隣の大和（やまと）君

枯葉の掃除が大変なので、竹ほうきや高枝ばさみなどで「この～」

と落として袋詰めしていると、今年１年生になった隣の大和君が帰ってきた

なにやらチャイムをならしても「開けて」と云っても返事なし

「どうした？」と聞く「居ないみたい」、お父さんかお母さんの携帯知ってる？

「……」　「じゃおじさんの家で待ってたら？」

照れながら「宿題やらなきゃいけないんだ」と学校で作ったクリスマスリース

を持って我家へ。

「じゃ、どうぞ」とキッチンのテーブルを貸す

ノートを広げて文章を書き始めた、

子育ては、ず～と前なので対応をどうすべ～と、取りあえずカッパエビセンと

何か飲む？「何でもいい」「じゃ、みかんジュースどうぞ」と

邪魔にならないように「じゃ二階に居るからね」と

我家で宿題か～何年前だ？そんな光景。少しにっこり出来た時間

間もなく父親が迎えに来た、

菓子とジュースをそのままにして帰った、包んで持たせる菓子じゃないし。