研究では、自分の人生を英雄物語に組み込んで再解釈することで、被験者たちは課題に立ち向かう姿勢が強化されると同時に、人生に意味を感じるようになり、より深い幸福度につながることが判明しました。
英雄物語は数千年間も同じテンプレを使い回している。それは、
英雄が冒険に出て、試練を乗り越え、変化して帰ってくるという、物語の基本的な流れです。
私たちの脳は、物語を通じて世界を理解し、自己のアイデンティティを形成するように進化してきました。
これは、何千年も前からホモ・サピエンスが火を囲んで挑戦や勝利の物語を語ってきた歴史に深く根ざしています。
これらの物語は、単なるエンターテインメント以上のものであり、私たちの脳が情報を整理し、経験を理解する手段として機能しています。
以前に行われた研究では、20代前半までに、ほとんどの人は自分たちがどのように今の自分になったのか、そして将来どこへ向かうのかを説明するなんらかの「物語」を構築していることが示されました。
研究者たちは、人間の脳が物語を受け入れやすく、物語に強く反応するように「配線されている」と指摘しています。
つまり、物語は情報を整理するだけでなく、自己のアイデンティティを形成し、経験を一貫したものにする重要な役割を担っているのです。
「人生は物語であり、私たちはその物語の作者です」
この言葉のように、あなたの人生が壮大な英雄の旅であると考えてみてください。
私たち一人一人は、自分自身の物語の中で真のヒーローになる力を持っています。
たとえ世界全体を救うことはできなくても、自分自身の人生を変えることは可能です。
英雄的な人生を歩むための一歩を踏み出すことは、決して難しいことではありません。
ジョセフ・キャンベルが言ったように「英雄の旅は、自分自身の中心、自分自身の心の中にある」のです。
ドラゴンを倒すことだけが、栄光ではありません。
自分自身の人生の物語の中で、ヒーローとして輝き、自分だけの伝説を紡ぎだしましょう。
(感想)
非常に興味深い、面白い研究です。
わたしは
わたしの
人生物語をようやく書き始めた感があります。
このブログを書き始めた頃から
やっとです^^