TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

関東ふれあいの道 栃木18-17 その2

2019年07月06日 | Weblog
根本山から下っていくと自然観察センターがあります。
この辺り一帯は軽いハイキングコースなど設備が整っていました。
まだ営業時間前でした。

自然観察センターには千本桜といわれる桜の名所があります。
当然のことながら今は毛虫しかついていません。いつか桜の時期に来てみたいところリストに加えました。

やがてコースポイントの能仁寺に着きました。
写真を撮って先に進みます。

コース終盤に差し掛かる頃『日本一えびす様』という看板が目に入りました。
大前神社です。
五行川沿いにあり、参道を入るとコミカルな様相のえびす様が鎮座しておられました。

一通りお参りしたあと、五行川に降りる階段に腰掛けてコーヒタイムにしました。
川にかかる橋から丸見えですが、視線も気にすることなくパンをムシャムシャ、コーヒーをゴクゴクやりました。

目の前の五行川を見ると水深が浅く水が透き通っているので、鯉が泳いでいるのが見えました。
魚が悠々と泳ぐ姿を腰をおろして見ているなんて、日常ではあまり無いことでしたから、ちょっと得した気分です。

立ち上がりザックを背負い直します。
五行川沿いにサイクリングロードが整備されており、狭いながらにも走りやすそうでした。

大前神社から3kmほど歩くと真岡駅に着きました。
ここがコース18の終始点となります。

真岡駅はSLをイメージした駅舎の形になっており、実際土日祝日にはSLによる運行もされています。
D51のプレートを掲げた車両も見ることができて、この日は幼稚園児たちが見学に訪れていました。
鉄道ファンも押し寄せるらしく、人気は衰えないようです。

真岡駅で写真を数枚撮って、コース17へと入って行きます。

再び五行川のサイクリングロードに戻ります。

しばらくサイクリングロードを歩いたあと、桜町二宮神社へ向かっていきます。

途中に「磯山」というとても小さな山があった。丘のような山に感じた。
木々が生い茂っていて山頂はどうなっているのか知りたかったが、足はそちらへ向きませんでした。
今思えば登ってみるべきだったと思っています。

桜町陣屋跡(二宮尊徳、つまり二宮金次郎が赴任した役所)は、数人の方々で手入れされている最中でした。
中には入れませんが、覗くことはできました。

裏手に回ると二宮尊徳資料館があり、無料でもあるので入ってみました。
『お名前を御記入下さい。よろしかったらビデオをご覧になりませんか?』と言っていただきました。
見てもいいかなと思いましたが、ふと天気のことが気になって断ってしまいました。
今思えば見た方が良かったかなと思っています。

資料館から出て外のベンチでコーヒーを飲み、パンを1つサコッシュに移動させました。

二宮金次郎の名前は知っていても後に尊徳の武士名になっていることも、生まれは小田原だってことも、1円札A号券の肖像だったことも知らないレベルでした。
薪を背負って歩きスマホならぬ歩き読書している像が学校にあったのだけは覚えています。

学問に勤しむこともなくなり、本を読む事すらスマホに朗読してもらうなど、頭を使うことを怠り、戒めてもらえる人もいなくなった今、少しでも二宮尊徳のことを理解するのは大切な事かもしれませんね。

道はさらに南下し、高田山専修寺(たかださんせんじゅじ)に向かいます。
1226年親鸞聖人によって建立されたと伝えられています。
境内全体が国指定史跡に指定されており、その他多数の国指定重要文化財となっています。

なかでも涅槃像(ねはんぞう)は金箔塗りの3mにおよぶ大作で、大きさや美しさの点で日本一とも言われています。

さて、コースも終盤です。
そこに鹿古墳群がありました。
古墳はどれなのか(3基残っているらしいです)わからなかったが、何故かゲートボール場が作られていて、そこのベンチに腰掛けて最後の休憩をさせてもらいました。

最後に長栄寺の楼門(1632年建立)を見て通りました。
長栄寺自体は860年に創建されたというのですが、建造物は残っていません。
地震が来たら今にも崩れそうなほど古く、時の流れを感じました。
この楼門はいったい何を見てきたのでしょう⋯。

いよいよゴール地点間近です。


その3に続きます。
コメント
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