10月中旬の日曜日、臨時営業が行われた日のことです。前日夜にtwitterで告知されたので、空いているだろうという目論見は見事に外れ、14時25分に到着すると行列は15人。並び始めて直ぐに、店主さんからの指示なのか行列整理係の助手さんの独断なのか判断がつきませんが、複数人で訪れた人達の連席に対応する為、数人を追い抜く形で列を進んだことで、都合20分弱で入店することとなり、その10分後にラーメンが配膳されました。
大ラーメン、大蒜脂。
8分程鍋の中を泳いでいた麺。
表面はツルっと滑らか。
持ち上げると、大部分を小麦が占めほんの少しかん水かな?、という印象を受ける香りが漂いました。
この日は、もちもちさよりも弾力に富んだ性質に寄った特色を持っていました。
艶があり、しんなり気味の茹で加減の野菜。麺と一緒に食べるのに最適の仕上がりでした。
一噛み二噛みで繊維がほどけるように崩れて軟らかい赤身と、パンパンに張ってプシュッとアブラが飛び出す脂身。
細かなサシが均一に入りムチのようにしなやかな肉質の赤身。
一口目で「濃いな」と声が出そうになったスープ。それは豚由来の旨味が潤沢に含まれていることが理由であろうと思われ、醤油の特徴が徐々に現れてきても、終始厚みのある甘さが先行する味わいでした。
とても細かく刻まれ、スープに溶かすとその味を大蒜色に変えてしまう影響力がありました。
葱や豚が混じった固形脂。
約11分で完食。最近、混雑度合いが増しているのが新メニュー汁なしが登場したからだけではない、と断言出来る一杯を食べ終え退店しました。
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