そして、下水処理場と同じ条件である野外環境でも同様のパフォーマンスを発揮しました。
特に注目できるのは、高い蓄積性があり自然界でほとんど分解されないことから「永遠の化学物質」と呼ばれるPFOSの除去率です。
研究チームは、「PFOSを50%除去するものはまだなく、ミジンコのシステムは既存のろ過システムよりも優れています。しかも他のアプローチは非常に大きなコストがかかり、有毒な副産物も大量に生成されます」と主張。
またこの新しい手法であれば、一度導入するだけで、ミジンコのクローン繁殖の能力によって、システムが維持されるというメリットもあります。
加えて高度な水処理プラントが少ない発展途上国にも導入しやすく、遺伝子編集技術などを加えれば、特定の化学物質を標的にするこも可能かもしれません。
今後の進展によっては、私たちがまさに必要としていた「環境に優しく、低コストで、拡張性のある水処理システム」となるかもしれないのです。
「ミジンコのようだ」という表現が、誉め言葉になる日も近いでしょう。
(感想)
「遺伝子編集技術などを加えれば・・・・」
という部分はちょっと気になるところですが、
とるに足らない
ちっぽけな存在の代名詞である
「ミジンコ」が
自然界では分解できない
工業用化学物質や、他の有害物質を
こしとる
能力がある。
ミジンコは
自らを犠牲にして
自然界を守ってくれる存在なんでしょうか。
>ミジンコは水中で生息する甲殻類であり、水中から微小なプランクトン類、残骸、粒子をこしとって食べる「ろ過摂食者(filter feeder)」です。
とあります。
ミジンコ
が有害物質を自らの身に引き受けてくれることはわかりました。
さらに、
ミジンコは進化して、
自然界では分解できない
化学物質を分解できるミジンコ
が誕生!という想像が湧いてきます〜
ミジンコを舐めるなよぉ〜、笑