越谷店を後にし、南越谷駅から武蔵野線で府中本町駅へ。途中、大國魂神社にお参りして16時54分に店頭に到着すると開店を待つ行列は8人。早速その列に加わり、17時を少し過ぎて開店した直後入店し、店内で待つこと暫し。予想通り、3ロット目で注文の品が提供されました。
小つけ麺、大蒜。開店から配膳まで約30分。
麺丼には野菜と大蒜。今まで食べたつけ麺には無い提供方式です。
テポざるで茹でられた麺は、助手さんの手により水でしっかり締められています。
幅広で薄め形状の麺にはやや縮れがあります。
口に運ぶと、実際のその形状よりも麺の加水率に因ると思われるゴワゴワ感を覚える麺。厚みはそれ程でもないことが理由なのか、その外見から想像される食べ難さはありませんでした。
ピンッと立ったもやしの形状のとおり、野菜はかなりシャキシャキとした茹で加減で、咀嚼しているとそれがほっぺたの内側に突き刺さるような硬さ。
大蒜は少量でも麺やつけ汁の味を変える位の十分な風味を持っていました。
つけ汁には豚。
繊維に沿って裂けて細かく崩れた豚は、コンビーフのように筋繊維の食感が強めに伝わるもの。
つけ汁は、醤油が強めに主張するスッキリとした味わいで、寸胴から掬ったスープを平ざるを通して注いだ後に、残った固形油をお玉で濾すことで生まれた一面に浮かぶ細かな背脂が、その味に重みを添えていました。ただ、あると予想していた酸味の存在を懸命に探すも、最後まで見つけることは出来ませんでした。
麺と野菜をこちらに移して、つけ汁をジャブジャブと。
10分程を要して完食。味の面においてラーメンと同一線上に位置づけられると判断できる、府中店「らしさ」満点の一杯でした。
茨城守谷店と三田本店しか行ったことが無い頃からずっと訪れたかった府中店の私との相性は、残念ながら、2回共期待していたほどではありませんでした。人生もラーメンも巡り合わせとタイミングが大切で、時には諦めが肝心だ、と教えられたのだと勝手に解釈しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます