武論尊さんに同作の誕生について尋ねたとき、核戦争後の世界を描いたバイオレンス映画「マッドマックス2」と共に、独裁者ポル・ポトに支配され、多くの国民が殺されたカンボジアの影響もあると教えてくれました。
武論尊さんは独裁政治から脱したばかりの同国を訪れ、子供に護衛してもらい、町にあるガイコツの山を見たそうです。「北斗の拳」では、主人公の宿敵で長兄のラオウが、乱れた世界を力で制圧しようとしますが、「それも一つの方法」と考えるしかない経験があったのです。また当時の世界は、米ソ対立で核兵器の脅威にさらされていたので、やはり説得力がありました。虐げられる弱者の痛みといった、いつの時代に誰もが共感できる要素も盛り込んでいて、今読んでも魅了されるのです。
(中略)
連載当時、「世紀末」というダークで危険なにおいがする世界観は魅惑的でした。戦いの最後に告げる「お前はもう死んでいる」、やられた時の断末魔「ひでぶ」、ひどいことをしたときに言う「てめえらの血は何色だ!」などのせりふを口にした人も多いのではないでしょうか。「北斗の拳」の人気は、同誌のランキングで3年間トップの座を譲らなかったそうです。
(感想)
カンボジアのキリングフィールド
は、私も訪れたことがあり、
衝撃を受けました。
辛い辛いの
自分の辛いがちっぽけに思えた旅でした。
虐げられる弱者の痛み
もう一度言いますが、
虐げられる弱者の痛み
これに共感できて
助けたい
救いたい
と感じる人が多ければ、日本はまだまだ大丈夫!
なんだろう、と思います。
北斗の拳40周年が
いまで、
再度アニメ化
されるのも
何だかすごいなぁ〜