田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、旅、日々のあれこれなど。

関東の清水寺:石岡市

2018年03月18日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
石岡市(旧八郷町)吉生の北端に峰寺山(みねでらさん)があり、その中腹に西光院(さいこういん)という小さなお寺があります。

寺伝によると平安時代初頭の大同2年(807)、徳一法師の開基とされています。

本堂は総高22mの寄棟造で、崖の上に柱を組み上げた、懸造※(がけづくり)という珍しい建造物です。(※崖造ともいう)



また、回廊からのすばらしい眺めから「関東の清水寺」とも呼ばれ、昭和25年には「茨城百景」の一つに選ばれました。

平安時代の作ではないかと言われている「木造立木観音菩薩像」の足元が見えます。

この仏像は高さ約6mの巨大なもので、 一本の立木に刻んだものと思われてます。

スダジイ。樹高が約22mあり、圧倒される巨木です。

ちょうど彼岸花が満開でした。

帰りがけに「佐久の大杉」(茨城県指定天然記念物)を見に行ってきました。





樹高:28.6m、幹回り:8.9m、推定樹齢:1,300年です。

巨大な獅子頭:石岡市

2018年03月17日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
「常陸風土記の丘」は 茨城県石岡市にある歴史博物館です。(常磐道石岡小美玉スマートICから約10分)
江戸時代後期の長屋門(旧内田家)が案内所になっています。

有料エリアの「鹿の子史跡公園」

石岡の祭礼に巡行する獅子頭を日本一の巨大サイズにした「獅子頭展望台」(無料エリア)があります。

台座からの高さが14m、獅子頭部が幅:10m、奥行き:10mもあります。

こちらは江戸時代末期の会津の民家。
福士蒼汰や中山優馬などが出演し、間もなく公開される映画「曇天に笑う」は、この民家を舞台に撮影(H28.6~7)が行われたそうです。

福島県会津地方の民家を移築復元したものです。 この民家は、江戸時代に肝煎(きもいり:名主)を務めた家で,南会津の貴重な文化遺産です。

江戸時代後期の曲屋(旧坂家住宅)が御食事処になっいます。

常陸風土記の丘周辺ではそばの花が満開でした。「常陸の秋そば」は茨城県北部(県北地域)の特産物として有名です。(撮影日:平成21年9月20日)

牛久大仏:牛久市

2018年02月13日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)

牛久大仏」(正式名称:牛久阿弥陀大佛)は1995年「青銅製立像」で世界一高いとしてギネスブックに登録されています。

(立像の高さは世界で3番目ですが、ブロンズ立像としては世界最大とのこと。)

総重量:4,000t、全長:120m。像高:100m。

アメリカの自由の女神が40mですから、2.5倍の高さ。

奈良の大仏(高さ:14.9m)が手のひらに乗ってしまうというから驚き。

所在地は常磐自動車道「つくばJCT.」から圏央道に入り、「阿見東I.C.」出口から約2km(約3分)です。(拝観料:800円)

胎内には写経や展望のほか、建立完成までのパネルや大仏様の親指の模型が展示しているコーナーもあり、5層に分かれた空間を巡ります。

茨城県内で最も高いビルは茨城県庁舎(116m)ですが、牛久大仏の全高よりも低いです。

螺髪(らほつ)。仏像の丸まった髪の毛は総数480個で、一個の直径は1m、重さは200kgもあるそうです。

顔の長さ:20.0m。 目の長さ:2.5m、口の長さ:4.0m、鼻の長さ:1.2m、耳の長さ:10.0mです。

台座だけでも20m(基壇部:10m+蓮華座:10m)ありますが、人と比べるとその大きさが判りますね。

下から見上げると迫力ありますね。

地上85mの大仏の胸部展望台からは東西南北が見渡せ、スカイツリーや富士山が見えます。(胸部にスリット状の小窓が3つあります)

この展望台まではエレベーターで昇ります。

胸部の小窓から入口方向を眺望。

こちらは別の窓から見たところ。手前が圏央道、その先に見えるのが「あみプレミアムアウトレット」です。

このあと「あみプレミアムアウトレット」にも行って来ました。





1万㎡のお花畑では四季折々の花が楽しめます。写真は「ケイトウ(鶏頭)」です。

アイスランドポピーやキンセンカなどは花摘みもできるそうです。


関宿城博物館:野田市

2018年02月13日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
「千葉県立関宿城博物館」は千葉県の最北端で「利根川と江戸川の分流点」のスーパー堤防上にあり、平成7年11月に開館しました。

野田市関宿(旧関宿町)は、近世から近代にかけて利根川水運の中継地として栄え、高瀬船や通運丸が往来して賑わいました。

また、徳川家康の異父弟松平康元を藩祖とする「関宿藩」には幕府の要職にある譜代大名が配置されました。



この博物館は「河川とそれにかかわる産業」をテーマに河川改修や水運の歴史を紹介しながら、流域の人々と川との関わりについての資料を展示しています。

また、関宿城や関宿藩の歴史についても併せて展示・紹介しています。圏央道境古河I.Cから約13分で行けます。

昭和55年に関宿町から関宿城復元の要望があり、昭和61年に文化施設(博物館)として設置を決定。61年から3か年をかけて関宿城本丸跡の調査を実施。
博物館は平成5年に着工し、平成7年に完成し、開館しました。
敷地面積は約1.1ha、延床面積は約2,200㎡です。天守閣からは富士山や東京スカイツリーが見えるそうです。

江戸川



関宿水閘門(せきやどすいこうもん)水門はディーゼルエンジンによって昇降する8門のゲートを備え、1門幅25尺(7.6m)、高さ15尺(4.5m)で、利根川と江戸川の分派量を調節する役目をもつものです。閘門は船舶の航行を可能にするために水位を調節する役目をもっています。

ムクノキ(椋木)(ニレ科)落葉高木
ムクノキはケヤキやエノキの仲間で、関東以西の山地や低地に普通に見られます。成長が早くて巨木になりやすく、その雄大な樹形から天然記念物や御神木とされることも多いようです。写真の椋木もかなりの大木です。

掩体壕:茂原市

2018年01月21日 | 気になる物(乗物・建造物・構造物:巨木など)
掩体壕:えんたいごうと読みます。

茂原市本小轡(コグツワ)大字東ノ妻1108-1にあり、市内に11基あるそうですが、この掩体壕以外は基本的に私有地(農地、住宅敷地内)であり、敷地に勝手に立ち入ることができません。

この掩体壕は戦争中に作られた施設で茂原海軍航空基地の零戦などの飛行機を敵機の攻撃から隠し、守るためのものです。
コンクリートの厚さは30~50㎝で、均等ではないようです。

大型のものでは面積365平方メートル、高さ6.7メートルあります。近辺に11基残る掩体壕のうち、写真の掩体壕は茂原市で保存・管理しているものです。
中には入れないようにロープが張ってありました。

以前行った館行市でも掩体壕を見学したことがあります。
「館山海軍航空隊」と「洲ノ埼海軍航空隊」の周辺には40以上の掩体壕が造られ、現在残っているのは、大型の掩体壕の2つ(城のものと、香(こうやつ))だけだそうです。
どちらを見に行ったか忘れました。

<追録:平成30年2月17日>
民有地にある掩体壕を見てきました。





個人所有なので耕運機などが置かれています。