庭園美術館の続きです。
友人達から、2度・3度行ったことがあると、何人の方からも言われました。
そうなのね、私はこんな素敵な美術館があることを、ついテレビを見るまで知らなくて、とっても残念なことをしました。
もっと空いている時に、ゆっくり来たかったな~と思います。
どちらも 「アンリ・ラパン」の花瓶です。1925年頃のものです。
正面から写すと天井の灯りが写ってしまって駄目ですね。斜めから写せばいいのでしょうか。
アンティークなガラス工芸品は、ガラスケースの中に納まっていました。
3匹のペンギンの置物は、ロイヤルコペンハーゲンです。1902年の日付がありました。100年以上も前の作品です。
左は殿下の書斎です。戦後吉田茂元総理の公邸として、この館が使われた時にも、書斎として使われた部屋だそうです。
右の部屋は入り口までで、奥の部屋は公開されていませんが、姫宮様の居間ということなので、どんな部屋なのか見たいですね。
若い女性の部屋らしい雰囲気は伝わってきます。
2階の殿下の寝室と妃殿下の寝室の間に、このバスルームがあります。昭和初期なのにシャワーも設置されていますね。
窓の外側が、ベランダと言っていますが、外ではなくサンルームのような、廊下のような細長い部屋でした。
右の写真は、玄関のすぐ左側の部屋ですから、たぶん来客の待つ部屋かまたは応接室だろうとな思われます。
大きな中庭には、たぶんパーティーの時には開放してくつろげる雰囲気になっていました。
水がはってあるのは、池かまさかプール? 中庭には出られませんでしたので、よく分かりません。
正面玄関の外に出て、あらためて振り返ってみると、やっぱりお屋敷ですね。 個人のお宅とは格が違う立派な館でした。
さて興味深いお庭もまた楽しみ。 約面積が1万坪もあるという広さ、本当に広~いお庭でした。
日本庭園には立派な茶室もあります。
外国のお客様を接待するのにも使われた茶室。
広間、小間の他に立札(りゅうれい)と呼ばれる椅子式の茶席も、ガラス戸越しに見られました。
西洋庭園には数々のオブジェが配置されていました。まさに庭園美術館です。
芝生の広場では、家族連れがお弁当を広げてピクニックを楽しんでいました。
春には華やかな草花や、日本庭園には沢山の山野草が見られそうです。
吉田茂元首相公邸として使われた後も、迎賓館として使われたこともあったようです。
今は東京都の美術館として一般に公開されていることは嬉しいことです。
貴重な文化財として、大切にしたい建物と庭園でした。
庭園美術館のホームページを見ても、休館の期間が明示されていませんでしたので、ボランティアの方に伺うと、2年半後だとか。
建物の修復だけでなく、展示室やラウンジなどの機能を備えた別館を新築するのだそうです。
2年半後~それまで元気でいられるでしょうか。
かなり先のことですが、リニューアルした新しい美術館をぜひまた訪れたいと思っています。 (完)