東日本大震災によりとてつもない被害と犠牲を払った海沿いを歩く復興の道、それが「みちのく潮風トレイル」です。
このブログ用にこのようなひと目でわかる地図を用意してみました。
ルートが完成して、距離は1,000kmに及びました。
1,000kmともなると少し覚悟が必要です。
ちなみに「首都圏自然歩道(関東ふれあいの道)」は1,799km、これを踏破するのは大変でした。
仕事をしながらセクションハイク(少しづつ区切って歩くこと)し続けるのは忍耐力も試される試練の道と言えるでしょう。
登山とスキーの傍ら、隙をみてロングトレイルにも足を運ぶという覚悟も決まり、いよいよ僕も歩き始めてみることにしました。
このブログ用にこのようなひと目でわかる地図を用意してみました。
青線は全てのルートで南は福島市相馬市から北は青森県八戸市に延びています。
今回歩くところは赤線で、歩き終えたところは黄線で塗りつぶしていこうと思います。
東北地方には自転車で福島の郡山、岩手の一ノ関、秋田の田沢湖と自宅(茨城県南部)を走りきっただけで、トレイルは初めてです。
土地勘も地名も全くちんぷんかんぷんです。
そこで「みちのく潮風トレイル」のコミュニティで皆さんから情報をいただくことにしました。
同じ目標や目的、楽しみ方をしている者同士はこういう時にとても協力的です。
それではさっそく第1回目の準備に取り掛かりましょう。
まず、地図。
これはすでに取り寄せてあります。
新しいトレイルなので情報が新鮮かつ正しいと思われます。
(実際には刻々と復興が進んでいて日々変化していました)
次にアクセス。
マイカーか公共交通機関かで時間割が変わります。
僕は早出タイプなので、出来れば日の出から行動したいと思います。でも、当日の朝に自宅を出るとなればスタートは3時間か4時間は遅くなってしまいます。
しかも青森となればなおさらですね。
前夜に入ってもどこで寝るか考えなければなりませんし···。
まあ、何年かかけて踏破することになりますので、それは百名山を完登した時と同じように色んな知恵を使って計画を立てたいと思います。
そして装備。
ロードあり山ありなのでその都度変わるはずです。
夏は暑さと虫対策で、さらに危険動物も意識していきます。
長い行程ともなれば、軽量化も大切です。
今回選んだのは一番近い福島の相馬からのスタートです。
つまり北上ルートですね。
とはいうものの、相馬って相当宮城寄りなので、マイカーでも片道260kmほどあります。
相馬駅からおよそ4km離れたところに「松川浦環境公園」という施設があります。
みちのく潮風トレイルの終始点はそこになります。
やはり歩き出しはこだわっておきたいな。
今週は連休だったのですが、天気予報も悪く、歯医者もあったので初日は出かけられません。
翌日も『どうせ雨なんだろ?』と思っていました。
一日家族と行動を共にして、夕方引導を渡されるつもりで覗いた天気予報はなんと「晴れ曇り風弱し」という好条件。
家を出てしまえば行くしかないってことで、不思議な緊張感を持ったまま家を出ることになりました。
いつものように前夜発です。
第1回みちのく潮風トレイル に続きます。