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急接近!佐々木匠 梁から金言

2016-02-12 07:00:00 | ベガルタ仙台
 未来の10番を背負う佐々木匠選手と現エース・10番を背負う梁勇基選手の青空面談が延岡の空の下で行われた。
佐々木匠選手は入団後、憧れの梁選手と初めて2人きりの時間をゲット。佐々木匠選手がキャンプでキック精度向上に取り組んでいることを察してか梁選手はボールの蹴り方を伝授。早速、憧れの大先輩から直にアドバイスをもらう事ができ、嬉しかったことだろう。試合を想定すると、佐々木匠選手のドリブル突破が成功しその後に精度の高いパスが味方選手に通れば、得点のチャンスは大きく膨らむだろう。
 梁選手からのアドバイスが実を結ぶことを信じて、佐々木匠選手の成長を開幕戦まで楽しみに私は待ちたい。


仙台佐々木に梁の教え 現エースから未来のエースへ

 帝王学、伝授! 仙台のMF佐々木匠(18)が宮崎・延岡キャンプ7日目の10日、MF梁勇基(34)から金言を受けた。「将来、梁さんから背番『10』を継ぎたい」と意気込む期待の高卒ルーキーは、入団後初めて2人きりの時間をゲット。澄み切った延岡の空の下で大先輩と貴重な時間を過ごし、未来への飛躍を誓った。

 「ボール蹴ろうや」。居残りFK練習を終えた梁が佐々木に歩み寄った。しばらくパス交換をした後に、ベガルタの背番「10」と未来の「10」佐々木が青空面談を始めた。初めは2人の間にボール1つを挟み、キックについて技術を伝授する。

 「インパクトはもっと強く、速いボールを蹴れるように」「受ける側を考えて高さも意識するとよい」(梁)。憧れの大先輩からのアドバイスに、佐々木は一語一句を聞き逃すまいと、真剣に聞き入った。キックの精度を上げることは、今キャンプで佐々木が課題としてきたこと。それを梁は、余すことなく伝授した。佐々木は「分かってくれている気がして本当にうれしかった。もっと練習したいって思います」と目を輝かせた。

 「プロでは公式戦と練習試合の雰囲気は全く違うよ。そこでチャレンジできるか弱気になるか。お前は失うものはない。ならばチャレンジした方がよい」(梁)。まだ1年生の佐々木に、すでに梁は大きな期待をかけている。帰り際、梁は「タクミ足短いな~ってからかってたんすよ(笑)」と冗談でけむに巻いたが、しっかりと身になるアドバイスをおくっていた。

 梁の言葉に感銘を受けた佐々木は、引き締まった表情で、こう切り出した「『もっと自分を出せ』とも言ってもらえた。今後、俺はこんなもんじゃないって、もっとアピールしていきたい」と、佐々木の心に熱いものが宿ったのは、確かであろう。新シーズンが始まれば、ともにピッチで躍動する日が来る。佐々木は梁の背中を追い続け、いつの日か超えてみせる。

日刊スポーツ [2016年2月11日10時58分 紙面から]


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