フォークソングなどで一番多く使われているワードは何か。
それは、僕は「風」だと思う。
風/はしだのりひことシューベルツ
風をあつめて/はっぴぃえんど
恋は風に乗って/五つの赤い風船
風になりたい/吉田拓郎
風の街/山田パンダ
風を感じて/浜田省吾
空を飛ぶ鳥のように 野を駆ける風のように/松山千春
夜風の中から/中島みゆき
埠頭を渡る風/松任谷由美
風と落葉と旅びと/チューインガム
今、思い出した「風」が付く曲名だけでも軽く10曲はある。
吉田拓郎は、70年代前半を「風の時代」として歌っている。
♪あの頃の流行唄は 心もよう 神田川
若さだけは大事だね そんな風景
※吉田拓郎「風の時代」からの1節
肺炎を患って入院。
退院してからは散歩以外、不要不急の外出はしていない。
家族以外の人とも話していない。
少しストレスがたまりそう。
先日の土曜日の午後、体調が良かったので久しぶりに中古レコード屋さんに行った。
店主さんと約1時間ぐらい雑談。
12月に東浦町で「懐かしのレコード鑑賞会」を企画している人にもお会いした。
風の時代を感じる中古レコード屋さん。
この空気が好き。
僕の心に風が運んできた。
風がはこぶもの。
風とは、あの頃の空気かもしれない。
あの時代への僅かなタイムスリップ。
狭いレコード屋さんの空間の中で
僕の心は癒され、元気がでる。
回顧趣味だけど心の栄養剤にもなった。
風がはこぶもの/本田路津子