――世界情勢も含めてニュースからは日々、いいワード、悪いワードが飛び交って耳に入ってくると思いますが、それに影響されて、自分の中から出てくるメロディや言葉が変わってきたなって感じたことはありますか?
甲本 それはないです。もうどんなニュース見ようが何が起こっていようが、それを曲にしようとかまず思わないし、自分の活動に反映させるつもりは全くないし、だけど出てくるものなんです。そこはもう任せるしかない。
(記事より一部抜粋です。)
自分にとっての幸福感があれば、見ず知らずの人から「いいね」なんて要らないです。
――自分だけの幸せ、小さな幸せを積み重ねていけば、色々なことを乗り越えていけますよね。
甲本 僕はライヴやっている時、1ステージ1ステージがそんな感じです。もう至福の時間です。
――なぜ年齢の質問をしたかというと、先日落語家の三遊亭兼好師匠にインタビューをした際、年齢による変化が著しいという話になって。今まではワンフレーズ息継ぎなしでいけていたところが、だんだんどこかでブレス入れないといけなくなっている、と。
甲本 なるほど。
――そうすると、笑いのポイントが変わってくるんだけど、でも今まで予期してないところで笑いが起きたりとか、何かそういう発見もあるそうです。だからその体力に応じて噺を変えた方がいいのか、それとも体を鍛えて噺を全うするべきか、今がターニングポイントとおっしゃっていました。
甲本 それはすごく面白い。やっぱりそれは意識的に伝えたい、理想とするそのビジョンがあるからなんですよ。僕はないんだもん。自分がお客さんにこう見えて欲しいとか、歌がこう聴こえて欲しいというのもないから、その日出る声を出して、その日動ける動きをする。こうして話をしていると、世間をなめているようで、なんか申し訳ないって気持ちになる。
――決してなめてはないと思います。唯一無二の才能だし、超人だと思います。
甲本 いや、なんだろう、無責任なだけなんです。どうでもいいとずっと思ってる。
――それでもザ・クロマニヨンズの音楽を聴く人、ライヴを観たい人がどんどん増えています。
甲本 それはもうみんなのおかげだよ。申し訳ないよね。でも10代、中学生ぐらいからもうずっとどうでもいいということが、意識として言語としてあるんです。今でもそうなんです。
――逆にそう思っている方が、生きていく上では楽なのかもしれないです。
甲本 楽な部分もある。そのおかげで人に迷惑をかけることもあろだろうし、自分が困ることもある。でもそれも含めて、なんかどうでもいいんですよ。本当にまだ物心がついてない気がする。
(感想)
還暦を過ぎたんですね〜
色々調べてみると
なんだか
これからますますご活躍が期待されるお方だな、と感じました。
岡山県岡山市出身
O型
年末年始は
両親・俳優でもある弟さんとヒロトさん家で過ごすようです。
ご活動に注目してみます。