ち
ラウラ「私は絶対になりませんから、必ずエースになりますから。じゃっ」
星村絵里「お・・おう」
ミアン「行ってしまいましたね。副隊長」
星村絵里「うむ、あの調子だと確実に大丈夫だな」
ミアン「ですね」
絵里に自身の意気込み、そのまま何処かに行ってしまう
ラウラの意気込む姿を見た絵里は、改めて死ぬことなくやり遂げると思った
あの元気と意気込みを見たら、宇宙のお星様にはならないし・・・
敵と遭遇しても難なく戦果をあげそう・・・・
ミアンと会話しながら絵里はそう思った
星村絵里「さて会計終えて、私達も仕事に戻りますか」
ミアン「はい」
星村絵里「伝票を・・・・・げっ」
ミアン「どうしたんですか?」
星村絵里「あいつ、こんなに高い物を・・・・」
満足した絵里であったが、伝票見て驚いた
自分達は対して使ってなかったが、ラウラのせいで額が高額に
そこまで使ってなかったのに、ラウラのせいで・・・・
出世したら高額な物を奢らせてやる・・・・
絵里は高額に使ったラウラに怒りながらレジに行き・・・
会計を済ませると、ミアン従わせて任務地に向かった
ラウラ達候補生は教官らから実戦部隊で実務研修するように告げられた。
実戦部隊で実務研修するように言われたラウラ達は動揺した。
卒業する前に実戦部隊に行かされ、可変戦闘機パイロットとして働く・・・
まだ心の準備ができておらず、上手くやれそうか不安
いきなり実務研修しろと言われても困る・・・・・
バルリング中尉「ラウラ・ベルタリア曹長!」
ラウラ「はっはい」
バルリング中尉「第125月面防空飛行隊に一週間実務研修を命ずる」
ラウラ「りょ、了解しました」
戸惑っているラウラを他所に事態は次のステップに進んでいた。
第125月面防空飛行隊と呼ばれる部隊・・・
正式名称はオデュッセウス中隊と呼ばれる部隊にラウラが実務研修先と決まった
比較的にゼントラーディ人の隊員が多い部隊として知られ・・・
部隊全体の実力主義としては、平均値より少し高く・・・・
機体はVFー5000スターミラージュを装備と、環境も優れていた
ただ
メリル「ラウラいきなり決まったのか」
ラウラ「第125月面防空飛行隊・・・・」
メリル「オデュッセウス中隊・・・比較的に最前線に近いね.、話によると隊長はゼントラーディ人らしいけど」
月面や近海に出没するはぐれゼントラーディや反統合組織との戦闘が多く
隊員の入れ替えが激しい事で知られていた。
比較的に平和な海の月面圏だが、オデュッセウス中隊などの一部の部隊は・・・
月面に潜むはぐれゼントラーディや反統合組織との激闘を繰り広げている
稀にクラビウスシティー市内でも、反統合組織や不穏ゼントラーディ人が決起し
新統合宇宙軍陸戦隊や統合警察.特別機動隊が出動している
ようやく訓練生一人一人に実務研修先が伝えられ、いよいよ現場に向かうが
ラウラ「わ.私一人?」
カゴメ「そうなったみたい」
ラウラ「そんな馬鹿な事って」
第125月面防空飛行隊に行くのはラウラ一人であった
あまりにも理不尽な扱いにラウラはカゴメに泣きつくような表情を見せるが・・・
カゴメ自身上が決めた事なのでラウラに泣きつかれようがどうしようもできない
とは言え、ラウラにはきちんと巣立ってもらいたいので
カゴメ「大丈夫、ラウラならできるわ」
とラウラを優しく励ますように、送り出そうとしていた。
カゴメに励まされたラウラは照れながら、実務研修を頑張ろうと思い・・・
一人でもやり切りろうと意識を改めた
とは言え、まだ不安があるので今の所なんとも言えないが・・・・
桐原少佐「出発は明日の午前中、本日は特別休暇とする以上」
今日の授業は特別休暇となり、現時点を持って解散した
ラウラは明日に備えて、今日は久しぶりに出かけようかと思った・・・
常日頃可変戦闘機パイロットになるために娯楽を忘れる事が多く・・・・
娯楽と言えば自室で軍事研究本やスマホでミリタリーチャンネルを見るのが日課
そんなラウラに訪れた実務研修前の特別休暇・・・・
解散するとすぐに当日制の外出許可証をもらいにいった
ラウラ「時間は少ないけど、楽しめる分は楽しむか」
外出許可証をもらったラウラはクラビウス基地を出てクラビウスシティーに来た
今回の休暇は一日だけなので、基地周辺で済ませようと思っており・・・・
基地のPXで呼んだフードブックに書いてあったハンバーガー屋でも行こうと
考えていたが、魅力的な飲食店が多いため未定である
ラウラ「いよいよ明日なのか」
休暇を楽しく過ごそうと思ったラウラであったが・・・
明日の実務研修の事が頭にこびりついており・・・
純粋に趣味を満喫していいのかと考えてしまった
実務研修とは言え、現役の可変戦闘機パイロットの勤務する・・・
実戦部隊に配属される事と同じであり・・・・
戦闘が発生した場合、敵対勢力構成員の殺傷や・・・
自分自身の戦死傷の可能性もありえるリアルな現場
ゼントラーディ軍兵士として、新統合軍海兵隊として
様々な修羅場を潜り抜けてきた自分自身が底知れぬ恐怖に襲われてる
ここまで怯えるような事は初めてだ・・・・・・
ラウラはガタガタ震えながらクラビウス基地のゲートの外を出た
ラウラ「はぁ・・・・・・・」
基地の外へ出たラウラは適当なカフェで紅茶を飲んでいた。
お茶を飲んだ途端、気分が落ち着き・・・
今のラウラは基地を出る時よりかなり落ち着いている
これも可変戦闘機パイロットになるための試練
この試練を潜り抜けたら一人前の可変戦闘機パイロットに近づく
ラウラはお茶を飲みながら今後の事について考えてみた
ラウラ「さてと情報収集に・・・・・・・へっ」
情報収集しようと新聞を手に取ったラウラだが・・・・
新聞の一面を見て驚いた。
あのミリアがゼネラル・ギャラクシー社の最新鋭機・・・
VFーXー10のテストパイロットをやっている・・・
記事に書いてあった
ダンシング・スカルについては軍事機密のため
公開はされていないが・・・・・
最新鋭機の試作機のパイロットになる事が記載されている
ラウラ「なんだろう・・・・この気持ち・・・・負けた気が・・・・」
記事を見たラウラは底知れぬ敗北感に襲われた
授業で話を聞いてたが、ミリアは夫のマックスと共に・・
独立遊撃隊ラブバード(ダンシング・スカルの表向きの顔)として・・・
数々の戦線で多大な戦果をあげていると・・・・
チタニウム章やロイ・フォッカー章を受章し・・・・
新統合軍内での名声が高い・・・・
負けた・・・・・
新聞の記事を見たラウラの感情は負け一色であった
星村絵里「なるほど・・・・ミリアがテストパイロットと知って敗北感に襲われたか・・・ふ~ん」
ラウラ「わっ・・・・・なんでここにいる?」
星村絵里「任務だからだよ、偶然・・・ラウラ見かけたからさ・・・冷やかしに」
ラウラ「い・・・嫌な女だ」
そんなラウラに追い打ちをかけるように・・・
新統合軍の制服姿の絵里が副官であるミアンを引き連れ現れた。
クラビウス基地内に絵里が来てると思ってなかったラウラは驚いたが
任務のために訪れていると聞くと、一応の納得はした
半面、ご都合主義的なので・・・うまく出来すぎていると疑ったが・・・・
そんなラウラの事情は知らず・・絵里は席に座るなり・・・・
星村絵里「久しぶりだし、お喋りしようか・・・ここの食事おごるからさ」
ラウラ「いいよ、別に・・・・」
星村絵里「これは上官命令」
ラウラ「けっ」
お喋りしようかと言ってきた。
何を言っているんだこいつ?と思いながらラウラは絵里と副官を見るが・・
飯を奢ってくれると言ってたので、大人しく従う事にした
絵里は副官ミアンと共にハンバーガーとポテト.コーラを頼み・・・・
ラウラにはクラビウス月面ピザと月面ルナコーラを頼んだ。
ピザを食べるのは初めてなラウラはピザと言うのが分からず・・
疑心暗鬼な表情でピザを来るのを待っていた
しばらくして、ピザが運ばれてくると・・・・
星村絵里「召し上がれ、クラビウスのピザは美味しいから」
ラウラ「ありがとう、何でも知ってるんだな」
星村絵里「まぁね、仕事でよく来るし」
ラウラ「なるほど......美味しい」
美味しそうな匂いに惹かれ、ラウラの表情が和らいだ。
ピザの味はすぐラウラに受け入れられ、美味しそうに食べた。
コーラの相性もよく、ピザはラウラの中で合格点
1つ目のクラビウス月面ピザを食べ終えるともう一枚頼んだ
ラウラ「とても、美味しい明日の実務研修出来そう」
星村絵里「実務研修?」
ラウラ「明日から実務研修、実戦部隊に実務研修するんだ」
星村絵里「へぇクラビウス基地はそんな事をしているんだ」
ラウラ「ん?アポロ基地ではしないの?」
星村絵里「アポロ基地の機種転換センターはそんなプログラムはないって」
二枚目のピザを美味しく食べている中・・・・
ラウラは明日の実務研修を言及すると絵里とミアンは驚いた
月面アポロ基地の機種転換センターでは実務研修が行われておらず
卒業してから初めて可変戦闘機部隊に配属し現場を知るのが一般的だった
クラビウス基地の機種転換センターが可変戦闘機部隊に実務研修を行う・・・・
絵里とミアンからしたらありえない話だった
ミアン「ベルタリア曹長、何処の部隊で研修を行うのですか?」
ラウラ「第125月面防空飛行隊」
星村絵里「オデュッセウス中隊、あの部隊・・・今掃討任務中よ」
ラウラ「えっ!?」
星村絵里「これは・・・」
ミアン「悲惨ですね」
更にラウラが行く先の第125月面防空飛行隊に触れると
現在、はぐれゼントラーディや反統合勢力の掃討任務中であり
絵里とミアンから伝えられると、ラウラは驚いた・・・・
二人の反応を見るに、実務研修先の現場はかなり過酷なようだ
星村絵里「可哀想に後数日で宇宙のお星様に」
ラウラ「何それ喧嘩売ってるの?」
ミアン「まぁまぁオデュッセウス中隊の隊員はいい人ばかりなので」
星村絵里「そーゆーことだ」
過酷な現場に実務研修に行くラウラにミリアが冷やかし・・・
気に触ったラウラが少しキレ気味になった
オデュッセウス中隊はいい隊員ばかりだとミアンは場を和ませようとするが
ラウラと絵里の火花は収まるどころか、更に激しさを増すばかりだった
しばらく激しさを増していったが、絵里が少しふっと笑うと・・・
星村絵里「まぁ変わったラウラなら、なんとかなりそうね」
ラウラ「ん?」
星村絵里「頭のヘアピン、少しは地球流を覚えたらしいね」
ラウラ「は?」
星村絵里「生物兵器から人間になるなんてロマンチックなんでしょうね」
とラウラを励ます方向に転換した。
絵里はラウラがヘアピンをつけている事に気がついた。
ゼントラーディ人であり、つい最近マイクローン化し・・・・
可変戦闘機パイロット候補生になった、ラウラが何も理由もなくヘアピンをつけている・・
ヘアピンをつけている事はゼントラーディ軍時代のラウラと変わった
つまり、ラウラに大きな変化が出た証拠
そうした事から、実務研修に行く事になったラウラを励まし・・・
背中を押そうと考えた
ラウラ「なんの冗談ですかね?さっきまではからかってたのに」
星村絵里「どうしてかね〜、とりあえず大丈夫だから頑張れ」
ラウラ「何が大丈夫なんですか?」
星村絵里「教えな〜い」
ラウラ「何が教えないだ!コラッ!」
ラウラは絵里の態度の豹変に疑い、ジト目で見つめるが絵里は適当に対応した
適当に対応されてしまったラウラは不満げな表情を浮かべたが・・:
絵里の励ましの言葉は別に悪い気がしなかった。
むしろ、ありがたい
まず絵里に言われた宇宙の星には絶対ならない。
生き延びて可変戦闘機パイロットでもエースになってやる。
そう意気込んだラウラは、ピザとコーラを食べ飲み席を立ち
ラウラ「私は絶対になりませんから、必ずエースになりますから。じゃっ」
星村絵里「お・・おう」
ミアン「行ってしまいましたね。副隊長」
星村絵里「うむ、あの調子だと確実に大丈夫だな」
ミアン「ですね」
絵里に自身の意気込み、そのまま何処かに行ってしまう
ラウラの意気込む姿を見た絵里は、改めて死ぬことなくやり遂げると思った
あの元気と意気込みを見たら、宇宙のお星様にはならないし・・・
敵と遭遇しても難なく戦果をあげそう・・・・
ミアンと会話しながら絵里はそう思った
星村絵里「さて会計終えて、私達も仕事に戻りますか」
ミアン「はい」
星村絵里「伝票を・・・・・げっ」
ミアン「どうしたんですか?」
星村絵里「あいつ、こんなに高い物を・・・・」
満足した絵里であったが、伝票見て驚いた
自分達は対して使ってなかったが、ラウラのせいで額が高額に
そこまで使ってなかったのに、ラウラのせいで・・・・
出世したら高額な物を奢らせてやる・・・・
絵里は高額に使ったラウラに怒りながらレジに行き・・・
会計を済ませると、ミアン従わせて任務地に向かった