西暦2010年3月
地球人類が初めて経験した初の星間戦争第1次星間大戦は・・・
総人口の9割と地球の壊滅の被害を受けながらもゼントラーディ軍に辛勝した。
終戦直後、地球各地と宇宙各地の地球統合軍残存部隊は・・・
アドクラス艦隊とラプラミズ艦隊を始めとするゼントラーディ軍と統合・・・
新統合政府設立に伴い新統合軍が誕生する。
しかし
ゼントラーディ軍や監察軍まだ見ぬ脅威による再度の地球壊滅の恐れから・・・
新統合政府は人類移民計画を発動・・・
SDF-2メガロードとそれに続くSDF-3とSDF-4以降の同型艦は・・・
SDF-000ナンバーの移民船に変更になる。
2012年、カムジンによる第1次マクロスシティー攻防戦が勃発し・・
以降、ゼントラーディ人の不穏分子や反統合同盟の残党による・・
反統合戦争の再来が予測される中・・・
9月
第1次超長距離移民船団メガロード01出港
以降、近距離移民船団や超長距離移民船団は次々出港。
2013年の惑星エデン発見以降、数々の移民惑星が発見。
そればかりか、地球人に似たヒューマノイド種族や星間国家が見つかり・・
人類の生活範囲と新たな外交関係が構築・・・
人類史上最大の反映が築きあげた。
しかし
それは新たな戦場範囲の拡大に繋がり・・・
新統合軍ははぐれゼントラーディと反統合勢力・・そして星間国家。
これらの勢力との紛争を繰り返す・・・
こうした事もありながら、第1次星間大戦から10年が経った。
月面に・・・
半世紀後に起きる第2次ウィンダミア独立戦争で活躍する・・・
ハヤテ・インメルマンの祖母になるメルトランがいた。
本物語はそのメルトランのあるで出来事を記した物である。
【西暦2021年.月面クラビウス基地.機種転換センター】
新統合宇宙軍の本拠地月面の第2司令部が置かれているクラビウス基地。
クラビウス基地内部に置かれている機種転換センターがある。
海兵隊からマイクローン化したゼントラン、一般兵士要員が・・・
可変戦闘機のパイロットになるための施設である。
カゴメ「ふぁぁ今日の桐原少佐の補佐疲れた~」
新統合宇宙軍カゴメ・バッカニア少尉
カゴメ・バッカニア少尉は桐原茂人予備役少佐の補佐で疲れていた。
訓練教官の補佐はかなり激務であり、神経もかなり使う。
地球人やゼントラーディ人、その他の種族の訓練生がおり・・
それぞれの価値観からか・・・・
対応がしにくくカゴメは精神的にも肉体的にも疲れてしまう。
ラウラ「戦争では、勝つも負けるも、生きるも死ぬも、その差は紙一重である。アメリカ陸軍将軍ダグラス・マッカーサー、確かに分かるかも、地球人の軍人は凄いなぁ。」
新統合宇宙軍ラウラ・ベルタリア曹長
カゴメ「ん?」
カフェテリアの廊下を通った時、よく見かける青い髪のメルトランを見つけた。
彼女はラウラ・ベルタリア曹長、ゼントラン海兵隊からマイクローン化し・・・
可変戦闘機パイロットに機種転換するために頑張っているメルトランであり・・・
後にアサヒ・インメルマンの母になり、ハヤテ・インメルマンの祖母になる女性である。
カゴメが今見ているラウラは・・・
ムーンオレンジジュースとツナサンドイッチを食べながら勉強している。
首にはヘッドフォンをぶら下げており・・・・
与えられた携帯で昔の戦争記録の映像を見ているようだ。
カゴメ「ラ~ウラ、勉強?」
ラウラ「カゴメ、うん勉強。いろいろと地球人の優秀な軍人知りたいからね~」
カゴメ「勉強熱心ね、感心感心。」
ラウラの趣味は優秀な地球人の軍人を調べる事・・・
自分も地球の軍人として、優秀がなりたいが為にいろんな資料を調べている。
更に戦闘機の戦術のみならず、拳銃などの射撃・・・白兵戦。
銃剣道や剣道などを自ら体験している。
カゴメや桐原少佐からすれば勉強熱心・・・
だけど
授業中に寝るなどが問題だが・・・・
カゴメ「結構、難しい本ばっかり読んでいるのねぇ。」
ラウラ「うん・・・・地球人の軍人のエピソードや名言とか乗っているからねぇ~軍人だけではなく、ノルマンディー上陸作戦や硫黄島の戦いなど魅力的な戦いも勉強しているよ♪」
カゴメ「ノルマンディー上陸作戦、それ私の故国に関係するから知っているわ。ノルマンディー上陸作戦の映画かなり面白いから今度見ない?」
ラウラ「記録映像は助かる、見る見る!絶対に見る!」
結構勉強熱心なので、カゴメは今度歴史の映画見ないかと誘い・・・・
ラウラはその誘いに積極的に了承する。
歴史を覚えるのも目的だが・・・・・
カゴメ的にはもっとラウラに映画とかの文化にハマって欲しいと思っていた。
戦争の事ばかりじゃない、一般的な文化をラウラに知って欲しい。
と言うカゴメの思惑であった。
ラウラ「カゴメはこれから何するの?」
カゴメ「えっ私?・・・そうね・・・・何もする事ないや。」
ラウラからカゴメに何をするのか聞く。
聞かれた問いに対して、カゴメは何もする事がないと答える。
これから予定ないし、自室に戻ってご飯食べて風呂入って寝るだけ。
そう答えたカゴメに、ラウラは笑顔になって・・・・
ラウラ「一度、ダンスの練習に付き合わない?」
カゴメ「ダンス?あなた芸能人に入らないって・・・」
ラウラ「入らないよ、ダンスしているのは新たな戦術のため・・・一度見てもらいたいんだ。」
カゴメ「はははそうなんだ、いいわよ(そっちか~)」
ダンスの練習に付き合わないか聞いた。
カゴメはラウラの言葉に驚く・・・・なんせ以前、芸能人にならないか誘ったが・・・
可変戦闘機のパイロットになるからいいと断っている。
芸能人になる事を断ったラウラ・・・カゴメからすれば・・・
ラウラが芸能人になる気になっと思った。
が・・・
ラウラがダンスを始めた切っ掛けは新たな戦術を生み出すためであり・・・・
それを聞いたカゴメは少し残念がる。
ラウラ「さぁて始めるか・・・・」
それから数十分後、ラウラはまるで少年と思うかのような男っぽい格好をしながら運動スペースの部屋に入った。
帽子を被ったり、フード付きの服の下にタンクトップ.ハーフパンツ・・・
今のラウラの格好に付き添っているカゴメはもう少し女の子らしい格好しなさいよと思った。
事実、ラウラは休日の時・・・
年頃の男の子のような服装をしながら過ごしている。
カゴメがそう思っている中で・・・・・
ズダダダダダダダダダ
カゴメ「ひっ」
突然、銃声のような物が聞こえた。
それだけじゃない、ミサイルがやってくる音やら聞こえてくる。
-一体どんなダンスをするつもりなのよ!
カゴメは涙めになりながら、ラウラの姿を見る。
当のラウラは銃声やミサイルのやってくる音に合わせながら無言で踊るかのように動く。
まるでラップするかのように・・・・
カゴメ「ん?」
ラップみたいな動きをするラウラを見てカゴメはあることに気がつく。
この動き何処かで見たことある・・・・
ラウラがアグレッサー部隊に圧倒的な力を見せたあの演習・・・・
まさか・・・・・この動きは・・・・
クァドラン・ロー
カゴメはラウラの以前の動きと記録映像のクァドラン・ローの動きを思い出した。
ラウラは元クァドラン・ローのパイロット・・・・
バルキリーとクァドラン・ローの戦術を研究している。
ラウラがダンスと称しているのはクァドランの動きであり・・・・
銃声の音と共に急激な動きをし、ミサイルが来た時も銃声とは違う動きをしている。
更に言うならば地球人には真似出来ない動きをしている。
カゴメ「凄い・・・・・これがゼントラーディ人のダンス」
ダンスと言うなの戦術練習・・・・
ラウラは明るい性格の持ち主だが、殺戮を躊躇わないゼントラーディ人。
常に相手に勝つ戦いを研究し、地球文明から自分の力となるものを探し・・・
イメージトレーニングとしてダンスをし・・・力をつける。
感心の反面・・・・何処か恐ろしいと感じてしまう。
カゴメ「ラップとかやらないの?」
ラウラ「歌は歌わないけど、踊るだけならやる。たまに音楽つけると動きやすくなってさ。戦闘ばかり知ったら、私・・・ただのゼントラーディのまんまだよ。」
恐ろしく感じるも、文化的なダンスをやると聞いたら安心する・・・・
戦闘の為にダンスをやっているけど・・・
文明的なダンスをやっている
カゴメはそんなラウラの姿を見てホッとした。
ラウラ「お腹空いた、カゴメ・・・街で食べに行かない?」
カゴメ「行く行く、食べに行こういいお店知っているんだ。」
ダンスを終えたラウラはカゴメにご飯を食べに行かないかと誘い・・・・
カゴメはその誘いにのった。
ラウラの趣味は食べることであり、結構グルメな性格になっている。
ゼントラーディ人なので料理の知識の低いラウラをサポートするため・・・
カゴメはいつもお店を紹介している・・・・
その後
ラウラとカゴメは共にARMD級宇宙空母アルタミラに乗艦し・・
数々の事件に巻き込まれるのだが、それは別の話・・
そして・・・・
【西暦2058年1月3日】
第1次ウィンダミア独立戦争から2年前・・・・
第2次ウィンダミア独立戦争から9年前・・・・の出来事
ラウラは祖母になっていた・・・・
上官であり戦友である吉野大樹と結婚式・・・・
末っ子アサヒを含む3人の子宝に恵まれた。
アサヒも最前線で出会ったライト・インメルマンと結婚し・・・
ラウラと同じように3人の子供に恵まれている。
3人の娘が結婚して生れた子供の中では・・・
アサヒの子供が一番元気であり・・・
特にハヤテは義息子ライトの要素があり・・・
適当さとラウラと娘アサヒの勝ち気な要素があり、一番活発であった。
ラウラ「ハヤテ・・・・遅い、動きが遅い。」
ハヤテ「う・・・・・動きが遅いだって?何処かが?婆ちゃんの言われた通りやったぞ!」
ラウラの孫.ハヤテ・インメルマン
ラウラ「まだ分からないの?ステップからの俊敏な動きはない、それがダメ。改善すれば更にいい動きなのに・・・」
ラウラは孫ハヤテにラップ形式のダンスを教えていた。
ダンスがハマっていたハヤテは怠ける事なくしっかりラウラの教えに従っている。
姉アヤメなどの姉妹や父ライトと母アサヒも真剣な眼差しで見守っている。
なんせ1日に学校終わってから2時間は練習している。
後に繰り出されるインメルマンダンスはこの頃から身に付き始めたようである。
ライト「おっやっているな、義母さん・・・いつもハヤテを鍛えてもらってすいません。」
新統合宇宙軍ライト・インメルマン少佐
定期的に里帰りする義理息子ライト・インメルマンは・・・・
ラウラに会うたびにハヤテのダンス特訓のお礼を言う。
ライトにとっては父カール・インメルマンの同僚であり・・・・
愛する妻アサヒの母親である・・・
自分がいない時に息子を鍛えてもらう事に関してかなり感謝している。
アサヒ「ライト・・・・おかえりなさい~♪」
新統合宇宙軍アサヒ・インメルマン大尉
ライト「アサヒもいたのか、相変わらず元気だなぁ。娘たちは元気か?」
感謝の言葉を述べるだけではなく、愛妻アサヒや娘たちにも会う。
アサヒは最前線の紛争で出会った衛生兵で・・・・
様々な戦いを二人はお互いの戦場で戦い・・・
生き残ってきた。
そんなライトは少佐で、アサヒは軍医である。
最近はライトがある星系をいたる所に行っている為会えないが・・・
二人はすれ違う事なく、再会するたび愛を確かめあう。
アサヒ「ハヤテ・・・活発に動くわね。」
ラウラ「結構いい動き、もっと良くなれば・・・戦場に使えるわ。」
アサヒ「ちょっと勝手に将来戦争に出さないでくれる。母さん。」
ラウラの期待通り、ハヤテのダンスの能力が向上している。
これをバトロイド形態での戦闘に用いれば、かなり強力に戦える。
9年後、その予測の通りに・・・・
ハヤテはインメルマンダンスを駆使し強力なVF乗りになる。
Δ小隊の一員としてワルキューレのパフォーマンスや護衛を行うのだが・・・
これも別の物語で語られるだろう。
地球人類が初めて経験した初の星間戦争第1次星間大戦は・・・
総人口の9割と地球の壊滅の被害を受けながらもゼントラーディ軍に辛勝した。
終戦直後、地球各地と宇宙各地の地球統合軍残存部隊は・・・
アドクラス艦隊とラプラミズ艦隊を始めとするゼントラーディ軍と統合・・・
新統合政府設立に伴い新統合軍が誕生する。
しかし
ゼントラーディ軍や監察軍まだ見ぬ脅威による再度の地球壊滅の恐れから・・・
新統合政府は人類移民計画を発動・・・
SDF-2メガロードとそれに続くSDF-3とSDF-4以降の同型艦は・・・
SDF-000ナンバーの移民船に変更になる。
2012年、カムジンによる第1次マクロスシティー攻防戦が勃発し・・
以降、ゼントラーディ人の不穏分子や反統合同盟の残党による・・
反統合戦争の再来が予測される中・・・
9月
第1次超長距離移民船団メガロード01出港
以降、近距離移民船団や超長距離移民船団は次々出港。
2013年の惑星エデン発見以降、数々の移民惑星が発見。
そればかりか、地球人に似たヒューマノイド種族や星間国家が見つかり・・
人類の生活範囲と新たな外交関係が構築・・・
人類史上最大の反映が築きあげた。
しかし
それは新たな戦場範囲の拡大に繋がり・・・
新統合軍ははぐれゼントラーディと反統合勢力・・そして星間国家。
これらの勢力との紛争を繰り返す・・・
こうした事もありながら、第1次星間大戦から10年が経った。
月面に・・・
半世紀後に起きる第2次ウィンダミア独立戦争で活躍する・・・
ハヤテ・インメルマンの祖母になるメルトランがいた。
本物語はそのメルトランのあるで出来事を記した物である。
【西暦2021年.月面クラビウス基地.機種転換センター】
新統合宇宙軍の本拠地月面の第2司令部が置かれているクラビウス基地。
クラビウス基地内部に置かれている機種転換センターがある。
海兵隊からマイクローン化したゼントラン、一般兵士要員が・・・
可変戦闘機のパイロットになるための施設である。
カゴメ「ふぁぁ今日の桐原少佐の補佐疲れた~」
新統合宇宙軍カゴメ・バッカニア少尉
カゴメ・バッカニア少尉は桐原茂人予備役少佐の補佐で疲れていた。
訓練教官の補佐はかなり激務であり、神経もかなり使う。
地球人やゼントラーディ人、その他の種族の訓練生がおり・・
それぞれの価値観からか・・・・
対応がしにくくカゴメは精神的にも肉体的にも疲れてしまう。
ラウラ「戦争では、勝つも負けるも、生きるも死ぬも、その差は紙一重である。アメリカ陸軍将軍ダグラス・マッカーサー、確かに分かるかも、地球人の軍人は凄いなぁ。」
新統合宇宙軍ラウラ・ベルタリア曹長
カゴメ「ん?」
カフェテリアの廊下を通った時、よく見かける青い髪のメルトランを見つけた。
彼女はラウラ・ベルタリア曹長、ゼントラン海兵隊からマイクローン化し・・・
可変戦闘機パイロットに機種転換するために頑張っているメルトランであり・・・
後にアサヒ・インメルマンの母になり、ハヤテ・インメルマンの祖母になる女性である。
カゴメが今見ているラウラは・・・
ムーンオレンジジュースとツナサンドイッチを食べながら勉強している。
首にはヘッドフォンをぶら下げており・・・・
与えられた携帯で昔の戦争記録の映像を見ているようだ。
カゴメ「ラ~ウラ、勉強?」
ラウラ「カゴメ、うん勉強。いろいろと地球人の優秀な軍人知りたいからね~」
カゴメ「勉強熱心ね、感心感心。」
ラウラの趣味は優秀な地球人の軍人を調べる事・・・
自分も地球の軍人として、優秀がなりたいが為にいろんな資料を調べている。
更に戦闘機の戦術のみならず、拳銃などの射撃・・・白兵戦。
銃剣道や剣道などを自ら体験している。
カゴメや桐原少佐からすれば勉強熱心・・・
だけど
授業中に寝るなどが問題だが・・・・
カゴメ「結構、難しい本ばっかり読んでいるのねぇ。」
ラウラ「うん・・・・地球人の軍人のエピソードや名言とか乗っているからねぇ~軍人だけではなく、ノルマンディー上陸作戦や硫黄島の戦いなど魅力的な戦いも勉強しているよ♪」
カゴメ「ノルマンディー上陸作戦、それ私の故国に関係するから知っているわ。ノルマンディー上陸作戦の映画かなり面白いから今度見ない?」
ラウラ「記録映像は助かる、見る見る!絶対に見る!」
結構勉強熱心なので、カゴメは今度歴史の映画見ないかと誘い・・・・
ラウラはその誘いに積極的に了承する。
歴史を覚えるのも目的だが・・・・・
カゴメ的にはもっとラウラに映画とかの文化にハマって欲しいと思っていた。
戦争の事ばかりじゃない、一般的な文化をラウラに知って欲しい。
と言うカゴメの思惑であった。
ラウラ「カゴメはこれから何するの?」
カゴメ「えっ私?・・・そうね・・・・何もする事ないや。」
ラウラからカゴメに何をするのか聞く。
聞かれた問いに対して、カゴメは何もする事がないと答える。
これから予定ないし、自室に戻ってご飯食べて風呂入って寝るだけ。
そう答えたカゴメに、ラウラは笑顔になって・・・・
ラウラ「一度、ダンスの練習に付き合わない?」
カゴメ「ダンス?あなた芸能人に入らないって・・・」
ラウラ「入らないよ、ダンスしているのは新たな戦術のため・・・一度見てもらいたいんだ。」
カゴメ「はははそうなんだ、いいわよ(そっちか~)」
ダンスの練習に付き合わないか聞いた。
カゴメはラウラの言葉に驚く・・・・なんせ以前、芸能人にならないか誘ったが・・・
可変戦闘機のパイロットになるからいいと断っている。
芸能人になる事を断ったラウラ・・・カゴメからすれば・・・
ラウラが芸能人になる気になっと思った。
が・・・
ラウラがダンスを始めた切っ掛けは新たな戦術を生み出すためであり・・・・
それを聞いたカゴメは少し残念がる。
ラウラ「さぁて始めるか・・・・」
それから数十分後、ラウラはまるで少年と思うかのような男っぽい格好をしながら運動スペースの部屋に入った。
帽子を被ったり、フード付きの服の下にタンクトップ.ハーフパンツ・・・
今のラウラの格好に付き添っているカゴメはもう少し女の子らしい格好しなさいよと思った。
事実、ラウラは休日の時・・・
年頃の男の子のような服装をしながら過ごしている。
カゴメがそう思っている中で・・・・・
ズダダダダダダダダダ
カゴメ「ひっ」
突然、銃声のような物が聞こえた。
それだけじゃない、ミサイルがやってくる音やら聞こえてくる。
-一体どんなダンスをするつもりなのよ!
カゴメは涙めになりながら、ラウラの姿を見る。
当のラウラは銃声やミサイルのやってくる音に合わせながら無言で踊るかのように動く。
まるでラップするかのように・・・・
カゴメ「ん?」
ラップみたいな動きをするラウラを見てカゴメはあることに気がつく。
この動き何処かで見たことある・・・・
ラウラがアグレッサー部隊に圧倒的な力を見せたあの演習・・・・
まさか・・・・・この動きは・・・・
クァドラン・ロー
カゴメはラウラの以前の動きと記録映像のクァドラン・ローの動きを思い出した。
ラウラは元クァドラン・ローのパイロット・・・・
バルキリーとクァドラン・ローの戦術を研究している。
ラウラがダンスと称しているのはクァドランの動きであり・・・・
銃声の音と共に急激な動きをし、ミサイルが来た時も銃声とは違う動きをしている。
更に言うならば地球人には真似出来ない動きをしている。
カゴメ「凄い・・・・・これがゼントラーディ人のダンス」
ダンスと言うなの戦術練習・・・・
ラウラは明るい性格の持ち主だが、殺戮を躊躇わないゼントラーディ人。
常に相手に勝つ戦いを研究し、地球文明から自分の力となるものを探し・・・
イメージトレーニングとしてダンスをし・・・力をつける。
感心の反面・・・・何処か恐ろしいと感じてしまう。
カゴメ「ラップとかやらないの?」
ラウラ「歌は歌わないけど、踊るだけならやる。たまに音楽つけると動きやすくなってさ。戦闘ばかり知ったら、私・・・ただのゼントラーディのまんまだよ。」
恐ろしく感じるも、文化的なダンスをやると聞いたら安心する・・・・
戦闘の為にダンスをやっているけど・・・
文明的なダンスをやっている
カゴメはそんなラウラの姿を見てホッとした。
ラウラ「お腹空いた、カゴメ・・・街で食べに行かない?」
カゴメ「行く行く、食べに行こういいお店知っているんだ。」
ダンスを終えたラウラはカゴメにご飯を食べに行かないかと誘い・・・・
カゴメはその誘いにのった。
ラウラの趣味は食べることであり、結構グルメな性格になっている。
ゼントラーディ人なので料理の知識の低いラウラをサポートするため・・・
カゴメはいつもお店を紹介している・・・・
その後
ラウラとカゴメは共にARMD級宇宙空母アルタミラに乗艦し・・
数々の事件に巻き込まれるのだが、それは別の話・・
そして・・・・
【西暦2058年1月3日】
第1次ウィンダミア独立戦争から2年前・・・・
第2次ウィンダミア独立戦争から9年前・・・・の出来事
ラウラは祖母になっていた・・・・
上官であり戦友である吉野大樹と結婚式・・・・
末っ子アサヒを含む3人の子宝に恵まれた。
アサヒも最前線で出会ったライト・インメルマンと結婚し・・・
ラウラと同じように3人の子供に恵まれている。
3人の娘が結婚して生れた子供の中では・・・
アサヒの子供が一番元気であり・・・
特にハヤテは義息子ライトの要素があり・・・
適当さとラウラと娘アサヒの勝ち気な要素があり、一番活発であった。
ラウラ「ハヤテ・・・・遅い、動きが遅い。」
ハヤテ「う・・・・・動きが遅いだって?何処かが?婆ちゃんの言われた通りやったぞ!」
ラウラの孫.ハヤテ・インメルマン
ラウラ「まだ分からないの?ステップからの俊敏な動きはない、それがダメ。改善すれば更にいい動きなのに・・・」
ラウラは孫ハヤテにラップ形式のダンスを教えていた。
ダンスがハマっていたハヤテは怠ける事なくしっかりラウラの教えに従っている。
姉アヤメなどの姉妹や父ライトと母アサヒも真剣な眼差しで見守っている。
なんせ1日に学校終わってから2時間は練習している。
後に繰り出されるインメルマンダンスはこの頃から身に付き始めたようである。
ライト「おっやっているな、義母さん・・・いつもハヤテを鍛えてもらってすいません。」
新統合宇宙軍ライト・インメルマン少佐
定期的に里帰りする義理息子ライト・インメルマンは・・・・
ラウラに会うたびにハヤテのダンス特訓のお礼を言う。
ライトにとっては父カール・インメルマンの同僚であり・・・・
愛する妻アサヒの母親である・・・
自分がいない時に息子を鍛えてもらう事に関してかなり感謝している。
アサヒ「ライト・・・・おかえりなさい~♪」
新統合宇宙軍アサヒ・インメルマン大尉
ライト「アサヒもいたのか、相変わらず元気だなぁ。娘たちは元気か?」
感謝の言葉を述べるだけではなく、愛妻アサヒや娘たちにも会う。
アサヒは最前線の紛争で出会った衛生兵で・・・・
様々な戦いを二人はお互いの戦場で戦い・・・
生き残ってきた。
そんなライトは少佐で、アサヒは軍医である。
最近はライトがある星系をいたる所に行っている為会えないが・・・
二人はすれ違う事なく、再会するたび愛を確かめあう。
アサヒ「ハヤテ・・・活発に動くわね。」
ラウラ「結構いい動き、もっと良くなれば・・・戦場に使えるわ。」
アサヒ「ちょっと勝手に将来戦争に出さないでくれる。母さん。」
ラウラの期待通り、ハヤテのダンスの能力が向上している。
これをバトロイド形態での戦闘に用いれば、かなり強力に戦える。
9年後、その予測の通りに・・・・
ハヤテはインメルマンダンスを駆使し強力なVF乗りになる。
Δ小隊の一員としてワルキューレのパフォーマンスや護衛を行うのだが・・・
これも別の物語で語られるだろう。