逆ソクラテス 伊坂幸太郎著 集英社文庫

逆ソクラテス (集英社文庫) 伊坂幸太郎 集英社

　逆転劇なるか!?　カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える（逆ソクラテス）。
足の速さだけが正義……ではない？　運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが（スロウではない）。
最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも（アンスポーツマンライク）。


イマドキの小学生を主人公にした5作品収録されている短編集です。
こんな小学生がいるか？などという事は言わないようにしましょう（汗）

　小学生が主人公でも伊坂ワールドは健在で、なかなか面白いですし、登場人物たちがみんな魅力的です。
映像化してほしいところですが、これが小生意気な子役が演じたら・・・ほとんどギャグかもしれません。

　私は伊坂幸太郎の作品を、文庫化されたものはほとんど読んでいますが、5本の指に入る・・・って、ちょっと褒めすぎ？（笑）