台風8号が接近中だった8月の第二土曜日、午前中に日本人らしくお墓参り等を済ませた後に訪れました。午後2時頃に到着すると店外に並びはなく、中待ち席も3つが埋まっただけ。その後、配膳までに後続に続いたのは7人で、退店時には、ロット管理の都合もあってか、カウンター席にも空きが見られるような状況でした。店主さんによれば、朝は通常通りの込み具合だったそうですので、皆さん台風の影響を避けようとされたのでしょうね。
大ラーメン(軟らかめ)、大蒜脂。
8分弱の茹で時間だった麺。なお、硬めだと6分弱でした。
もちもちさが際立ち、その形状もあってうどんのよう。ただ、表面には最低限の堅固さを持ち合わせていたので、デロとは違いました。
豚は2つ。
これが本当に出汁を取った後なの?と疑いたくなる位に、しっかりと旨味を伝えていました。
重みのある脂身と弾力のある赤身の魅力を同時に感じ取れた豚。
端っこの部分でした。
スープ。
一口目から、普段よりも醤油感が抑えられた代わりに液体油の存在感が高まっているように思い、時間が経過するにつれさらに円やかさを増していきました。
麺を冷ますために、所謂天地返しをする中で散り散りになってしまった大蒜。食べ進めていても、その影響を感知することはありませんでした。
固形脂は、プルっとした背脂と、肉屋さんから納入された豚を整形する過程で取り除かれたと推測される細かな肉片が混じって。じっくりと奥まで火が入れられてクタっとした野菜との相性の良いものでした。
最後に、とろみを帯びたスープをレンゲで数度口に運んで、およそ12分で完食。店主さんと助手さんにお礼を言い、マシマシコールが飛び交う店内を後にしました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます