1月下旬の平日夜のことです。仕事を終えると職場を出立し、お店への到着は19時50分となり、19人で形成された行列の最後尾に。ロット毎の人数の関係で、直前の3人組を飛ばす形で後続に12人が続いた20時21分に入店し、20時30分にラーメンが配膳されました。
なお、件の3人組は、並び中楽しそうに、他の二郎の特長を報告し合った後、野菜マシマシや脂マシマシ等とコールの練習に余念なく。次ロットの彼らが実際にどんな対応をするのだろうと、麺を啜りながら注目していると、本当に「脂マシマシ」と。すると、助手さんが「うちは、マシマシやってません。」とピシャリと返すと、シュンとなって。流すかなぁと想像していました
が、きっぱりと否定して驚きました。
大ラーメン、野菜大蒜脂。
麺。
10分弱の茹で時間だった麺は、約2分を要して6つの丼に割り振られました。
盛り上がったものは、表面がねばっとしてほほの内側に吸い付くよう。一方、スープに浸って飴色に染まったものは、弾力があってコロコロと舌の上を転がるよう。どちらにも共通するのは、
もちっとして食感を有していたこと。
スープに混じることなく胡椒と唐辛子を楽しみます。この時、重ね丼で提供されることの有難みを実感します。
少しだけ歯応えを残しつつ、全体的にはしっかりと火が通って、しんなりとしていた野菜。
豚。
トロトロとした脂身を従えた赤身に、強めの噛み応えを持っていた豚。
タレが奥まで染みた、荒々しい肉質の、ゴロゴロとした様子の豚。
ひっくり返すと。
スープ。
甘みを伴った醤油の塩気がじんわりと口の中に広がった後、その味わいはスッと蜃気楼のように消えました。そのことから、脂と豚が旨味を支えるも、それを主に構築していたのは、調味料、
特にみりんだろうと。
スッキリとした後味で、帰路は体がぽかぽかと。
カリッという音を発した大蒜。
ほぐし豚によるザラザラとした舌触りの中に、とろんっとした背脂が主張していた固形脂。
およそ15分で完食し、そろそろ次々ロットの麺上げに取り掛かろうかという店主さんと、列整理中の助手さんにお礼を言い、13人の行列を横目に退店しました。
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