3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

蝦夷周遊記 8 ―友人との別れ編―

2017-01-29 15:23:24 | 
20160816

北海道の旅5日目。

なんとこの日は4時起き。

なぜこんな早く起きたかというと、余市の港で朝日を見ようと思ったからである。
今日はライジング氏が地元に帰ってしまう日だ。
彼が最後にやりたかったことは朝日を見ることであった。

道の駅からほど近く、余市港へと向かう。
人はほとんどいない。

港に車を停め、勝手に港の中に入っていく。中には釣りをしている人もいた。
堤防の先端まで行くことができた。

余市港から臨む海から出てきた朝日。オレンジというかピンクというか。
これでこのメンバーで続けてきた旅も終わりに近づいているんだなと実感。

朝ご飯を食べに、小樽へと移動。

小樽は3年前のライジングサンでも来た。
初日に近くのコテージに泊まったのだが、その際に小樽でジンギスカンを食べたのを覚えている。
あのレンガ倉庫の横の運河を散歩したのも覚えている。

小樽で立ち寄ったのは、隣友朝市というご飯処。

ここなんか来たことあんな~という既視感。
店内に入ってみて確信に変わった。うん、ここも以前来たことがある。
近くにあったローソンも完璧に思い出した。

ここではちょっと抑え気味に、ホッケ焼きの定食を頂く。めっちゃおいしかった。

その後は近くのローソンでキャンピングカーの片付け&荷物整理。
駐車場がめっちゃ広くて最適の場所であった。

高速で新千歳空港の近くまで移動し、キャンピングカーを返却する。
ここまでお世話になったこの車を手放すのはすでにもうさびしく思えてしまうほどだ。

キャンピングカーのレンタル会社から最寄駅まで送迎してくれて、ここからは電車で新千歳空港まで。
改めて背負ってみるとバックパックが重い…

新千歳に付いたらライジング氏はあわただしく、お土産を買って東京へと帰っていった。

とうとう、我々二人だけが残った…

この蝦夷周遊記はまだまだ終わらない…







蝦夷周遊記 7 ―苫小牧、ニセコ、洞爺湖、積丹編―

2017-01-29 13:27:32 | 
20160815

北海道の旅4日目。
キャンピングカーの中で目を覚ます。朝の5時は肌寒い。
改めて駐車場を見てみると本当に数多くのキャンピングカーが並んでいた。

快適過ぎた道の駅を後にし、苫小牧の港へ。

ここ苫小牧の港には道の駅ならぬ、海の駅がある。

その名もぷらっとみなと市場。

ここは名の通り市場になっており、朝ご飯を食べに来たのだ。
苫小牧の新鮮な朝ご飯。想像しただけでも涎が出そうだ。

ここを訪れて初めて知ったのだが、苫小牧の名産物は北寄貝らしい。
その証拠にほっき貝資料館が併設されていた。まあ、朝の8時で開いていなかったけど。
ということで北寄貝を食べようと市場の中をうろつく。

そして食べたのは北寄貝の釜めし。
北寄貝の甘みが何とも絶妙でうまい。

ちなみにライジング氏は朝からほっきカレーを食べていた。
これは1日目に見つけた北海道カレースタンプラリーの中の逸品である。
彼は富良野オムカレーに続いて、2品目を制覇していた。
ちなみにほっきカレーは北寄貝の量を選べ、×1~×4まであった。
写真を見る限り、×4はほっきで埋め尽くされているレベル。

朝食を食べ終え、今度は北海道の西側に移動。ニセコ方面に向かう。

途中でまた道の駅に立ち寄る。
道の駅 フォーレスト276大滝という駅。
完璧に道の駅の魅力に取りつかれてしまった。いつか時間があったら北海道の道の駅をつないでいくキャンピングカージャーニーをしてみたい。
今回道の駅、に来るたびに“道の駅ピンズ”を購入していった。
この道の駅ピンズを見てもやはり道の駅をつなぐたびは人気があると思われる。
うん、だってマジ便利で快適だもん。

この道の駅で目に入ったのはキノコ王国と書かれた奇抜な宮殿のような建物。
そして、“日本一売れているきのこ汁”という巨大なのぼりとともにたたずむ巨大な恐竜のモニュメント。

一杯100だったから飲んどけばよかったな。釜めし食べたばっかでお腹すいてなかった。

駅の中は木でできた味がある建物で売っているお土産も木で作ったものが並び、惹かれる。

運転の休憩をかねて駅をうろつく。

その後は有珠山の麓、昭和新山へ。
ロープウェイに乗りに行く。

昭和新山は天気もよく、人がいない。最高の写真が撮れた。

そしてロープウェイに乗り込み、いざ有珠山へ。

有珠山の上から眺める景色は絶景であった。高い建物が全くない広大な平野に、先ほどの昭和新山が卵のように突き刺さっている。
これから行く洞爺湖も見ることができる。
ハイキングを済ませ、有珠山の頂上でアイスを頂く。
夏なのに紫陽花が非常に綺麗であった。

ロープウェイに再び乗り込んで、麓へ。乗り場の横にはヒグマ園があった。

その後は洞爺湖へ。広い洞爺湖をしばし眺める。


そしてここからニセコに移動。

車の中で偶然、ニセコでジップラインができるという情報を得て、行ってみようということになった。

またひたすら移動。
車の中でジップラインのムービーを撮りたいと思い、i-phoneを透明なケースに入れる。
2時くらいにニセコの花園リゾートへ到着。
人が全くいなくて心配になった。中に入ってジップラインの手続きをする。
なんかごついハーネスやらをたくさん着けられた。ロッククライマーみたい。

思ったよりも小さかったが、見た目よりも実際やってみると楽しい。
ムービーを撮ったが、俺の体幹がしっかりしていないせいか、くるくると回転してしまい、見直してみたら酔いそうな動画になってしまった。
何回かジップラインを楽しんで、ニセコを後にする。
この辺りから天気が悪くなってきた。

その後はひたすら北上して積丹へ。
こっからは俺の運転。めっちゃ疲れた…

3時半くらいにニセコを出発し、積丹に着いたのは5時半くらい。2時間くらいひたすら運転。

ここで3人で最後の夕飯なのだが、もう食べるものは決まっていた。
ガイドブックで見た、2色うに丼である。
積丹と言ったらうに。ぜひここでうにを食したい。にかもムラサキウニとエゾバフンウにの二色丼。贅沢の極みである。

今回は天気も悪く、時間も間に合わず、神威岬に入れず… 残念。

そして目指していたガイドブックに載っていた山道の上にある料理屋に行ってみると…

今日はもう終わりだよ、と軽く言われた。

残念過ぎる…

心打ち砕かれ、テンションはガタ落ちだったが、うに丼はどうしても食べたい…
積丹町をうろついていると、なんと二色丼を出してくれる地元の寿司屋を発見。

早速注文しようと値段を聞いてみると…







6000円!






高ッ!

北海道まで来て、そしてここ積丹まで来て食にケチりたくはないが、さすがにこれは身の程をわきまえてなさすぎる。
しかし、これを食べに積丹まで来た。ここで食べなければいつ食べるのだ…

ということで、三人で一つ注文することにした。

それを三人で回しながら食べたw

ここまで食べていい?とか確認しながらw

そしてこれだけでは足りないので、握り鮨を二人前注文し、これも三人で食べる。
その食べる方方法とは、三人それぞれ、第一希望をせーので指さして、被らなかったら、それを食べられるが、被ってしまった場合は、じゃんけんして、負けたら第二希望をたべるというもの。第一希望を曲げずに突き進んでもいいし、あえて第二希望を狙って確実にゲットするという方法もある。心理戦である。
本格的な寿司屋で“せ~の”とかやってるいい大人。
ホント仲良くなかったらこんな食べ方できないよな。

うに丼は本当に美味かった。もう少し大人になったらぜひ一人一つ食べれるようになりたいと、そう思った。


そして食事が終わったら辺りはもう暗い。

今晩の宿探しだ。というか、キャンプ場探しだ。

積丹の道は海沿いにある。
今夜の宿となる場所を探しながら走る。

海辺の砂浜にちょっとした車を停められるスペースがあるところがあり、降り立ってみる。海水浴場のようだが。
トイレがなく、そして何より、大声でヤンキーっぽい輩が騒いでいたので、一晩を過ごすのには一抹の不安がある。
地元民なのだろうか。バーベキューやキャンプするのは大いに結構だが、上品に楽しんでいただきたいものだ。

そのまま積丹半島を通り過ぎ、東へ。
余市という町に着いた。

ここで道の駅を発見。スペースアップルよいち。

近くに銭湯を発見。今晩の宿が決まる。
銭湯は地域密着型で、しかも地元で祭りがあったらしく、客はめっちゃヤンキー色が強かった。
てあ銭湯って刺青だめなんじゃないのか…
怖ぇ…

今回の道の駅は四季彩の館に比べてしまうとややこじんまりとしていたが、それでもやはり道の駅。
キャンピングカーが大量に泊まってキャンプしていた。
キャンピングカーの形も、そのキャンプのスタイル、過ごし方も様々で、多種多様な楽しみ方があるのだなと実感した。

今晩の晩酌。

車の中でコンロをつけ、フライパンと取り出す。
冷蔵庫の中から初日になぜか買っておいたソーセージと枝豆を取り出す。
フライパンで炒めていい感じに。
ソーセージと枝豆をつまみに酒を飲む。この時間が一日の終わりを告げる至福のひと時なのである。
キャンプで飲む酒はなぜあんなうまいのだろうか。

昨日経験していたため、この日は比較的容易にベッドを組み立てることができた。


お休み。

4日目終了。