かつて保有していた日本M&Aセンターの24年3月期決算です。
中堅中小企業のM&A仲介で最大手です。
成約案件は増えており、回復基調は維持できているようです。
件数 |
2023 |
2024 |
増減 |
成約 |
1,050 |
1,146 |
+96 |
売り成約 |
519 |
566 |
+47 |
買い成約 |
531 |
580 |
+49 |
成約組数 |
539 |
585 |
+46 |
売上⾼は、28億円増加した⼀⽅で、売上原価は17億円増、販管費は4億円増でした。
その結果、売上高総利益率は56.9→55.8%、営業利益率は37.0→36.4%に悪化しています。
昨年同様、高水準ながら利益率悪化に歯止めが掛かりません。
資産は、現預⾦が456→374億円と大きく減少しました。
また投資有価証券は89→119億円に増加しています。
債務は、有利子負債が63億円計上されました。
一方で、利益余剰金は511→542億円に増加しています。
営業キャッシュフローマージンは20%台半ばまで戻しました。
ただし投資キャッシュフローの急増で、フリーキャッシュフローはマイナスに転じています。
業績は戻ってきましたが、株価は落ちる一方です。
一度失った信用は、なかなか戻らないようです。
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