3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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ボルネオ紀行 3 ―キナバル山編―

2017-01-15 20:07:30 | 
20161228

ボルネオ島の旅、この日は実質1日目。

この日は7時半にロビーに集合。朝は6時起き。
日本で旅行を予約した時にほとんど値段が変わらなったのでブレックファースト付にしておいた。

朝ご飯は7時から食べたので、ほとんどオープンと同時に食べ始める。
やはり温かいご飯は心まで温まる。
一服入れて準備万端。この日の朝にホテルに付いているバーでたばこが吸えることを発見。

昨日の送迎の人にボレボレツアーという現地の旅行会社のパンフレットを貰っており、そのボレボレツアーの車が来た。
ガイドの人は結構若くて拡張しまくったでっかいピアスが開いている人。
車に乗り込むと数名の先客が。この瞬間が俺にとっては一番、緊張する瞬間。ツアーの一番我慢しなければならないところだ。

車はキナバルに向けて走り出す。
キナバル山までは実に3時間までの道のり。

30分も走ると、すでに遠くにキナバル山が見えてきた。圧倒的存在感を放っている。

コタキナバルの町は小さく、街並みはすぐに山道になった。
キナバル山はどんどん大きく迫ってくる。
ちなみに、キナバル山は東南アジア最高峰の山である。
しかし、路がしっかり舗装されているので、登るのは比較的難しくはなく、初心者でも登れるとの話をガイドから聞いた。
1泊2日で登れるらしい。富士山のようなものか。ちなみに第2位の山は最低でも3日かかるとのこと。

1時間40分後くらいに、キナバル山のふもとの村、ナバル村に到着。

で、この村にはキナバル山のベストフォトスポットがある。
ここから見るキナバル山はまさに絶景。
天気も非常によく、最高の晴天。

このナバル村は休憩で訪れた場所なんだけど、キナバル山の景色はここが一番よかった。
トイレは有料。一服入れて準備万端。

しかし熱い…
流石はマレーシアだ。真夏のように照りつけ、何もしなくても汗が噴き出す。

再び出発。

10時半にキナバル公園、Kinabalu National Parkに到着。

キナバルはあのキナバル山だけでなく、相当な広範囲が世界自然遺産として麓の熱帯雨林のジャングルがすべて登録されている。

まずはキナバル国立公園内にあるBotanical Gardenへ。
熱帯雨林特有の植物を見に行く。

入り口には公園全体の案内図が掲げており、無数のトレイルがいたるところに伸びる。
ちなみにガイドによると、このキナバル国立公園を全て回ろうとすると1年以上かかるとのこと。

植物園内はジャングルとはいえ、補正された道なのでそこまでガチジャングル感はない。
貴重な植物をたくさん見ることができた。

特に感動したのが、ウツボカズラ。
有名な食虫植物。

唯一残念だったのは、世界最大の花、ラフレシアは蕾だったこと。
あぁ、開花しているところを見たかったな。相当な匂いらしいけど。

ボタニカルガーデンを後にし、昼食を食べ、次は温泉地域に。

これはかなり有名らしいのだが、キナバル公園内にはポーリン温泉という温泉がわいている。
この温泉に浸かるのもツアーの醍醐味らしい。

けど俺が楽しみにしているのは温泉ではなく、キャノピーウォーク。
温泉は入り口からすぐだが、キャノピーウォークは1時間ほどのトレッキング。
ジャングル内のトレッキングを楽しみにしてたからね。

ポーリン温泉はすごいことになっており、人でごった返していた。
そのごちゃごちゃした感じが嫌ですぐにスルー。

キャノピーウォークがある奥地へ向かう。

ジャングル内は先ほどのボタニカルガーデンよりもリアルジャングル。植物の背丈も高く、シダ植物の鬱蒼とした感じがよい。
こういうところを歩いてみたかったんだ。
まあ、思っていたより虫とかヒルとかいなくて歩きやすい。
来る前はボルネオ島のジャングルに入るということで、めっちゃ心配していて、準備は相当入念にしたんだけど。

ジャングルの道をひた進む。

見上げると、高い木の葉がモザイク画のように広がっているのを見た。
これなんて言うんだっけか。確か聞いたことあるんだけど…
これはお互いに被ってしまうと、陽の光が当たらないので、このように他の葉と被らないように葉が広がっていくのだという。
鬱蒼としたジャングルの高い葉で見られる進化なのだそうな。

ジャングルの木々を通り抜け、やっとたどり着いたキャノピーウォーク。

キャノピーウォークはちょこっとだけなのかと思っていたが、思っていたよりずっと長かった。
そして揺れる。一歩踏み出しただけでぐらんぐらんする。
思いっ切ってここでダンシングしてみたが、非常にバランスが悪く、踊りにくい。
ここからの眺めが非常によく、自分が今結構高いところに上ってきたのが分かる。
キナバルの熱帯雨林ジャングルを見下ろす。

そしてさらにトレッキング。
奥地の滝へ。

ここの滝には人が集まっていて、普通にじゃばじゃば中に入っていた。中には体を洗っているものまでいた。
先の水たまりにはドクターフィッシュが生息しており、せっかくだから足を突っ込んでみた。
すぐに黒い魚が足に群がっていくる。これがまあくすぐったい。

木でできた天然のブランコ発見。乗って楽しんだ。

そして帰路へ。

最後にポーリン温泉で20分ほど自由時間があったが、温泉には入らず。人多すぎだし。
その時間はお土産やに入る。お土産屋と言っても小さい売店だけど。
いつも旅先では必ず購入しているキーホルダーをここで発見。
ポストカードも何枚か購入。
加えて本当に暑かったので、ミロのアイスがあったのでこれも購入。これがまたうまい。

これにてキナバル国立公園の散策は終わり。時間は3時。

これからコタキナバルに帰る。また車で3時間だ。

そして帰路の車に乗ってすぐに。

スコールが。車にバチバチと大粒の雨が打ち付ける。
本当にもってよかった… ギリギリだったよ。

帰りは爆睡だったのでよく覚えてないが、印象的だったのは町ごとに決まったモニュメントがあるということ。
コタキナバルはカジキマグロ。
エビってのもあった。
極めつけはレタスってのもあった。

宿に帰ってきたらもう雨は止んでいた。
ホテルでガイドブックを見ながら、夜ご飯の店を探す。やっぱりせっかくだからマレーシア料理というか、ここでしか食べられないものが食べたい。

予算等も検討し、探し出したのはスリ・メリカという店。
地球の歩き方にも載っている有名な店。ニョニャ料理というらしい。
その中でもおすすめはサユール・マニスという乾燥エビとニンニクの青菜炒め。
よし、これ絶対に食べよう。

地図を確認すると徒歩で20分ほど。

グーグルマップをセットし、いざ出発。迷うことなく見つけることができた。

店に入り、さっそく注文!
白身魚とニンニクの炒めものとチキンフォーを注文、そして…見つけた。
サユール・マニスを注文。

すると、今日はもう売り切れとのこと。笑顔で言われた。残念でならない。

ジュースはスイカ100パーセントを注文。念のため氷なしで注文したが、まあ、ここだったら大丈夫だっただろうな。

全部おいしかった。
特にマレーシア料理っぽい白身魚が絶品。ライスもついてきたので(1リンギット)進む。
俺は今回、マレーシア料理がとても自分的に舌に合い、どれもおいしかった。
ナンプラーの味付けが俺はすごく好きみたいだ。
アジアは料理が舌に合わないときついけど、今回のマレーシアの味は美味しかった。
ナンプラー&ニンニクの炒め物っておいしいんだね。
食べ終わった後は店の前で記念撮影。不審な顔で見られた。

ホテルに帰ったら、ちょっと一杯やろうということで、下にあるバーでビールをいただく。
せっかくだからローカルビアであるタイガービールをいただく。

缶だと4本セットで割安になるということなので、4本。奥さんとだから一人2本だ。
最後の方はおなかいっぱいだった。
たばこが吸えるのが最高だった。
やっぱりビール飲みながら自由にたばこ吸えるのが最高。
この時間が本当に幸せだった。
コタキナバルの喧騒を眺めながらビールを飲みつつ一服。あぁ、幸せ。
やっぱり旅先での1日の終わりはこうでなくては。

幸せな時間をかみしめ、シャワーを浴びて寝た。

明日はツアー自体が午後からだから、ゆっくり寝れる。
これまでずーっと睡眠時間なかったから明日はすこしゆっくりしよう。




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