10月になると必ず聴くアルバムがある。
東京キッドブラザーズの『十月は黄昏の国』
このアルバムは1975年6月に上演された
東京キッドブラザーズのフォーク・ミュージカルのオリジナルキャスト盤。
(映画でいえばオリジナルサントラ盤)である。
柴田恭兵や坪田直子の初舞台の作品でもある。
そして加川良と小椋佳がこの作品のために楽曲提供もしている。
加川良はカメラマン役で舞台に参加もしている。
冒頭に流れる加川良の語りがいい。
東京キッドブラザーズ 「テーマ:愛は雨に」 台詞=加川 良
「下宿屋」の語りもいいけど、個人的にはこちらの方がもっと好き。
小椋佳が作った「海を背負えば」や「それでも夕焼け」を加川良が歌っている。
加川良としては他人の作品を歌うということは珍しいのではないだろうか。
年に一度、10月になると聴きたくなるアルバム。
別に他の時季に聴いてもいいのだけれど
やっぱり10月=黄昏のイメージがあるから、聴きたくなるんだろうな。
今年も10月になってから何度も聴いた。
聴くたびに思う、全然色あせていない。
それどころか、逆に新鮮に聴こえる。
こういうのがやはり名盤なんだろうな。
東京キッドブラザーズのコーラスも迫力があっていい。
ここに柴田恭兵も参加している。
聴いただけではわからないけど・・・。
昨日の雨もすっかり止み、今日は天気が良さそうだ。
夕日がきれいに見えるかもしれない。
東京キッドブラザーズ 「十月は黄昏の国」