6カ月振りのラーメンを食べ終えると一旦退出し、券売機で再度食券を購入して暫しの間店外の待ち椅子に座って待機。その後、店主さんからの呼込みで再度カウンター席へ。汁なしをお願いしようとすると「つけ麺作ってあげようか?」とのお誘いを頂いたので、素直にご厚意に甘えることとし、100円硬貨2枚を食券に添えました。
大ラーメン、大蒜+つけ麺。
麺丼。
後で店主さんから400g程度あったと聞きました。「無理しないで残しても良いよ。」と言われた時には既にほぼ全てが胃の中に。
水でしっかりと締められたことで弾むような噛み応えを身に付け、ラーメンのものとは180度異なった食感に変化。
つけ汁をたっぷりと。冷たい麺が温かなつけ汁をたっぷりと絡め取ります。
つけ汁丼には、野菜と豚と大蒜と固形脂。
豚は既に原形を留めていないもの。
一旦サルベージしました。
つけ汁に浸かっても中までタレが染みていることが分かる、ほぼ赤身でワイルドな食感を伝える豚。
真っ先に筋繊維質の特徴が飛び込んでくるも、歯で圧を掛けると直ぐに崩れてしまう軟らかさでした。
しんなり野菜にはたっぷりとつけ汁を纏わせて。
ラーメンの時よりも液体油の層が厚いことに加え、固形脂が溶け込んでしまったこともあってか、油が強めに主張する温かいつけ汁。正直一口目ではつけ汁の特性が分からなかったのですが、何度か口に運んでいると、ようやくお酢による酸味を感じ取ることが出来ました。ただ、それは仄かに感じられる程度なので、良い意味で二九六らしさが保たれたままでした。ラーメンとつけ麺の両方を提供しているお店で、つけ麺にラーメンの面影があまり感じられないと、そのお店でつけ麺を食べる理由が見いだせなくなる気がしてしまいます。ですので、その店らしさが感じ取れる範囲内で味を変化させたつけ麺が提供されて欲しいと願う私には、丁度良い具合でした。
固形脂。
粒が大きめの大蒜は多め。
9分を要して完食。驚くような味の違いがある訳ではないのですが、ラーメンを美味しいと思った店舗でつけ麺を食べるのならラーメンの延長線上につけ麺がある、という形を望む自分にはピッタリの一杯。聞くと店主さんも、あえて大きな違いを生まないようにしてつけ麺を提供していると話されていました。続々とお客さんが店舗側に列を形成し、あっという間にその数が10人を超えた頃、忙しく厨房内を動き回る店主さんにお礼を言い退店しました。
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