<2日目>
朝食後、一人で周辺を散策。
両神荘の隣にある巨大な建築物「神怡舘(しんいかん)」
埼玉県と中国山西省との友好県省締結10周年を記念して、平成4年5月小鹿野町(旧両神村)にオープン。
平成30年3月に閉館。右肩下がりの入館者の減少が原因のようで、平均すると1日20人位しか入館者がいなかったようです。
四半世紀もよくもったものです。ハコモノ行政の典型みたいな施設です。
周辺ではモミジ、トチノキ、モミジバスズカケノキなどが紅葉。
8:30、宿を後にして全員でバス停に移動。
バス停前の四阿屋山法養寺「薬師堂」を見学。埼玉県内の室町時代建築の特徴を伝える数少ない建造物です。
眼病に霊験があり“目薬師”として信仰を集め、眼病治癒祈願の絵馬などが奉納されています。
山門の両側には仁王像があり、みんなでのぞいています。
すぐ隣には「両神神社」があります。
バスで西武秩父駅に移動。50分位かかりました。
右側の「西武秩父駅前温泉・祭の湯」の新築に合せ、既存駅舎の全面的な美装化を行った「西武秩父駅」。
秩父十三番札所旗下山「慈眼寺」。「め」と書いた絵馬が奉納されおり、目の健康にご利益があるそうです。
明治34年(1901年)に再建された本堂の唐破風の彫刻に圧倒されます。
本堂の左手の紅葉した「メグスリノキ(ムクロジ科)」。樹皮が眼病の予防などに効果があり、名の由来になっています。
慈眼寺から裏道を抜け、番場町へ。登録有形文化財の「小池煙草店」(番場町)など時代を感じさせる建物が点在しています。
番場町通りにある「パーラーコイズミ」でコーヒータイム。
1967年(昭和42年)開店し、52年だそうです。店内は昭和レトロな落ち着ける空間。しばしの休憩の後、「秩父神社」に。
関東随一のパワースポット「秩父神社」。 12月の例祭「秩父夜祭」で知られている秩父地方の総鎮守です。
手水舎(てみずしゃ)。見事な彫刻が施されています。
「御本殿・拝殿」 江戸時代に徳川家康の命により現在の社殿が建てられました。
拝殿に装飾・象徴的につけられた「唐破風」。
社殿には「つなぎの龍」など様々な彫刻が施されています。
こちらは左甚五郎作と伝わる「子宝・子育ての虎」の彫刻
拝殿の「切妻破風」 中央が「懸魚」
「神楽殿」 「秩父神楽」を奉納する舞台
秩父神社に伝わる神楽は「神代神楽」とも呼ばれ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
「秩父ふるさと館」 大正時代に繁栄した秩父銘仙問屋の柿原商店の店舗・主屋と3棟の土蔵。(国登録有形文化財)
道路の拡張で移築・再生したそうです。
現在は土蔵を活かした地域の物産展示販売、そして夜間はお酒(左側)が楽しめる観光拠点にリニューアルされています。
私達は2階にある手打ちそば屋「そばの杜」で「お昼ごはんセット」を頂きました。
おそば、やさい天、麦とろごはん、漬物のセットで1,200円。
昼食後、西部観光バスで秩父札所四番高谷山「金昌寺」へ。
秩父札所の中でも屈指の仁王門。「大わらじ」がかけられています。
「本堂」
本堂回廊右手に祀られている膝に抱く赤子に豊かな乳房をふくませようとする観音様
「石仏の寺」とも言われており、境内には1,300体の石仏が並んでいます。かつては3800体程あったとされています。
バスの時間まで相当時間があったので、周辺を散策し、秩父鉄道「皆野駅」から帰路につきました。
お天気も良く、気持ちの良い旅でしたね。
写真を見ていたら、また行きたくなりました。