山の天辺を行く

東北南部の山を中心に山通い、夏は沢の散策、冬は雪とたわむれています。

大平山1959.8m(足尾山塊)2015/11/22

2015-11-23 14:47:48 | 尾根歩き

大平山1959.8m(足尾山塊))2015/11/22

 

[コ-スタイム]

銅親水公園7:23-大ナギ沢出合8:10~20-1500m10:10-1805m11:10-

大平山12:00~35-大ナギサワ出合3:17~25-銅親水公園16:05

 

松木川沿いを足早に歩く。日曜日とあって採石場も水を打ったように静かだ。

60分足らずで833mの大ナギ沢出合に着く。尾根の突端は傾斜がきつく見える。

少し沢沿いに上がり、最初の堰堤上から対岸の尾根に取り付く。つま先立ちで登

り、一気にp990にあがった。先を覗うと、ヤセ尾根で両岸が切れ落ち不安がよぎる。

1805mの南東尾根が合流する地点まで、ほとんどアップダウンは少なく、急登の連続だ。

標高差は1100m足らずであるが、気の休めない登りが「イヤッ」というほど続く。

晴れの予想であったが、相変わらずガスがかかり視界も100m足らずだ。「のっぺり」とし

たでかい尾根の1800付近。帰りのル-ハンが心配で、特定物をインプットするが心持たない。

1900mのところから30mほど上がり、北東に向きを帰るはずだが。しかし、ガスで右手の尾根を

見過ごしてしまう。標高が下がり始め、おかしいことにすぐ気づいた。すこし戻ると逸ノ城関の

背中の様な、大きな尾根があるではないか。分岐から草丈の長い笹に、身体半分を埋めながら

倒木に注意して歩き、何も見えない山頂に立った。

下山は予想通りル-ハンに手間取る。時々ガスが抜け山々が時折姿を見せる。やっと心に余裕が

見えだす。このル-トの尾根上に樹木は少なく、ほとんど笹原地帯。下山は地図読みが出来ないと

難しい。ましてガスのかかる、こんな日は中止した方が賢明である。注意したい箇所は山頂手前の

分岐、1750から南南西へ方向を変える地点、そして1650から若干南へかえる地点が難しい。赤テ

-プを用して帰りに回収すると良いと思う。

 

ここのところ一人旅が多い。

気兼ねせずもう一人の自分と会話出来るのが良い。

絶対に事故を起こしてはならない覚悟でいる。

多少足早になり走力が付くかも。

一人で100%仕事が出来るのが良い。

ゴ-ルした後の満足度がgood。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


中倉山1530m(足尾山塊)2015/11/16

2015-11-18 09:17:55 | 尾根歩き

中倉山2015/11/16

 

2015/11/16日光市の足尾山塊「中倉山」を歩いた。

先週末が悪天で中止になり、好天を逃すまいと気楽な一人旅とした。

銅(あかがね)親水公園に駐車し公園を横切る。仁田元川にかかる鉄橋を渡り、尾根の突

端から取り付いた。朝日を背中から浴び、初っ端から急登に大汗を流す。真正面に見える

イッポンの木を目印に、尾根右手に張ってある鹿除けネット沿いに上がった。P1017を過

ぎると50mほど下降する。鞍部のとんがり小岩峰の通過がまず一つの難所だ。岩峰を回り

んでの通過は不可能だ。ガリ-を横切るのも慎重に対処したい。20m位下降して安定して

いる場所を見つける。足を乗せるとガラガラと落石が起こり肝を冷やした。難所を超える

と、しばらく左右に展望のきく稜線漫歩が楽しめる。このヤセ尾根稜線には目立つ木々の成

長はない。浸食が進んでいるのがはっきり分かる。不安定な岩稜地帯で、左右に切れ落ち

るその姿は低山の趣などは全くない。特にP1146までの100m強の登りは、滑落の二文字

が頭をよぎった。標高差が750m位であるが急登の連続である。アルペン的な山容でありク

ライミング感覚の岩登りが続く。

最後の詰めがこれまた急登で、地面が顔に着くような感じだ。幸いナツツバキが群生してい

るので、木々に捕まりながらの登りとなった。右から入る小尾根と合流すると、傾斜も緩み

山頂も木々越しに見えるようになる。プラト-を5分も歩けば山頂に立てる。

平日とあってか人の姿はない。北側には男体山が優美な姿を見せる。西に体勢を変えると、

両毛尾根の縦走路が走り、その南端には皇海山の豪快な山頂がが見える。

遠くで鹿のなく声が響く。下山は少し戻りP1499手前から右へ折り、沢コ-スで下山した。

[コ-スタイム]

銅親水公園駐車場7:40-P1017m8:34~44-1080m9:35~45-1350m10:50

-中倉山1530m11:08~50-林道12:28-銅親水公園駐車場13:10

 


石裂山879m(おざくさん・栃木県鹿沼市)2015/11/4

2015-11-15 14:29:59 | 尾根歩き

石裂山879m 2015/11/4

石裂山(おざくさん)を訪ねる。2015/11/4(水)

自宅から車で30分で加蘇神社下の駐車場に到着。

案内板には「岩場・鎖場があります。注意して登山してください」と明示。

毎年数回の滑落事故がある。沢沿いの急斜面の岩場を登る。鎖がついているが

良く滑る。三点確保を保持しながら、確実に一歩一歩、登ることに集中する。

千本桂を右に見て中宮を過ぎると、左手に急登の岩場が待ち構えている。

鎖を手掛かりに足場を確かめて慎重に歩を進める。岩が濡れているので注意したい。

その先にはアルミ製の梯子が続く。稜線に出るまでワル場が何度も出てくる。

80分で明るい尾根に出る。石裂山は地形図で分かるように4つのピ-クがある。

断崖絶壁を梯子をたよりに下降する。そしてまた急登する。三つ目のピ-クが

「石裂山879m」である。日光連山が手に取るように見える。疲れが吹っ飛ぶ。

ここで長居して山座同定するのも良いが、次のピ-ク「月山」の方が木々の背丈も

低く少し開けている。遅い出発だったので時間も12時を回り1時近くになった。

横根高原、日光連山(男体山、白根山、女峰山)そして前日光の薬師岳、夕日岳、

地蔵岳などを堪能しながらひと時を過ごす。今日も来てよかった。

1時30分に重い腰を上げ、回遊コ-スにコンパスを合わせる。進路を確認して薄日

指す杉林の沢コ-スを下った。

(月山から200m位尾根を下り右の沢へ下る、標高800の鞍部を右)

コ-スタイム 駐車場10:40ー稜線12:06~15ー石裂山12:30-

       月山12:50~13:30ー駐車場14:40


女峰山2483m(栃木県日光市)2015/10/31

2015-11-15 14:28:36 | 尾根歩き

女峰山2483m(栃木県日光市)

日光市の主峰「女峰山」を訪ねる。(2015/10/31)

男体山、大真名子山、小真名子山、太郎山と2000m級の山が

並ぶ。行者堂から杉林の暗い登山道を北へ向かう。995mの分岐は

左を選ぶ。左右は稚児の墓で合流する。紅葉はすでに峠を過ぎたが

そこかしこに鮮やかに赤黄色が見られる。もともとこの登山道からの

山頂は標高差が1700mあり、なかなかつらい行程でもある。戦場ヶ原

から林道を入り、ゲ-ト脇に駐車して馬立を経由して登れば3時間ほどで

山頂に立てる。水場付近の急登をこなすと、カラマツ林の膝ほどあるクマ笹

帯を黒岩を目指す。昭文社の山地図では6時間とある。ペ-ス配分が重要だ。

いつも黒岩で自分の今日の体調が大方分かる。この位置まで余裕をもって

歩きたい。ここからはじっと我慢して、小屋までたどり着けば山頂は手堅い。

唐沢小屋手前のガレ場の通過は慎重に行きたい。見上げる山頂はもうすぐだ。

三角錐のようにたつ山頂、そこに山名盤が天を突く。今日も来て良かった。

行者堂下駐車場6:00ー稚児の墓7:16~30ー黒岩9:35~45ー唐沢小屋

10:50ー女峰山11:32~35ー唐沢小屋12:10~30ー駐車場15:40

 


二股山2015/10/25

2015-11-15 14:27:25 | 尾根歩き

二股山2015/10/25

鹿沼市の西方に二股山がある。お椀を二つ伏せて並べたように見える山である。

尾根コ-ス(右回り)と沢コ-ス(時計回り)がある。

一般的には沢コ-スから登り南峰、そして北峰と進むの良いらしい。

どちらの峰も鹿沼市内が良く見える。クライミングの聖地「古賀志山」

も確認できる。

今日は尾根コ-スをピストンすることにした。

登り口に駐車(阿部様が無料で提供してくれる)できるが、

手前の路上スペ-スに停めた。巨大堰堤の右手に登山口がある。

登り始めにしてはきつい傾斜を、喘ぎあえぎ登ると20分足らずで

最初のピ-ク368mに着く。その後アップ、ダウンを3~4回繰り返すと往路の

最低鞍部つつじ平に着く。ここで一休み。左手前方に北峰の手前にある

共同アンテナ設備の建物が見える。10分登ると右手から尾根が入る。

そこからわずか数分で北峰に着いた。

参考 登山口から沢コ-ス南峰(70分)~北峰(10分)~

   登山口(50分)