梅雨入り直前の6月上旬の平日、最高気温が30度に迫る13時50分頃お店に到着し直ぐに入店すると、カウンターに
は空席がちらほら店内待ち4人といった混雑具合でした。その後5~6人が入店した14時08分に閉店となりました。
大ラーメン、大蒜脂。入店直後店主さんから「つけ麺で良い?」と確認がありましたが、事前に「今日はラーメン」と決
めていたのと生来の天邪鬼な性格もあって「普通のラーメンでお願いします。」と返答しました。
最初に提供された大丼には、豚と野菜と大蒜と脂。
細かく刻まれ、一つ一つの粒が立った大蒜には強烈な辛味が。
脂はフワフワとしてほんのりとした甘みがあります。
噂のほぐし豚は初体験。タレが良く染みて筋っぽさはなく、野菜や麺と一緒に食べるのに丁度良い甘辛さでした。
野菜はもやしがお辞儀している感じの茹で加減。色鮮やかなキャベツは大きめに切られているので甘味を感じます。
麺は丼の縁から少し盛り上がる位の量。
ふっくらもっちりとしながら適度な弾力を持ち、口に含む直前に小麦粉の豊かな風味が香り、口の中では丸みを感じた麺。
大変失礼ながら「あれ、守谷のラーメンの麺って、こんなに旨かったっけ。」と思いながら啜り続けました。
豚は3つ。
端豚は、脂身によってみっちりとした赤身が隔てられ、プルンッという感じで裂ける肉質です。
次の一杯の為にスープで温めておきました。
脂身が少なく見えるものの、赤身全体に細かく脂が存在するかのようにジューシーな豚。
スッと歯が入りました。
パサつき警戒の焼豚タイプも、適度にしっとりしてとても柔らかな豚。
スープは液体油と豚からの出汁による甘さが際立ち、醤油はかなり遅れて控え目に主張する、重厚さが前面に出る仕上が
りでした。
固形脂をお願いしたせいもあるのでしょうか?
端豚を残し10分程で完食し、暫しの休憩。
助手さんからの「次のラーメンは大蒜だけで良いですか?」との確認の後、次ロットで配膳された小ラーメン。野菜と大
蒜が盛られています。
野菜はややシャキっとした茹で加減で、キャベツの比率が高めでした。
大蒜は惜し気もなく。
厚い液体油の層が形成されていました。
スープを纏った麺は火傷しそうな位に熱々。
こちらの麺もふっくらもっちり。今までの「守谷のラーメンの麺は柔らかくフニャッとしている。」という印象は完全に
覆されました。
スープは最初のものより、液体油と円やかさ控え目で醤油を強く感じました。
小丼の麺は、冷ます意味で一旦大丼に移してから食べたので、最後まで比較的プレーンな状態が保たれたからか、コク深
い大丼のスープと醤油が効いたさっぱりとした後味の小丼のスープを飲み比べることが出来ました。
最初の丼が提供されてから18分程で完食。久しぶりに食べたラーメンは期待以上。次回からは、つけ麺とラーメンのど
ちらを選択するか迷いそうです。
追記
翌週の水曜日にも茨城守谷店を訪れ、いつものようにラーメンの写真を撮影していると店主さんより「10周年を迎え、
今後は静かに営業していきたいので、Twitterやブログに載せるのは遠慮して欲しい。皆さんにお願いしている。守谷は
もういいよ。」という趣旨のお言葉がありました。従いまして、これが撮影マナーが悪い等を理由としての私だけに対す
るものなのか、それとも全ての来店者へ共通するものなのか正直判断に迷うところですが、今回をもって、私のラーメン
二郎茨城守谷店に関するSNSへの投稿は最後といたします。
再追記
その後の状況を確認すると、私以外の、以前からブログやTwitterに投稿されていた方々にあっては、変わらず投稿が継続
されていますので、今回の店主さんのお言葉は私だけに向けられたものと判断出来ます。知らず知らずのうちに、重大な
マナー違反を繰り返し、お店に対しご迷惑をお掛けしていたのかもしれません。平成23年3月の初訪問から数え切れな
い程利用させて頂きましたが、このような事になってしまい申し訳なく思います。
従いまして、皆様におかれましては、写真撮影やSNSへの投稿を行うことに差し障りはありません。(撮影禁止になっ
たのか?とのお問い合わせを頂きましたので再追記いたしました。)
現在は、千葉県柏市へ移転したこちらの店主さんに学んだことは、人には相性があるということ。そして、それはどんな
に努力しても変えられないということ。引き続き柏店で働く素敵な助手さん達にもうお会いできないのは、とても残念で
すが、この経験は良い勉強になりました。