コンプレックス

シネマ・コンプレックスとか、すてきな響きじゃないか。
ようするに、ただの映画館なんだけどね
そこを「ただの映画館」なんてことにしないでね、コンプレックスなんてね
ここいらではややネガティブなことばだけど

そういえば、ウォーターボーイズで、
つまぶき聡が通っていた高校は「唯野高校」っていってさ
「ゆいの」高校って読むんだけども、まあこれもただの高校なのね

作中で、平野あやが行っていたのは、「桜木女子高校」

あら、映画館の話をしていたら、
なつかしい映画の話になって
映画を見たくなってきた。

だったらコーナン

だったらコーナンだったらコーナン
コーナンだったらこーなったー
コーナンだったらこーなったー　　コーナン♪

この歌詞つくったの、だれだ
ゆるさない、おれはゆるさないぞ

カンバスを張る

今日も明日も雨らしい
ところによっては強いらしい

カンバスを張るのは、雨の日がいいと、たしかあれは高校の先生におそわったのだ

このまま雨がどんどん降って、みんなはボートで出勤して
やがて晴れて
ボートの渋滞ができて
ボートの衝突事故なんかがおきて

そしたらボートの救急車と、ボートのパトカーがやってくるのだろう




つまりぼくは一日ひながに、ぼーっとしていたんだ
その時思い出したのは、こんな画像だったよ

出てユッケ

今日は夕方から大学へ
ゼミにおよばれで大学へゆく
白玉だんごつくりたかったんだが、しかたがないか

昼は母のカーでベニヤ板を買いにゆく
角材はまだない
まだパネルをつくることができないのか
おとなしくカンバスを張ればいいんか

言いたいことはぽつぽつと
あいかわらずかわらず
あのとき、今はこうだと言って、アルバムをつくったじゃないか
いまもまだこうなんだなあ

近ごろ話題のユッケでも食べようかいな
そしたら変わるかいな

ジェロニモ

おお　ジェロニモ

うるわしのジェロニモ　いとおしい、うつくしい

ジェロニモ
あなたのジェロニモ　わたしのジェロニモ

きみのジェロニモは細い
きみよりおれのジェロニモのほうが太い

おれはジェロニモを取り出して、すかさずやつに見せつけてやった
やつはおれのジェロニモを見てこおりついた。
やつのジェロニモはちぢみあがったことだろう。

おれのジェロニモは太い
あいつのジェロニモはより太い
くやしいジェロニモ、うらやましいジェロニモ

ジェロやましい

たのしいジェロニモだった。

外の

人の悩みは数知れない
ぼくは窓を大きくあけて、風がはいるだけでもいいんだけど

それは最近よくある、上をめざさない若者か

ぼくはバブルをしらないな
くやしいなー、と思うこともあるし、知らなくてよかったなー、と思うこともある

なにはともあれ、あの建物も、この道も、できたのは今ではない
いまもなお、昔の道路を歩いている
あの木を植えたのも、のびたのも
このシャツのかたちも、あの靴のゴムも、ぜんぶそうみたい
もともとぼくはぜんぶ囲まれているんじゃないか？

若者のすべてじゃない

自分より若い人たちがふえているようである
なにしろぼくはもう、学生服を着ていない
エリに白いつめたいあれ、もう絶対に入れることはない

そしてぼくはもう、大学へ講義をききにもいかない
おしゃれなカフェーイでごはんをたべたいけどね

いまぼくはなにものにも属してはいないだろう
だから自分より年上か、年下なのか、そのどちらでもない場合は、同い年だ
アルバイトの人たちからみればぼくは、かわいい～年下の男の子～、は左き～き～♪ のままか

まなかな

きのう買ってきた画材を、寝抜けにみたらしあわせだった
さんさん太陽にむけて、ふとんをほした
今日は晴れ
それでまあいいとしよう。うれしいこと。

井高野－日本橋

今日はなんだかんだのサイクリング
画材を買いに、なんば、日本橋へゆく。けっこう距離があったけれども、あんがいスムーズにことが運んで、行き止まりなしの、ノンストップで一時間だった。

松屋町でやや丘を登って、くだった。

ぐるぐるのポーンで洋画材料店ついた。
そしたらさまざまなものがおしよせてきて、パッパッパっと絵の具やスケッチブックを選んで、三十分ぐらいで買い物を済ませてしまった。
もっともっと味わいたかったものがあるのだけれどね、なんだかおれのなかで、なにかが爆発したみたいになったよ。

行き帰りの途中で見かけた、オッサンやオバチャンやネーチャンやニーチャン
だらしのないジーチャンなどなど
ところどころにボロボロでくさったような家。

ぼくは自転車でノロノロ運転で、ところどころあぶなっかしい。
結局、灯油は入れることができなかった。京都では三リットルだけ、入れられたのだけれどもね。大阪では無理なのかもしれない。あんがいそういうものだ、とおもっている。
まったく今日は、スリリングだった、といえるだろうね。普段の生活を考えると。

あんなところにある。コンビニが、スーパーが、駅が、道が、川が、橋が、坂が。

窓の向こう

窓にはいろいろ種類があるよ
屏風みたいにぎざぎざに開くやつとか
持ち上げて開くやつとか
出窓なんかはわりと、両手で左右に観音開きだし
ただ引くやつとかね
天窓はわりとあこがれ

ローマの休日でさ
新聞記者が住んでいたアパートのあの部屋、あれがまさしくあこがれのワンルーム
丘の上のアパートを探しましょう

今日は黄砂もややうすめ
昨日はさすがにのどがいたくなった

日本海岸から中国にむけて、でっかい扇風機をつくる という突拍子のない計画はたたないものか
あるいは節電、節電のいま、羽は回転しないのか

はさみのあと

昨日 散髪をしてもらった
せまいワンルームの、そのなかのバスルームでだ
でっかい万能はさみなんかを持ち出したりなんかして
耳まではさんだりして
あなたはえらい泣いてしまったのだけど、おれはあんがい平気のへいちゃらだったよーだ
もう治ってしまったよ
もう傷口はとじてしまったよ
たぶん、バンドエイドをはがしたときがいちばん痛かった

あなたがあたふたで、前後不覚なんなら、おれが前後を示さないといけない
逆でも、あなたは意外としっかりしているようだよ