「オオニソガラム」(Ornithogalum)は、南アフリカ、ヨーロッパ、西部アジアに約80種類が分布しています。
和名:オオアマナ(大甘菜) キジカクシ科オオアマナ属の多年草(球根)
3~5月に太い花茎の頂部に径3~4cmの星形の花をつけます。日当たりが良い場所を好みます。
和名は「アマナ(甘菜)」(ユリ科)に似ていて花が少し大きいことに由来。
日本在来種のアマナと異なり球根に毒があるので注意が必要。(撮影:小石川植物園)
①「オーニソガラム・ウンベラツム」(O. umbellatum)別名:ベツレヘムの星
今年はフルハウスの庭に一株しか見当たりません。雑草と一緒に刈ってしまったのかも。
「ウンべラツム」はヨーロッパ原産の多年草。花期は4~5月。
直径約3cmの純白の6弁花を茎の先端に多数咲かせ、花びらの外側に緑色の筋が入ります。
1本の茎から数輪の花が咲き、日が陰ると閉じる習性があります。
11月頃に線状の濃い緑色の葉を展開し、その状態のまま越冬。草丈は15~20cmで葉は花後には枯れます。
耐寒性のある球根植物で、分球により盛んに繁殖します。
南アフリカ原産で半耐寒性の②「オーニソガラム・シルソイデス」(O. thyrsoides)
草丈は20~50cm。
花期は4~5月で、花は径2cmの6弁花で花弁の基部は緑色。
花は下から上へ咲き、 白花を長い花穂に密につけます。
南アフリカ原産で半耐寒性の③「オーニソガラム・ダビウム(ドゥビウム)」(O. dubium)
は、オオアマナ属の花の多くが白花ですが、この花色は黄色、橙色、クリーム色です。
草丈は20~30㎝。5月に星形の6弁花が茎の先に固まって咲きます。
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