天海ねーさんの舞台復帰第一作、ということで
あまりにも魅力的すぎるキャスティングに
最初っからチケット取るの半分あきらめてたのですが
群馬の妹がゲットしてくれたので、
一年以上ぶりに新感線の舞台を見ることにできました。
(前回は五右衛門ロックでした)
会場は渋谷のシアターオーブ。
同じフロアにコンビニがあるのがうれしい♪
芝居見るとき、ちょこっと飲み物とかほしいですから。
特に今回は長丁場だし(4時間)
さて、舞台です。
「将門の乱」を主軸にしたストーリー。
将門役の松山ケンイチがまっすぐな武士で
民衆の期待と裏切り、その人気を利用する政治の黒幕たちに
翻弄され、妻である蒼真(天海)を守るために敵方につき
最後には故郷と妻を守るために果てていく。
・・まっすぐだねぇ。まっすぐすぎてアホです。
うーん、こういうタイプの男、好きなはずなんだけど
「支えてあげたい」っつー気持ちになれないのはなぜだろう。
蒼真はその夫を支え、その夫の志を守るため
争いの中に身をゆだねていく。
いやー、かっこいいわぁやっぱり!
途中からきっぱり「武将」になっていくところは
「ついていきます!」と思わせる強さ。
夫への愛を盾に、国をひとつ預かるという度量の広さ、
そして戦いの先方に立つ強さ。
「理想の上司」ナンバーワンは伊達じゃないねえ。
早乙女太一の美しすぎる殺陣、
平幹次朗の、当然といえば当然だけど
「その場にいれば場が重厚になる」抜群の存在感。
橋本じゅんさんの「人間離れした」演技力も
もちろん最高でした。
でもワタシが一番心に残ったのは
梶原善さん演じる禅正淑人(ぜんじょうよしと)。
将門と蒼真のまっすぐな心を受け止めながら
私利私欲と陰謀の渦巻く朝廷にも取り入る。
清濁併せ呑む姿はかならずしも「正義」ではないけれど、
時代を動かすというのは、結局こういうことなのでしょう。
禅正淑人が朝廷に対して
政を変えていくと宣言した姿が
この舞台でいちばん好きなシーンです。
あと、いつもいつもいつもいつも思うのだが
新感線の舞台は前半が長すぎる!
なんとかならんのか!
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