私の尊敬する作詞家は
阿久悠さんとなかにし礼さん
阿久さんは1937年—2007年
なかにしさんは1938年
今日は朝日新聞夕刊でなかにし礼さんの特集記事があった。
胸を打つことばばかりだ。少し紹介しよう。
「なかにし礼と75人の名歌手たち」「なかにし礼と12人の女優たち」
1月21日発売だ。予約して何としても買わなくてはいけない。私の人生の歌ばかりだ。人生賛歌とでも言うのだろうか。
http://columbia.jp/nakanishirei/
「皆がなんとなく同じ方向を向き、なんとなく正しそうなことを言う空気」に危機感を覚えるという。「平成に入ってから、特に3・11の震災以降は、みんな全員いい人になっちゃって、個々が独立して悩んだり、わめいたりしていない。強い意見も言わず、人に嫌われず、なんか正しそうなことを言っている。みんな実にうまく仕事をやっている。だからつまらない」
「作家と名乗る人たちが言葉を言わなくなったときはもう、この世は闇ですよ。言葉には可能性があるし、言葉しかない。そう思うから書き続けている」
阿久悠さんの「人間万葉歌~阿久悠作詞集(1)~(5)」はいつ聴いても素晴らしい。
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/-/VICL-63041.html
人間模様
半日以上を病院で過ごした。年末で手術も立て込んでいるようでかなり延びた。
待っている中、人間観察。患者さん、お見舞いの人、家族、働いている人など。どんな気持ちでいるのだろう。そんな折、荷物を抱えた親子が心配顔してデイルームに来た。ベッドの片付けがあり新人さんがまた来るか。いろんな声が聞こえてくる。それは叫びでもあり悲鳴でもある。看護師さんは多忙だな。いやな患者がいようと笑顔を絶やさない。よほどの強い気持ちがないとこの職業にはつけない。“いのち”が直結している。その時、自分の“あまさ”“きびしさ”に気がついた。それ以上に“愛情”が足りないことにも気がついた。古希という人生の分岐点で自分なりの新しい道をつくろう。
井草八幡宮に足を運んだ
http://www.igusahachimangu.jp/index2.html
今日は家族の健康を強く祈願した。以前、高体連の試合で木っ端微塵に負け、帰りに必勝祈願で寄ったのがこの神社。会場の都立大泉高校まで歩いてきた。85キロの強歩を控え訓練していた。その時誓ったのは中途半端をやめようと。休みは東電学園のテニスコートに。生徒からは嫌われた。シード校に負けたのは前衛アタックに弱いから。闘争心、勇気をテニスを通して教えたつもり。その連中が今では50代。文句を言っていた彼らが感謝のことばに変わっている。
あきらめず徹底してやることを伝えられれば。祈願が効き強豪校の一員になれた。