極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

重力ピエロ (2009) 119分

2010-02-11 16:56:13 | 日本映画(DVD・TV)
重力ピエロ 特別版 [DVD]

角川エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る



 泉水と春は、優しい父と今は亡き美しい母の愛情に包まれて育った仲の良い兄弟。兄の泉水は遺伝子の研究をする大学院生。一方、街中で落書き消しの仕事をしている弟の春。彼らが暮らす仙台市内は、頻発する連続放火事件に揺れていた。あるとき春は、放火現場の近くに必ず謎のグラフィティアートが描かれていることに気づく。事件との繋がりを直感した春は、泉水を誘って夜の街で張り込みを開始するが…。


 DVD ★★★☆


 原作を読んでいるので、あの原作の世界をどんな風に料理してくれてるか楽しみでしたが、小説としてはありえても、やはり映像にしたらありえない・・・ありえないけどありえる?(笑)やはりとても刺激的な映画でした。

 概要文に「氏より育ち」って書きましたが、春がああいう方法を選んでの自己批判したのならば、やはり「育ちよりも氏」かな?とも思います。そしてあのラストシーンまでの平穏な雰囲気は原作を読んだ時にも感じたものですが、やはりちょっとなぁって思いました。

 もちろん、カツラは許せるんですが(笑)あの父親の決断も原作を読んだ時も感じたことですが、やはり世間の常識とはかけ離れているとは思います。ただ、そこを否定してしまってはこの映画をまったく楽しめないので、あの難しい父親役を小日向文世がうまく演じていました。そして、ストーカー役の夏子もなかなか可愛かったんですが、もう少し彼女をいかして欲しかったかもです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピンクは品切れらしいです(笑) | トップ | 7つの贈り物 (2008) SEVEN... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画(DVD・TV)」カテゴリの最新記事