小鳥は鳴き語り合っている
太陽はそこにあり
地球は回り続けている
夏に至るかてい
今が盛りか
夏に至れば
今度は
冬に向かう
地球は回り続けている
このことを
感じることなしに
生きてきた
このことを
不思議と思わずに
生きてきた
地面に張り付いたまま
重たい身体を
一生懸命動かしながら
生きてきた
でも今は
身体とは別の
軽やかなわたし
が書いている
わたしは
知っている
地球が回っていることも
そこに太陽があることも
目に見えないが
いつも
何かに見られていることも
全てのものには
何かが宿っていることも
それを疎かにし続けてきたわたし
知っていたはずなのに
何か
を大切にしてこなかったわたし
は苦しかった
見えているものを優先し
見えないからと
無視し続けていた
今は違う
知っている
ことを無視できない
気持ちの良い方へ
わたしが納得する方へ
わたしが心地よい方へ
落ち着く方へ
安心する方へ
嬉しい方へ
楽しい方へ
見えないものこそを
大切にしたいわたし