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おはようございます。中小企業診断士の竹内幸次です。今日は横浜市の技術開発系助成金の仕事、午後は横浜市の中小企業のコンサルティング、夕方からは横浜市でコンサルティングの打ち合わせをします。
今日は農産物の産地表示に関してです。スーパーマーケット等では「神奈川県産 ネギ」のように表示されることが多くなりました。「そうか近県のネギなんだ」のように感じて消費者の立場だと安心感を覚えますよね。購買にプラス、販売にプラスになります。
これにより「神奈川県産のネギがよく売れたので、明日も神奈川県産のネギを10箱注文したい」のように、スーパーマーケットの仕入担当者が中央市場等の青果仲卸業者に「県」を指定することが増えています。
一見当然のように見えます。しかし、農産物ですから供給数は工業製品のようにはコントロールできないため、青果仲卸業者は神奈川県ではなく、山梨県産等のネギを販売しようとします。勿論神奈川県産があればそれを販売するのですが、ない場合には、近県のネギをお勧めするのです。
そして「山梨産か…じゃあ別の仲卸から神奈川県産を仕入れるから今日はいいや」という感じになることがあります。
このような流通の結果、よく売れるネギと売れないネギの差が大きくなり、流通上のロスも発生します。これは商品のコストに反映されて、流通全体のコストアップになり、青果仲卸業者の赤字増加につながっていきます。
青果仲卸業の経営者とよく情報交流するようになってからは、消費者の行き過ぎた産地意識も問題かもしれないと感じるようになりました。神奈川県産ではくても、近県や国産なら、それを扱った青果仲卸業者と小売店を信用して買って欲しいものです。
青果小売店の説明力、接客力の発揮の時ですね。
▲スーパーマーケットで一般的になった産地表示。いいことだが…
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経営コンサルタント 竹内幸次 (株)スプラム社長 中小企業診断士 経営士 1級販売士 イベント業務管理者
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先生の講義、本当に参考になりました。
自社ブログは前からあったのですが
携帯からの閲覧の際の
大きなPR広告が気になっていて
講義をキッカケに先生の勧めていらした
Gooに引っ越しました
まだまだ引っ越し途中で
まとまっていませんが
今後はビジネスブログとして意識しつつ
実践していきたいですね
また機会があれば是非講義に参加したいと
思っています
ありがとうございました。