マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第99話 口封じとオルガの地球帰還へ

2017-04-12 23:59:45 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
その光景を密かに覗いている者がいた。
光景をよく確認できるビルの屋上にフードの男が一人と・・・


「そろそろボルシチは用済みか、ボスに関する機密を喋る前に消す・・・」

                     カチャ


そう言うと謎のフードの男はスナイパーライフルを構える。
そして引き金を引く態勢を取る。
ライトを消す・・・・・・・・それだけである。

「本当に殺るつもりか?」

「念には念をです、それとこれからのプランⅩに必要な例の物は入手済みです。ボルシチにはもう用はありません。」

「そうか・・・・ならば良し消せ。」

「ハッ・・・・・・・・」

通信を終えるとライトに向けて銃口を向ける。
直ぐに殺せるようにと・・・・・・・・・

「もう一度言う、貴様の背後にいるのは誰だ答えろ!」

ライト「答えてなんになる、俺はなんにも・・・・」

                       ズドーン

ライト「こたえ・・・た・・ま・・..........」

                    プシャアアアアア

「なに!!」

士官に話そうとしないライトの抗議の声が途切れる。
ライトの撃ち抜かれて飛び散った血は士官の顔を紅く染める。
証拠隠滅のためライトが殺された。

「ライト・・・」

「スナイパーだ!伏せろ!」

ラウラ「少佐・・・・・伏せてください。」

一同は伏せるが、第二射は無かった。
だが重要参考人であるライトは頭を撃ち抜かれて死んでしまった。
事件は統合軍が工作員を射殺したことで事件幕を閉じた。

「フンこちら.ハースキーより、クライアントへミッションコンプリート。これより帰還する、しかし例のOSは所持してましたが回収は不可能と判断放棄します。では、通信終了オーバー。」

結果として分かったのは、この事件は迷宮入りした事である。

                          【病院】
オルガは目の治療のため病院に運ばれた。
周辺にはマウンテンキャット部隊の隊員がそれぞれ変装しながら警戒警護に当たる。
すると一人の士官が入ってくる。

オルガ「少佐、アダムスカ少佐!!!」

アダムスカ「オルガ・・・・・右目だけで済んだようだな。」

オルガ「申し訳ございません、それとライトは残念でしたね。」

アダムスカ「あぁ俺が尋問に当たったが、背後に誰かいるのは確かだと確信できた。」

ライトを尋問した士官の名はアダムスカである。
マウンテン・キャット部隊の隊長であるロシア人である。
元々はロシア軍のスぺツナズに所属しており、いち早く統合軍側につき。
裏稼業をこなした人物である。

オルガとはいろいろと仕事で共にする仲である。

オルガ「でこれからどうするつもりですか?」

アダムスカ「俺はいろいろと調査するさ、それとお前は地球へ帰還命令だ。」

オルガ「地球へ・・・・・・・」

アダムスカはライトの背後の関係を調べオルガは地球へ帰還すると言う事になった。
オルガは悔しがった・・・・・目の負傷についてはある事情があった。

オルガ「私が負傷した目は元々失明していた箇所です、地球へ内勤なんて・・・・」

アダムスカ「失明だと?」

オルガ「統合戦争の時発光弾により右目を失明しました。」

オルガが負傷した目は元々統合戦争時に負傷し失明していた。
苦しんでいたのは事実であるが勤務上支障はない。
それ故に地球へ帰還するのには不満がある。

だが・・・・・・

アダムスカ「お前が死ねば妹は天涯孤独になる・・・・それでも?」

オルガ「それは・・・・・・」

アダムスカ「迷いがあるな・・・・・迷いがあるならば邪魔だ。大人しく地球へ帰還しろ。」

アダムスカに妹の件について言われ迷いが生じる。
このまま任務を続行してオルガが死ぬようなことがあれば同じザースロン機関本部で内勤している妹を天涯孤独の身にしてしまう。
迷いが出た事によりアダムスカはトドメの一言を言う。

アダムスカ「さてどうするか?」

オルガ「・・・・・・・・帰ります、地球へ・・・・・・」

オルガは下を向きながら地球へ帰還しザースロン機関本部で内勤する道を選んだ。
やはり地球にいる妹を残して死ぬことはできない。
さっきの戦いで十分に味わった、ライトにこのまま殺されていたかもしれない。

まだ実力不足だと思う存分に味わった。
もうここで休んでもいいかと・・・・・・
だけどまだ帰れない一つやることがある。

オルガの心にはそのような気があった。

オルガ「でももう少し残させてください。」

アダムスカ「なぜだ?」

オルガ「私には会いたい人がいます、それに会わないで大人しく地球へ帰る気はありません。」

アダムスカ「会いたい人か・・・・・・・それは誰だ?」

オルガ「ラウラ・ベルタリアです。」

アダムスカ「ラウラ・ベルタリア!?あの准尉階級の女兵士か?なぜ会うのだ?」

オルガはラウラに最後に会いたいと考えていた。
ラウラに会いたいと言った時アダムスカは不思議な物を見る目で驚く。
会いたいその理由は一つあった。

オルガ「あの娘はこの一連の騒動を解決する何かがあります。本人はまだ気がついていないでしょうが、いつかそれに気がつき良き方向へ進んでいくからです。」

アダムスカ「あのメルトランか・・・・・・・俺もそう思っていた。」

オルガ「本当に?」

アダムスカ「あの娘はただ者ではない・・・・・・・そう想ったよ。」

アダムスカもラウラの姿を見てただ者ではないと感じ取っていた。
彼女をよく知りたいと思うほどである。
オルガがそんなに会いたいと思っているならば叶えてやるしか無い。

アダムスカ「ならば許可しよう、お前の願いとあらばな。」 

オルガ「少佐......」

アダムスカはオルガがラウラに会う事を許可する。
それを聞いた途端オルガは笑顔を取り戻した。
まるですっきりとしたような感じの笑顔である。               
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第98話 マウンテンキャット部隊

2017-04-12 12:50:17 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ライトと激しい戦闘の末、弾がなくなりその隙を突かれ銃を落とし。
拳銃を拾おうとしたところ踏まれ制圧されたラウラ。
己の欲望に走るライトから少しでも廃人になる薬物を投与しようとラウラに注射器の針を近づけさせる。
それを防ごうとラウラは抵抗するがライトを撃退する程体力はなく、注射器を刺される寸前になる。

その時であった。

                       キィー キキキキィーバタ バタ バタ バタ ザッ

ライト「な.なんだ!?」

軍用トラック数台とジープ1台が到着する。
トラックの中からMPと書かれた腕章とベレー帽を被った完全武装の歩兵が降りてきた。
そして周辺には黒い服装をした軍人も展開していた。

「第1分隊右翼!第2分隊は左翼に展開!第3分隊は逃げ口を塞げ!第4分隊前へ!ムーブ」

「ハッ。」

警務隊ではない、ザースロン機関が派遣した実働部隊。
マウンテンキャット部隊である。
オルガの密かな連絡を受けて出動したようであり、すぐさま部隊を包囲する形で展開する。

ライト「警務隊だと?なぜこうも早く部隊を展開できるんだ?それにジャミングで通信妨害したはずだ、手は打ったはずなのに・・・・・馬鹿なぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「各地を包囲せよ!!」

「銃を捨てろ!」

                                                             カチャ

「この場は包囲されている、大人しく降伏しろ!」

                                                             カチャ

工場全体は完全包囲されており、主導権はライトからマウンテンキャット部隊に移る。
ライトの抑える手から逃れるようにラウラはマウンテンキャット部隊の方へこっそり移動する。

ライト「いつの間に、なぜこうも早く警務隊が・・・・・駐車場は・・・・」

                                                          カチャ カチャ カチャ

「ゲームオーバー、俺の勝ちですね。」

一人の黒い軍服を被りベレー帽を被った少し更けているが若い士官が目の前に現れる。
後ろには男女のお付きの士官が横一列に並んでおり、この士官同様にベレー帽を被っている。

ラウラ「なんですか?あなた方?」

「ご苦労様でした、後は我々に任せてください。」

ラウラ「ハッ。しかし、なんでここだと分かったんですか?ジャミングが発生して、通信は不可能なはずなぜ?あなた方は・・・・・・・」

「それは今は言えませんが・・・・・・まぁとにかく任せてくださいよ。」

とラウラからの質問を軽く受け答える。
この時のラウラは何かすごいプレッシャーを感じた。
普通の笑顔のようであるがその裏ではものすごい威圧する何かがあると感じた。
一体何者だろうと・・・・・・・・・・

ライト「貴様ら何をごちゃごちゃと.....」

「......」

カチャ ズドーン カーン

ライト「な・・・・・・・・貴様らは・・・・・・・」

ライトに向けて拳銃を発砲した。
撃ったのは若い士官である。
ライトの手は完全に銃が持てない程手を損傷した。

「こブラギナ中尉の連絡を聞きましたが・・・・その、ブラギナ中尉が負傷したのは、私の失策・・・彼女には申し訳ない事をしました・・最初元反統合同盟の英雄いやGRUの狂犬に敬意を払って対峙したいところですが、そうも言うわけにはいかなくなりましたシュムエル・アスケナーゼ大尉。」

ライト「なぜ俺の本名を知って・・・・」

シュムエル・アスケナーゼとその士官はライトの本名を口にする。
ライトはその士官に対して質問をするが・・・・・

「黙れ!貴様に私に対し質問する権利もない!!私が聞きたいのは貴様の背後にいる人物だ!それを答えろ!。ライト・ケネディ大尉は既に第1次星間大戦で衛星軌道上で戦死した人物の名だ!!!その軍籍をどうやって取得したのか、そしてそれを手助けをしたのは誰か教えろ!」

と質問に答える権利はないと一蹴りし、ライトに向けていろいろと質問をする。
ライトは声の発言でひるんだがすぐににやけて・・・・

ライト「・・・・・くははははははは、貴様は知る前に死ぬ事になるだろう。くだばれ、死ぬのはお前だ!!!」

                                                     スチャ ズダーン

と士官に向けて片手で拳銃を発砲する。
先ほどの発砲で拳銃が使えないと思われたが、ライトは両方の手で物を扱えるため。
もう片方でも銃が使える。

ライトは勝ったと思ったが・・・・・・・・・・

「舐めるな!」

                       スチャ ズダーン

ライトは黒い制帽を被った士官に向けて銃を発砲し、その士官は膝から拳銃を取り出しライトの手に向けて発砲する。
ライトの銃弾は士官の顔をギリギリかすって、壁に銃弾が当たり士官の銃弾はライトの拳銃を弾き飛ばした。

ライト「ぐっぐそ。」

ライトは完全に両手が使えなくなり完全に戦闘能力がなくなった。
必死に苦しんでいるが、もはやもう死にたいである。
後ろの士官には被害はない。
ライトの銃弾は完全に外れた事が分かった。

「少佐、ご無事ですか?」

「大丈夫だ。」

「貴様これだけの人数で勝てるとでも思っているのか?少佐発砲の許可を・・・・」

                                                           ジャキ

「撃つな・・・・・まだ奴には聞く事はある。」

「しかし......」

「命令だ!」

「少尉、命令だ撃つな。」

「隊長・・・・了解しました。」

背後にいたマウンテンキャット部隊の女隊員は銃を取り出しているが、士官がライトを射殺しないように指示をする。
それを聞くと銃をしまった。

                                                           チャキ

「さぁ応えろ貴様の背後にいる奴を答えろ!」

士官はライトに対し背後にいる人物を言うように言った。
聞き出せば反統合系ゲリラ組織の一つを潰す事ができる。
ライトは笑って・・・・・・・・

ライト「言わん、統合政府の飼い犬如きに喋らん。」

「だったら貴様を引きずり降ろして細切れにしてでも吐かせてやりましょうか!!」

ライトは拒否する。
それを聞いた士官は冷静さを保ちつつ声を荒げてライトを威圧する。
拳銃の銃口をライトの口に入れながら。

「少佐落ち着いてください、少佐!」

「ハッ!!私とした事が、冷静さを無くすとは・・・。」

士官は冷静さを欠けてしまった事を後悔した。
しかし・・・・・・・

ミリア「あの士官は.......(一体何者なの?あの人物。)」

ミリアは士官をずっと凝視し続けている。
この士官が何者なのか・・・・・ミリアはそれを確認しようとするが・・・・・・

オルガ「・・・・・・」

ミリア「ブラギナ中尉・・・・・」

オルガが銃を向けている。
つまりこれ以上情報を聞くなと言う合図である。
ミリアはもう手だし無用と判断しこの士官が何者何かしる事を諦めた。
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